見出し画像

ヘパリン1週間でお腹は点だらけ オビドレルみたいな注射針‥アザとシコリと痛点と

不育症の治療で、ヘパリン自己注射を1日2回打つ生活が3か月続いています。
ヘパリンを予定している方に向けて、最初の1週間で感じたことを共有します。杉WCの場合になりますが、他のクリニックの方も参考になる部分があれば幸いです。

私はアスピリン+ヘパリンを妊娠36週までと言われています。


① 胎嚢確認後に予約→ヘパリン講習

・移植日から1日1回バイアスピリンを飲み続ける
胎嚢確認後(5w)すぐに電話してヘパリン講習の予約を取る

治療初診当日の流れ

7階で診察/体重/血圧/採血3本
(お昼 1時間)
 ↓
8階で助産師さんからヘパリンの指導/実践

私は5w4dで治療の初診予約が取れました。助産師さんから注意事項の冊子を渡されて指導を受け、実際に1回刺す。「医療従事者の方?」「手慣れていますね」とか、褒めて伸ばしてくれます。

診察や体重・血圧測定、採血はその後も毎回あります。ヘパリンの講習、うちはちょうど夫が海外出張でいなかったのですが、夫婦で講習を受けられます。ここで一緒に受けておけば、刺しにくい部分は旦那さんに刺してもらえるようで羨ましいです。

会計・時間

37,560円

計3時間ほど
私は午前最後の枠だったので、クリニック側のお昼休憩1時間を挟む形になり、新横浜滞在は計4時間くらいでした。初回は時間がかかりますが、次回から短いです。

翌日以降の流れ

・翌日から自宅で1日2回の自己注射
・翌朝の注射後、クリニック(助産師さん)から確認の電話がくる
・最初の1か月(妊娠5〜8w、6〜9wあたり)は週1の通院でヘパリンの副反応チェック
…稀に血小板減少がみられることがあるそうですが、何も出なければその後は月1の通院。私は8wの次の通院が12wでした。

② ヘパリンの注意事項

オビドレルみたいな注射針

ヘパリン。オビドレルみたいな印象の注射針。

ハイリスク妊婦なので運動はダメ

ヘパリンを打っているとハイリスク妊婦らしく、運動(ヨガ、水泳、マタニティービクス等)を避けるよう注意がありました。2時間以上の歩行は出血の原因になるとか。「散歩も積極的にする必要はない」と言われ、なるべく安静にしています。

保管方法

直射日光を避けて室温で保管。冷所・暗所で保管する必要はない。
→出先で打つ日もありますが、要冷蔵じゃないです!

③ ヘパリン注射を刺していい場所

ヘパリンを始めてから最初の2か月は主にお腹に刺していましたし、助産師さんも腹を推奨しています。(週数が進んでお腹が大きくなると、勝手に太もも、お尻に刺すようになっていますが)

ヘパリン1週間分

渡されたもの一式
・ヘパリンカルシウム瓶
・注射器
・針箱(これに入れて医療廃棄物を毎回返却します)

● ヘパリン皮下注用5,000単位(0.2ml)を12時間ごとに皮下注射

細かい注意事項は講習で教わるのでざっくり。
(1)注射の内筒を引いて薬液と同量の空気(10の目盛り)を入れたら、針を瓶に刺して空気を押し出す
(2)瓶から薬液を吸う
(3)注射器を瓶から抜いたら、爪で弾いて気泡を上に集めて調整(10の目盛りにする)
(4)30〜45度の角度で打つ

刺していいのは赤いところ(杉WC流)

↑杉WC流は刺していいのが赤いエリアですが、注射針が違うと、製薬会社のパンフレットに示された注射部位は少し違うようです。

刺していい場所(製薬会社のパンフレット)

④ 最初の1週間の感想

アザとシコリ

アザとシコリは避けられませんが、刺す場所がなくなっていくからなるべく作りたくないところ。

ポイント: 同じ部位に注射するとシコリができやすいので、針の刺し跡、青アザ、シコリが消えるまでは同じ部位に注射しない。5cm以上間隔をあけるようにする。

(当時のメモより)
・刺した部分はアザになるか、うまくいっても刺し跡(赤い点)が残る
1週間でお腹の皮膚は点だらけになった
・刺した直後に強く抑えるとアザが小さく済むのだとか
・アザが集中すると皮膚が硬くなって(シコリ)刺す場所を探すのが大変になった

痛点

痛みの有無で薬剤の効果は変わらないので、痛くてもそのまま刺して早く終わらせるのが精神的によさそうです。先輩ヘパリン戦士は「痛点ガチャ」と言っていたので、痛点でもそのまま刺していたのだと思います。

私は注射がめちゃくちゃ苦手で、少しでも痛くないように打ちたくて‥。勝手に表面痛点(皮膚表面の痛点)、内部痛点(刺した後にぶつかる中の痛点)と名付け、痛点をかわすスタイルで攻めています。絶賛スランプだけど。

(当時のメモより)
・表面に少し針を刺して痛っ!と思ったら表面痛点だからすぐに抜いて、痛点じゃない位置を探して刺し直すと痛くない

・表面痛点は避けられても刺した後、内側で針が痛点(内部痛点)にあたると痛いし、大きいアザになる。刺していく途中で「これはアザになる」って分かるけど、助産師さんに聞いたら痛いからって引き返すものではないらしい

針を刺す道で出血しなくても、針を抜く道で出血してしまうことがある

以上、最初の1週間の記録でした。
1か月打った後の記録はこちらです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?