甘く苦い思い出…

高校生の時に
初めて付き合ったイケメンの彼氏

自信のない私は
なんで私と付き合ったんだろ?
なんて思ったり…

でもね、
彼は私をかわいいと言ってくれた
初めての人で

すこーしずつ自分は自分で
いいんだって思えてきた
恋のマジックってすごいね

2年半くらい付き合ったかな

地下鉄で待ち合わせして
初めて映画を見にいくあの日
もうドキドキで💕
揺れる電車でぶつかる腕
その腕をどうしていいか
分からなかった…

彼のバイクのうしろに
またがってあちこち行き
時には
頭がいい彼から勉強を
教えてもらったり
彼のお姉さんとお話ししたり
単身赴任で時々帰ってくる
気さくなおとうさんと話したり
トンカツが好きな彼に
作ってあげたり
音楽が好きだった彼から
グリーンディやレッチリ、GLAY
漫画も好きで「はじめの一歩」
「稲中」もよく読んだなー
自分が知らない世界に
触れてることが新鮮で
ただただ一緒にいることが
幸せだったし、
大好き過ぎてその想いが
溢れ出ていた私
恋は盲目状態よ…

月日は流れ
彼が考えてることが
分からなくなったり
高校を卒業して
会う時間が少なくなると
ますます不安になったり
その想いを伝えてみても
「別に…」

私が先に就職が決まり
そうするとさらにすれ違いが生まれてく
彼への気持ちは変わらなくても
なかなかその思いは通じない
彼の気持ちも分かりにくい

バイト先は同じ建物で
帰りを待ったりしても
なかなか会えなくて
休憩室で見かけても私を避けたり
そんなことしているうちに
魅力的なバイト先の
大人の男性に惹かれるようになり
私は、自分の心の変化を伝えた
返事は「そう…」

暑い夏のある日、別れた

お付き合いしたバイト先の
五つ上の彼は
私の気持ちを受け入れてくれて
とても大事にしてくれた

それでも友だち伝いに聞いた
元彼の私への思い
知らなかった、早く言ってよ
なんで私に伝えてくれなかったの?
胸が苦しくなるような想い

高校生のどこかぎこちない
すれ違いの恋
自分の気持ちが優先で
身勝手だった恋に
こうして月日が流れ
三児の母になり
その娘も恋に夢中になった
もうすぐあの時の私と同じ年になる

友だち付き合いも恋も同じで
相手を大切にする想いを
持って接して欲しいなと
思うのである…

ま、全て経験
こんな苦い経験も今となっては
甘く切ない恋の思い出

今の旦那さんは
まるっと私を受け入れてくれる
どんな私も近くでそっと見守ってくれる
自分の嫌なところも
まー、○○だからと言って
許してくれる

色々経験したからこそ
その感覚が心地いい

蘇ってきた思い出
いつか娘に話す時が来るかな


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