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【ふなログ682】閉山日の富士登山&下山レポート!いつもと違う登山を楽しんできた。


昨日は、
今年2023年最後の富士登山チャレンジでした。
今年5回目登山にして、4回目の登頂を果たしました。


そして、9/10(日)の閉山日でした。
閉山日の富士登山は、どんなことが違うのだろうか?

・山小屋の大半閉めている(富士宮ルートで開けているのは、六合目と九合目五勺のみ)
・登山客が、割とガチ勢の割合が多い気がする
・午後の下山時、ほとんど登山客とすれ違わない(夕方に、若干すれ違いましたが、彼らはどこに行くんだろうか?)
・ブル道(ブルドーザー専用の道)にブルドーザがほとんど通っていない
・山小屋を畳んで掃除している場面を見ることができる

昨日、私が登山&下山して感じたことでした。


一番キツかったのは、
山小屋の大半閉めていることでした。

昨日は富士宮ルートからの登山でしたが、
営業している山小屋が
六合目にある2軒と九合目五勺の1軒のみでした。

つまり、
補給とトイレが
六合目と九合目五勺でしかできない。


トイレだけは山頂でも営業(300円)していましたが、
六合目(2,400m)から九合目五勺(3,600m)までの
約1,200mの間は、水の追加購入も食事もできず、
トイレで用を足すこともできません。


私の場合、山頂までの登山時は
500mlのペットボトルを4本空けるので、
持参していたボトルを全て山頂まで空けて、
下山時の九合目五勺で2本追加購入しました。

ちなみに、通常ですと
山頂で自動販売機が置かれていて、
そこでも飲料(500円)を購入できますが、
閉山日は見事に撤去されていましたので、
山頂での水分調達も不可。


あと、休業していた七合目の山小屋で、
ちょうど、
トイレ?のような仮設の小屋を
ブルドーザで移動しているのも見ました。
写真を撮っておけば良かったですね・・・


あと、当然と言えば当然ですが、
割と閉山日は富士登山経験者が多かった気がします。
明らかに準備不足のような
格好をしている人も見かけることもなく、
会話の中で「去年登った時は・・・」
みたいな言葉もよく聞きました。


不思議なことに、
やっぱり外国人(西洋系)の人達は荷物を殆ど持たずに
軽装で平気で山頂まで登っていたりしていました。
「もし天候が荒れたら」とか考えないんでしょうかね・・・(批判している訳ではなく、価値観を知りたいだけ)

ダウンジャケット着て荷物を全く持たず、
私よりも速いペースで、
ひょいひょい登っている女性も居ました。
腿の筋肉がマジで凄かったですね。


順不同ですが、
山小屋を畳んでいる場面にも、いくつか遭遇しました。

山頂の富士吉田側では、
「山口屋」と「扇屋」という山小屋が2軒あり、
富士宮からの山頂から、例によってお鉢巡りで訪れると、
ちょうど畳んでいるところでした。

神社は早々に閉めていたらしく、
山小屋は看板を下ろしたり、部屋の中を掃除していたり、
普段見られない光景でした。

一つのシーズンの終わりを見るようで、
ちょっと寂しい気持ちにもなります。


よって、昼に登頂してから
昼ごはんにラーメンを頂こうと思っていましたが叶わず。
ほとんど食事せずに、
登山&下山していたことになります。
→下山した後、少々胃の調子がよくなかったです


そして下記、登山&下山の状況です。


5:20に自宅を出て、
6:50頃に富士宮側の水ヶ塚駐車場に到着。
そこで自家用車で降り、
家族には富士サファリパークに向かってもらいました。
(1日富士登山で留守にする交換条件)

7:00発の五合目行きのシャトルバスを待つも、
7:15頃に遅れて到着。
8:00に五合目から登山開始しました。


五合目から六合目まで到着し、
ちょっとだけ水分補給して新七合目(約2,700m)を目指す。
新七合目は山小屋休業、その後の元祖七合目(約3,000m)の山小屋も休業していました。


そして、
元祖七合目から八合目に向かう途中、
7月に娘と1回目の登山した時に、
断念して引き返した場所に着きました。


ここ、覚えています。
娘が高山病にやられて引き返した場所でした。

その翌月、
また娘とプリンスルートと
御殿場ルートで登頂したのも思い出しました。

色々な想いを抱えながら、さらに登りました。


八合目(3,250m)到着。
ここの山小屋も休業。


この時点で11:00。
登山開始から4時間経過していました。
ここまで、ほぼ予定通り。
12:30の登頂を目指します。

九合目(3,460m)到着。11:40でした。
ここも休業。ひっそりと静まっていました。

若干ペースに遅れが。
熱射と少々酸欠でバテてきたようです。
心拍数も162のままで、
休憩しても150あたりに下がるのみ。


そこから九合目五勺(約3,600m)到着。
ここは意外なことに営業中でした。


すでに12:25でした。ペースが明らかに落ちました。
7月に比べて2kg減量できたのですが、
身体が重いんですよね(笑)。
下山は「重さ」で速く降りてやる。

富士宮ルートでキツいのは、
段差の激しい岩場と
急勾配の砂混じりの坂が混在していることです。
特に後者は、私は結構苦手。
途中の木の段差もまたキツいです。


そして、山頂に13:20到着!!
今年4回目の登頂。
ついに、1シーズン4登山ルートの登頂を達成しました。


富士宮側の山頂はすでに休業。
ここで、すぐに下山するかお鉢巡りするか・・?
悩みましたが、
やはり、
性懲りも無く「左回りでのお鉢巡り」を決行しました。

途中、富士吉田側の山頂で、
山小屋を畳む光景に遭遇。


ここでは、
過去何度かカップラーメン(1,000円)をご馳走になりました。
これもまた感慨深く、
畳む光景を靴紐を締め直しながら眺めていました。


そのまま、お鉢巡りを続行し、
火口付近の金明水を眺め、さらに急な坂道を登り、
剣ヶ峰に到着して
例の如く撮影しました(もう恒例ですね)。


と、そこに「片手袋」を発見!
これを落とした人はどのような状況だったのか?



街に落ちている「片手袋」を見つけて、
落とした背景と場所の関係、
人間模様を類推したりして分類する
「片手袋マニア」という人が
「片手袋ツアー」というものを開催しているのですが、
街だけでなく富士山頂にもあるんです。

「人が生きるところに、片手袋がある」
というのは本当ですね。。


と、無事に下山できる時間が迫っているので、
さっさと下山開始。

すでに「冬季閉鎖」と書かれた看板を横目に、
山頂から降りて行きました。
八合目までの勾配がきつい。。

思えば、富士登山は八合目から上が正念場で、
「よくこんな所を登ってきたな」
と感じながら下山しました。


八合目から御殿場ルートに
トラバース(斜面を横に歩く)する道があると聞いていたので、そこを進みました。

しかし、、、、
斜め前に木の階段があったのが
御殿場ルートまで続く道だったのですが、
ここで、なぜか私はそのまま下に降りてしまったのでした。
(ここ、注意です!絶対に真似しないでください)


ここ、ブル道じゃないか。やばい。
しかし、
砂でフカフカした急な坂道を
引き返す体力と時間は残っておらず、
そのままブル道を駆け降りるしかありませんでした。

閉山日で、ブルドーザが通っていないブル道を・・・

もしかしたら御殿場ルートの七合目まで抜けられるのでは?
と思いましたが、甘かった。
道は反対方向に折り返すようになっていました。


道の向こう側に目を凝らすと、
富士宮ルートの元祖七合目(3,010m)の山小屋が見えたので、
迷わず、そこまで駆け降りました。
(本当は通ってはならない道ですが、、)

思っていた通り、
富士宮ルートの元祖七合目に合流。御殿場ルート目指していたのに、
何やってたんだろう??
しかし、このまま富士宮ルートを下山することにしました。


ちなみに、
このルートの下山道は、急坂で岩が多く、
慎重に降りないと怪我をしやすい場所です。

ぶっちゃけ、ブル道降りた方がラクなのでは?
と思ったりしますが、我慢ガマン・・・
先ほどは間違えてしまいましたが、
富士登山&下山愛好家(マニア)として、
ワザとルールを破るなど御法度です。


17:40に水ヶ塚駐車場で
家族にピックアップする約束なので、
山頂から2時間で、富士宮五合目に到着し、
17:00発のシャトルバスに乗らなければなりません。

間に合うか・・・?
写真を撮る余裕もなく、かなり速度を上げて降りました。

六合目の山小屋では、
休業前に山小屋の人と登山客で盛り上がっていましたが、
私は参加する余裕もなく。。

六合目から五合目まで疾走しました。


が、バスが目の前で出発してしまったんですよね。
ああ、まさに漫画のような場面に。
次、18:00発なので1時間後。
涼しくなり人気のないバス乗り場でぐたっとなりました。


ご想像通り、
バスで下車した後は怒られ帰宅しました(笑)。

しかし、2時間で空腹のまま下山したせいか、
下山中に頭痛に襲われ、
途中で回転寿司屋で真っ先に頂いた
味噌汁が旨いこと旨いこと。。

五臓六腑に染み渡りました。
日常を少し離れたり、
当たり前のものが当たり前でないことに気付く時、
日常生活が、愛おしく有り難く感じるものです。


そして、今年5回登山し、4回登頂した富士山が閉山。
今回辿ったルートも載せます。

大っぴらには言えませんが、
途中で大きくルートを逸脱。
本当はもっと右に向かうはずでした。

もっと減量して、時間に余裕を持たせて、
今度はしっかり右を目指して、
富士宮登頂からの御殿場、宝永山経由の富士宮下山
を目指したい。


そして、一合目からの登頂を、
山梨側と静岡側の二方向から
目指すことも考えています。

そんな2023年の富士登山を、ここで締めくくります。


それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。

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