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「自立」とは頼れる人・もの・ことを増やすこと

僕は自立という言葉が嫌いだった。
この言葉は父がよく使用する言葉であり、自立とは「何をもって自立なのか」が父の話を聞いててもよくわからない。

親からすればいつの時代も子は自立できていないと思われるらしい。

思わず「自立」という言葉の意味を調べてしまった。

自立とは、他者からの支配や助力を受けずに存在すること。

このような記述があった。

これを自立という言葉の意味とするのであれば…

「絶対に無理(笑)誰もできないじゃん」と思ってしまった。

自立という言葉が僕は苦手・嫌いでしたが、ある本を読み「自立」の意味が実は違うのではないかと教えてもらい、気が楽になりましたので共有となります。

自立とは「非常に強烈な言葉」

自立とは「他者からの支配や助力を受けずに存在すること」

インターネット上でこのような記述を見かける。

誰からの支配を受けず、誰にも助力を受けることなく存在する。

この意味を見た時に「これはほとんどの人間ができないのでは?」と思ってしまった。

会社を経営するのも、従業員・取引先の力はどうしても必要であり、一人でできることはたかが知れている。

家庭を持っている人であれば、育児、炊事。洗濯などを分業で行い、夫婦で支え合い協力しながらお互いに家庭を支えている。

自立という言葉が「他者からの支配や助力を受けずに存在すること」という意味でしかないのであれば、
一人でネットなどを駆使して仕事を行い、一人で生活をしている人以外は「自立」できていないことになる。

僕は非常に生きづらい言葉だなと「自立」という言葉から感じてしまった。

だからこの言葉は本当に苦手だった。

強い言葉は「勇気」にもなるし、人を「潰す」言葉にもなる

誰もが「強い人」になれることはできない。

つくづくそう思う。

一番身近な家族である父の言葉は
「力強い」
「勇気を与える言葉」
これは間違いない。実際に多くの勇気をもらった。

一方で父や影響が強い経営者は「弱い人」の気持ちがわからない人たちだと思っている。

本人たちが強すぎる考えの人だから「基本的に弱い人の気持ちはわからない」

僕は20代の頃、まともに父の言葉と向き合えなかった。

だから一部を「受け流す」考え方を身につけた。そうでなければ「自分が持たないこと」をこの言葉から勉強させて頂いた。

自立の「別の意味」

父がこの自立という言葉を多用するので、僕は特にこの言葉に意識がいってしまい、僕はしばしば心が不安定になることがあった。

父は心が強く、考えを基本的には曲げない。
それが世間の「常識であっても非常識」であっても。

普通の人なら非難されることでも、父であれば何故か世間から許される。

20代の頃はこのことが全く納得できなかった。
そんな理解ができない人から自立という言葉を言われると、昔は非常に腹が立ったし周囲の人間がおかしく見えた。

しかし、自立とは「頼れる人・もの・ことを増やすこと」という言葉を「冒険の書」という書籍で見かけた時、僕の心は非常に軽くなった。

一人の人として、多くの人・もの・ことにふれあい、多くの繋がりを持つことが「自立」である。

本来の自立という意味がどちらが正しいのかは僕にはわからないが、僕は「繋がりこそが自立」という言葉を多くの人に伝えていきたい。

そもそもみんながみんな強ければ誰も苦労はしない。
だからこそ、人は多くの繋がりが大事であると僕は思う。



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