見出し画像

人は「問われる立場」に立つと急速に成長する

「人は問われる立場に立つと急速に成長できる」だから積極的に問われる立場に立つ機会を求める

これが私の信条です。


文章を発信したり、勉強会を開催したり、講師として登壇する機会を得ると必ず「問われる立場」になっていきます。この立場こそが圧倒的な速度で自分を成長させてくれます。

多様な人たちから幾度も「問われる」ようになると、急速に言語化が進むこととなる、というか、言語化を進めざるを得なくなるはずです。


常に思考を言語化していく習慣を持っていなければ「いきなり問われても的確に答えることができない」という、格好悪いこととなります。

巨大なプレッシャーを感じるから「恥をかかぬよう」日々、アンテナを立て、思考を巡らさざるを得なくなるのです。


つまり文章を発信したり、勉強会を開催したり、講師として登壇する、といった機会があれば、たとえ実際に問われていなくても仮想的に「他者から問われ続ける自分」を意識せざるを得なくなるのです。

この環境が自らの思考を促し、言語化を推し進めてくれるはず。

たとえ仮想的にではあっても、他者との関わりを意識すると、緊張感を持って日々を過ごせるようになるでしょう。


ところで話は変わりますが、国際政治や軍事の世界では「仮想敵国」という言葉が用いられますね。どんな国家でも仮想敵国を想定しています。想定する敵が存在するからこそ(緊張感を持って)日々、戦略や作戦の立案をできるようになるのでしょう。

たとえば1920年代から30年代にかけてアメリカは「カラーコード戦争計画」や「レインボー・プラン」を立ててたわけですが、計画の中で具体的な仮想敵国を想定したからこそ「相手がこう出てきたら、このように対応する」といったようなシミュレーションを膨大な回数重ねて、戦略、作戦を精緻に検討できるようになりました。

もしも仮想敵を作らなければ「なるようになるだろう」「出たとこ勝負で」といったことにしかならず、間違いなく緻密さに欠ける、適当な思考に留まることとなったはず。


ここまでは国際政治、あるいは軍事の話ではあります。ただ、ここまでの話を(多少、むりやり感はあったとしても)「仮想的に、一戦を交える立場」としてのアナロジーを働かせるならば、「いつ、誰が、どんな攻撃(質問)を仕掛けてくるか分からない」から、平時においても兵棋演習(図上演習、机上演習)をするが如くに「こう問われたら、こう答える」的な考えを四六時中、回し始めるようになる、のではないでしょうか。

こうした日常生活におけるトレーニングを経て、思考と言語がより厳密に、精緻に、なっていくのです。これは実際に私(鮒谷)自身が長年、毎日のように人前に立ち、あるいは不特定多数の人に発信してきたことを通して感じていることです。


こうした「問われる場づくり→日常の鍛錬」こそが、思考する力、ならびに言語化する能力を大いに高めてくれることに寄与する、そんな風に感じていますし、ここ、noteを用いた情報発信も、ある意味で「仮想的な問われる場」としても機能しているようにも思われます。


(以下、続編記事となります)

今日も人生とビジネスを楽しみましょう!メルマガ登録(↓)もお待ちしています!

人が読むメルマガ『平成進化論』にて【意思決定の基準】についての更新記事を毎日お届けしています(こちらをクリックして、今すぐ無料で登録頂けます)。もちろん、いつでもお好きなときに解除可能です。

この記事が参加している募集

noteのつづけ方

頂戴したサポートは新たな体験のための投資に充てさせて頂き、体験を経験化させた上で(=教訓化→言語化させた上で)、アウトプットするための費用とさせて頂きます。いつもありがとうございます。