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スマホアプリゲーム関連分析サイト

分析と一口で言っても目的用途によって無数のサイトでツール提供や調査データを取得する方法があります。どれも「あったらよさそう!」と思えるものが多く悩ましいところですが、大きくどんなものがあるのかを整理してみました。

1:競合分析ツール

自社アプリの競合と捉えてるゲームの売上状況やダウンロード、ユーザーデモグラフィック、広告出稿状況や実際に競合ゲームがどんな施策を実施しているのかを調査できるツールです。

App annie

世界中のアプリマーケット情報を集約しており情報量は圧倒的。主に提供されている機能はAppStore、Google Playといった主要ストアのランキング推移、ダウンロード数や収益予測、実際にアプリがどう利用されているか(ユーザー属性、利用時間、起動回数等)といった内容です。

800万以上のアプリと数千のウェブサイトからデータ取得されています。

おおよそいくら広告予算投下すれば、ランキング何位くらいが狙えそうか、競合視しているアプリはどんなユーザーに使用されており、自社でも狙うべき層はどこか、といった戦略考案に使用されます。

こちらのレポートもトレンドを抑えるのに非常に参考になります。

App ape

こちらも、競合アプリのダウンロード数やアクティブ数、売上予測といった分析が可能です。アプリ端末単位で情報取得しているので、ユーザー(端末)単位でダウンロードされているアプリやプレイ時間等の把握が可能です。現在日本、韓国、アメリカ、インド、インドネシア、イギリス、ドイツをカバー。

同社が提供しているこちらのApp Ape labでは調査データや、開発インタビューなど役立つ記事が掲載されています。

SensorTower

アメリカの調査会社Sensor Towerの提供サービスです。ニュースメディアの情報引用元としてよく見かけます。ゲーム会社の利用もさることながら、新興市場チェックしているアナリストやVC、あるいはパブリッシャーに利用されている印象です。

ダウンロード、収益、広告状況の分析などが行えます。

Spicemart(LIVEOPSISに名称変更)

売上、ダウンロードランキング、アプリ基本情報も見れますが、より深く競合アプリの実施した施策が確認できるツールです。ガチャ、ログインボーナス、イベント内容をこと細かに収集しています。

競合アプリが毎月どんなガチャを何本、いつ配信しているのか?売上が伸びたタイミングで投下されたイベント内容は何かを調べたいといったニーズに対応したツールです。

2:自社分析ツール

App annieやApp apeでも見られる情報がありますが、自社アプリゲームとなると、イベント単位での参加人数、ステージごとの進捗状況、ユーザーの下落率、ユーザー単位での課金金額、課金商品と細分化データを見ることが必要となります。

ゲーム内容によって見たい項目、またイベント構成が異なる為自社ゲーム用のカスタマイズが必須となるため、ダッシュボードツールを導入し、各ゲームに即したツール使用を行っている企業も多いのが実情です。

Re:dash

分析結果をわかりやすく可視化し共有するBIツールです。例えば、ログインしているユーザーを新規、既存、カムバックに分けて毎日推移を見たい、といた項目を表示させ、運営改善の役に立てるといった目的で役立てます。

Tableau

こちらもBIツールです。マニュアルも日本語化されているため導入検討はしやすいかと思います。

3:ゲーム市場全体分析

既に開発するゲームやターゲットが決まっている場合は、1の競合分析ツールで詳細ターゲットの分析に重きを置く形になると思いますが、その前段階として、構想しているゲームジャンル自体ニーズがありそうなのか?海外進出行う場合にマーケット規模はどうなのか?といった際の市場全般の分析データ提供者です。

ゲームエイジ総研

40万人のユーザーパネルに基づいた調査データ提供を行っています。サイトにて調査事例が公開されています。


エフイズム・ネット

スマホだけでなくコンシューマーゲーム含む、ゲーム全般やアニメ業界の調査データが提供されています。

各ツール用途も全く異なるので、事業フェーズにより必要なツールの導入検討が必要になります。日々機能追加や新ツールも続いているので継続的にウォッチしていこうと思います。


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