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七五三…着付け師の想い

着付け師をしていると
幸せな場面に遭遇する

11月は七五三

親御さんがお子さんのために
依頼をしてくださる

ありがたいことに
去年よりも今年は倍以上のご依頼を受けて
祭日週末とあちこちのお宅へ
訪問しては次々とお着付けをする

どの子も似合った着物で
みんなちがってみんないい❤︎

自分で選んだのーって
誇らしげに話してくれる子もいれば
不安そうな子もいる

でも、着付けていくうちに
だんだんと表情が明るくなっていく
様子がたまらなく好きで
この仕事の醍醐味を味わってる

いそいそと自分の支度をしながら
着付けて行く様子を
微笑ましくみてるお母さん
着付けていく様子を興味深げに
みているお父さん
あなたも支度してね
と妹の髪を結いながら声掛けるお母さん
邪魔にならないように下の子達の
面倒を見るお父さん

みんな役割があっていいなーって
微笑ましい

出張着付けの醍醐味その2
楽ちんなこと
みんながリラックスしてること

いつも訪問すると「助かちゃった」って
言ってくれる
美容院で着付ける場合
出掛ける前の支度の支度をしなくちゃ
いけないからね。
自宅だとテレビを見ながら
おしゃべりしながら
気持ちがリラックスして表情もいい

にしても
お母さんはみんなの様子を
同時に見ている
あー、私もそうだな分かる分かる!
心の中で呟きながら
着付けをしている(笑)

今日は主役!
この時を楽しんで欲しいといつも思う
大抵兄弟児がいるからこそ
主役になれる時は決まっている
だから
今日この時を楽しんでって
いつも声を掛けて失礼する

これが私の仕事の流儀ってやつかもな

これは
七五三に限らずで
着物を着る時ってだいたいイベント
依頼してくださる方は普段着の方はいない
お祝い事が殆ど
時に喪服の時もある

いずれにしても
ご自分か家族か大切な人の人生のイベント
の為のお支度
今その時を充分に味わって欲しいなっ
て思う。

という真面目な私の想い
2022年秋



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