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動員が少ないと嘆きながら、実は誰も集客に真剣に取り組んでいない不思議

販売員のみなさん、お疲れ様です。
昨日までの三連休、お店はどうでしたか?

予想以上の動員があったり、多くのご来店に備えた準備が足りずにチャンスロスしたお店もあれば、

初日は「初日だしね…」、
中日は「中日だし、遠出かな」
最終日は「最終日だし、家で過ごしてるのかな」

この言い訳をコンボしたお店もあるのではないでしょうか。こちらの場合は、集客を頑張らないと先行きが不安ですよね。店頭の販売員が一番、そしてもう十分感じているはずです。

集客って誰がするの?

店前通路を歩くお客様に、その場で入店していただけるかどうかは、販売員のパフォーマンス力にかかっている部分が大きいと思います。VMD、ディスプレイ、商品整理、フォーメーション、スタッフの雰囲気などです。

しかし、それ以前に「そもそも人が歩いていない」「年々動員が減っている」場合は、販売員の主な仕事の範疇ではなくなってきます。関心はあって良いのですが、予算を割けるわけでもないですし、メインの職務は他にあるはずです。

では、お客様にまずお店がある場所まで来ていただくには、誰が何をどうしたらよいでしょうか?

報告書に「前年より動員が少なくピークが弱かった」と書いて終わりにしていませんか

週報などの報告フォーマットはどこもだいたい書くことは同じです。売れたときは売れたものと売れた理由、売れなかったときはその理由を書くようになっています。

売れたときは、お客様から見聞きした事実が書けると思います。しかし、売れなかったときはどうでしょう。

例えば「館動員・入店が少なかったから売れなかった」場合、「どうして少なかったのか」まで事実に基づいた報告が上がらないことが多いです。書いてあっても、ありがちな想像の範囲で済まされています。

お客様がどうして来なかったのか、どうして買わなかったのかを、事実に基づいて測れるのは最前線の販売員のはずです。客数減理由を、想像ではなく実情を把握して、どうして欲しいのか、然るべきところへ伝える必要があります。

では、集客依頼・相談は誰に?

前述の通り、「集客」は販売員のメインの業務にはなりません。スタッフのインスタやスナップで集客をする動きはありますが、施策の1つに過ぎません。それでも一番リアルな情報を取れるのは販売員です。

そこで考えてみたいのですが、毎回の週報を提出している先は、どこで、誰が読んでいると思いますか?

その方たちは、ご自分のお仕事のメインは何だと思って働いているように見えますか?外から見るかぎり、メインが「集客」に関してではないことは、なんとなく分かると思います。

ここで気がついた方もいらっしゃると思いますが、会社の中で、「集客」についてひたすら考えている人で、現場と繋がっている人が、実はいない場合がほとんどなのです。

あなたの会社に、集客をとにかく頑張っている方はいらっしゃいますか?いなければ、改善されるはずもないですよね。

販促と繋がるか、みんなでちょっとずつコツコツやるか

最前線の販売員が正しく検証し、情報を報告する必要があるのはもちろんですが、その先を選ばないと情報の持ち腐れに終わります。

集客について危機感を持っている店頭の販売員から対策案を上げ、会社で対応してもらうのが良いと思います。

イベント関連では、おそらく販売促進部という部署がありますから、そこの人と繋がって意見を反映した施策を打ってもらうのもひとつの手です。直でなくても、意見を届けてもらう工夫はできるはずです。

思いつきのようなレベルでは業務が煩雑になるだけですが、データをもとに提案すれば無視されることはないと思います。

このように、気づける人と対策を打てる人が違うケースは、仕事の役割のつけ方で時々起こる事例です。気づいていることは、伝え方と、伝える相手次第で大きく変わります。諦めず、進んでいきましょう。

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