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ホラーアイコンの一人、キャリー(1973)を見た。

キャリー(1973)を見た。スティーブン・キング原作の映画。
あらすじは以下。

いじめられっ子の女子高生キャリーが、ある時超能力に目覚める。狂信的なキリスト教信者の母に疎まれ、いじめも激化していく中、卒業パーティーで彼女の積怒が爆発。そして、その超能力が悲劇を起こす。

S・キング原作の映画との出会いは、小学生の頃に見た「ミザリー」。
当時、何故か頻繁に放映していた記憶で、毎回物陰に隠れて震えながら見てた。当時、最も恐ろしいものだった。

それから「シャイニング」「ミスト」を見て、、、。今他にも見たことあるのかなーと調べてみたら「ショーシャンクの空に」とか「シークレットウィンドウ」とかもS・キングなのか・・!幅広ォ。

キャリーを知ったのはTiktokの切り抜き。
クライマックスの、血を全身に浴びて炎の中ゆっくり階段を降りるシーンを見て、こんなホラーアイコンがいるのか、と興味を持った。

で映画を見て、、、やっぱりクライマックスのシーンの迫力がすごかった。

恨みや怒りで顔を歪めるのではなく、ほぼ無表情だけど目だけかっ開く、イッちゃってる怖さ。喧嘩とかでも感情を表に出す人より出さない人のほうが怖いと感じるけど、それに近い。感情は人間的だから、その感情が出ないとより得体の知れないもの感がでるんだろうな。

ドレス姿で全身に血を浴びて、髪がベトーとペッタンコになって、手の不自然な角度、あのフォルムが、怖い超えてカッコいいまであった。

あと、キャリーが使えるのが、超能力っていうチョイスが良いよね。現実でも有り得るかもっていうライン。(1973年はよりそう感じたのかも)

とはいえ、完全なホラーではないところが良い。S・キング原作の作品は多分ほとんどそうだと思うんだけど。
ちゃんとストーリー性、エンターテイメント性があって、面白い。

1973年の映画だからか、音響が分かりやすいというかリアリティが無く、コミカルに感じられる部分もあった。ナイフが手から抜かれる時「スポン!」みたいな。スポン!とは言わんやろっていう。そういうツッコミを入れながら見れるのも良いよね。

結末も少しあと引く感じで良かった。


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