【ふなログ598】作家の「アイデア」創造に学ぶ、来年に向けたテンションの上げ方
■
師走最後の週。
最終コーナーを曲がりました(笑)
ラストスパートです。
■
しかし、今週末の日曜は元旦です。
「年末か年始なのか?」は、
1日いや1秒以下の紙一重の違いにしか過ぎません。
終わりが始まり、始まりが終わっただけに過ぎません。
X'masを終えて、
仕事納めして大晦日まで
あとは「消化試合〜♪」にしてしまう人が「多数派」だと思いますが、
そんな「多数派」に逆らって、こんな時だからこそ・・・
■
今年一年で
達成できたこと達成できなかったこと、
チャレンジできたことチャレンジできなかったこと
どれだけ、自分の世界観を拡げることができたか?
を振り返る絶好のチャンスです。
■
いわゆる「棚卸し」ということですが、
ただ過去を振り返るだけではただの「懐古主義」、
感傷に浸るだけなので、
未来に繋げる創造的な「棚卸し」をしたいところ。
しかし、そんな未来に繋がる
「想像力」「創造性」は一定の緊張感があるからこそ、
導き出されるものです。
■
緊張感がない「創造」は有り得ない。
緊張と弛緩。
この二つの往復があるからこそ、
「自分の人生」という物語は静かに力強く駆動していく。
■
そして制約があるからこそ、
「創造性」が生まれるのも同じ。
時間、お金といった諸々のリソースが限られて、
潤沢でないからこそ、
「そんな中で、どうすれば実現できるのか?」
を必死で知恵を絞って考えることができるのです。
「窮すれば通ず」という言葉の通りです。
■
とは言え、
逆に「窮すれば鈍する」「恒産なくして恒心なし」
とも言われるように、
財産や職業がある程度安定していなければ、
健全な精神を保つことは難しく、
そこから「創造性」を産むのも難しいのも事実です。
■
そのため、
健全な精神を保てるだけの環境、
リソースを整えつつも、
その有限性を自覚して最大限に活用していく。
いま、
「自分の手元に何が在るのか?」
を知ることが重要です。
■
その中で、
自分が生きたい未来に持っていきたいものを決める。
そうでないものを手放していく。
そんな取捨選択の連続の中で、
「創造性」を発揮して荒唐無稽な目的、
そこに向かう物語を組み上げていくことができます。
■
取捨選択から考えるに、
「創造性」とか「アイデア」って、
いわゆる「針の穴」のようなものだと思うのです。
僅かな小さな一点を集中的に通し切るようなイメージ。
『ドラゴン桜』の著者である三田紀房先生の
数年前に行われたセミナーの音源収録を最近改めて聴いたのですが、
「アイデアとは、針の穴のようなもの」
と言われている部分がありました。
作家として、
漠然とした「アイデア」というものを考えても
漠然としたものしか浮かんでこない。
■
そうなると、
「アイデア」が浮かばない自分の能力を疑い始めて、
そんな自分を傷つけてしまい、
作家人生に幕を閉じてしまう作家が沢山居るのでは?
と仰っていました。
だから、
三田先生は自分を傷付けるような言葉を使わないようにして、
「そういうことは、そもそも考えないようにする」
とも仰っていたところが、とても心に刺さるのです。
■
一年を締めくくり、来年の抱負は・・・目標は・・?
立てても忘れちゃうようなものしか見えないのでは?
と不安になってしまう場合は、
いまの自分が持っているもの、できるもの、
人間関係を振り返って、その中から心が動く
「針の穴」のような
小さな一点から考えてみるといかがでしょうか?
テンションはむしろ、
そういった小さな点から上がっていきます。
■
私は、
会社員のエンジニアのお仕事は今日で仕事納め、
業務委託のインストラクターのお仕事は明日で仕事納めですが、
来年以降に繋げる棚卸しと仕込みを
弛まず年末年始も続けていきます。
もちろん
「荒唐無稽な目標を語って、それをやり抜いちまおう会」
を年始にやりますので、その件も含まれます。
■
それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?