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ぼくが葬儀屋さんになった理由:新時代

葬儀現場から経験した出来事や家族の絆を感じられるエピソードを中心に物語形式で発信して参ります。「葬儀の仕事を選んだ使命と人との繋がりの物語」
ここでしか語らない葬儀業界の現状や課題も掲載いたします。「購読者の方は終活・相続サポートを会員価格… もっと詳しく
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記事一覧

葬儀に参列しなかった「喪主様」

葬儀担当者を行っていると、様々な状況のご遺族に出会います。 全く予想のつかない状況の方と…

トラウマを払拭する方法 「長い時間を掛ける」ことではなく「向き合う」

過去のトラウマを抱えている人は意外と多いと思う。 他人から見ると、大きいものから小さなも…

葬儀業界で生きるために先輩に教えて頂いたアドバイス①

僕は18歳の時、高校を卒業して葬儀業界に飛び込みました。それまでアルバイトはしたことがなく…

難しい『親子関係』①

世の中には親子関係で悩んでいる人は、本当に多い。 自分もその中の一人でした。 特に自分は…

「難しいでは済まされない」家族経営会社の親子関係

家族経営を行っている会社は本当に難しいと思っている。 自分自身もそのように言われることも…

感じてしまった「冨安親子の弱点」

子どもの頃は父親に似ていると言われると、複雑な気持ちが多かった気がします。 おそらくどの…

「心の闇」と向かい合う辛さと勇気

最近、自分自身と向き合うセミナーや本(自己啓発本)が増えてきたなと感じています。 実際に自己啓発本の市場は2016年の時点で約9,000億円と言われており、1989年の時点からの市場は約3倍になっています。 それだけ「自分自身を保つ・確立すること」が大事であると思いますが、これは本当に難しいことであると私は思っています。 私は自分自身を全く確立できずに、社会人人生を過ごしていました。 人は弱点だらけの生き物 どれだけ称賛をされている人物でも「弱点」や「悪い行いをして

経営者の息子・娘は本当に羨ましい存在なのか?

昔から思っているが、そもそも親子関係というものは難しい。 恐らくとんな家庭環境でも難しい…

新人時代の衝撃「JR福知山線の脱線事故から15年」

新型コロナウイルスで世の中が混乱している中ではありますが、昨日はJR福知山線事故の慰霊祭の…

人には「いい意味」で期待しない

東京に来て、2ヶ月が過ぎました。あっという間な気もしますが、内容はかなり濃く、尊敬する方…

地元名古屋に対する印象

東京に出て1ヶ月半が経過しました。あっという間の時間で、私にとっては既に1年以上経過をして…

葬儀担当者のプロ意識

お葬式の現場に携わっていた頃、おじいちゃんおばあちゃんありがとう、といお葬式だけではない…

家族葬の本当の意味を知る。喪主1人のお葬式

最近、お葬式の中でも家族葬という言葉を聞くことが多くなり、こじんまりとしたお葬式が流行り…

人の「死」に向き合う覚悟⑴死と葬儀が「日常」になる

人の「死」を初めて感じた時僕は葬儀業界に18歳で飛び込んだ。この歳になるまで、身内に不幸があったことはなかった。 ある意味、僕は恵まれていたのだろうと思う。 一方中学生の頃、立て続けに学校の生徒が亡くなるという悲しい出来事も経験している。 当時は生徒会役員だったこともあり、生徒代表として立ち会うことも多かった。 中には父の経営する葬儀会館で葬儀を行ったこともあった。 その中には仲良くさせてもらっていた友人もいた。不幸を聞いた時、本当に悲しかったが、僕なんかの悲しみよりはるか