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次々と移植の恐怖を知らされる

翌日、ラッキー先生に紹介してもらった新しい甲状腺の病院、アース病院に行きました。

やっぱり、甲状腺の病院は凄く混んでいるけど、アイアイ病院に比べたらまだだいぶマシでした。

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そしてアース先生が説明してくれたのは、だいたいラッキー先生が見解していたことと一緒でした。

私には、強過ぎる薬が処方されてたらしきこと、それから、甲状腺の薬は強いから、普通は飲み始めて半年くらいはこまめな経過観察のため、数週間置きくらいの通院が必要な事。何かあったら、すぐに相談した方がいいと言う事。

本来ならば、ちゃんと合った薬を処方して、それを飲めていれば体のためなのに、合わない薬は毒のようなものだったということ。

アイアイ病院は、確かに忙しいんだろうけど、質問も聞いてくれなかったし、何よりまだ飲み始めにも関わらず、半年分の薬を渡されておしまい。とんでもなかったなと。まさか、甲状腺の薬が悪さをしているなんて思いもしなかったし。

そして、こんな反応もラッキー先生と一緒でした。

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だけど、続けてアース先生から言われたのは、ラッキー先生にやんわりと言われた治療ストップした方がいいという言葉の本当の意味を、ぐさりと私に教えるものでした。

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本当にこれを聞いた時、怖かった。

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アース先生の話を聞きながら、気が遠くなる想いでした。

信じて通っていた、頼っていたオタククリニックが、時折感じていた通り、とんでもないクリニックだったのをまじまじと思い知らされました。

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そもそも、トラケの手術をしている私は、流産後の手術がとても難しいものらしく、大変な事になるから、それだけは注意してほしいと手術の主治医から言われているのです。

とは言われても、妊娠は結局無事、生まれるまではどうなるかはわからないけど。

でも、アース先生が言うには、数値を見れば一目瞭然らしいし、100%と言われてしまうくらい、流産する可能性が高い今の状態での妊娠を、オタククリニックは無理に進めようとしていたのです。(院長はトラケの手術をよく知り尽くしているのにも関わらず)

やっぱり、成功報酬のためなのか、後でだめになっても妊娠さえしてもらえば占めた物って考えなのか。

不妊治療は、自由診療扱いで高額なお金がかかります。

それはこういうこともあるんですよね・・・

実は、このとんでもないクリニックが、本当にとんでもないクリニックだったことが社会的に証明されることが、後々起こるのですが、それはまだ後の話です。

帰りのバスで車窓の景色を見ながら、凄く悲しい気持ちになりました。

アース先生からは、たぶん3~4ヵ月から数ヶ月は、治療はストップしておくようにと言われました。数値を見て、大丈夫そうになったらOK出しますと。

そして私は、この甲状腺の薬で体を悪化させてしまったことにより、心臓の薬を飲むことになりました。

家に帰って、すぐにオタククリニックに電話をし、このとんでもないことになっている事情を話し、次の予約はキャンセルしてほしい事、移植も当分ドクターストップが出たと言う旨を伝えました。

そっけない受付の人は、いったん院長に話しに行ったっぽいけど、院長は結局電話口には出ず、受付の人からの「わかりましたとのことです」と言う台詞で終わりました。


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