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【工場見学 画像21枚】毛糸ができるまで@深喜毛織株式会社

明治20年創業のフカキさん(深喜毛織株式会社、大阪府泉大津市)にお訪ねして「毛糸ができるまで」を見学させていただきました。

レポ第一弾として今回はまず、毛糸ができるまでの工程を画像でお見せしていきます!

この建物の裏に、工場があります。工場の屋根はノコギリ型にギザギザで、よく陽が入って効率的だそうです。そういう理由だったんですねー!

そしてこちらの袋の中身が毛糸のもとの「毛」です。

もふっ。

これをこうして少しずつの束にして

この装置で細かくして、タンクに蓄積し、混ざり方を確認したりします。油分を入れるときはここで入れたりするそうです。

次に、この束を糸にしていく工程です。

ここから、ひとつのレーンで細長いものにするまでを行います。

まず、毛束がローラーに巻き取られていきます。

巻き取られたものが薄く伸されて出てきます。

薄く伸したものを重ねていきます。

これをまた巻き上げます。

巻き取ったものを細くカットします。イメージは蕎麦。

細長くしたものを巻き取って

このレーンは終了です。

でも、ここまでだと細長くなっただけで撚っていないので、引っ張ると解れて、切れるというか2つに分かれてしまいます。

糸にするため、撚る機械にかけます。
「撚る」とはツイストをかけるようにねじり合わせて、ほつれないようにすることです。

その機械がこちら(ロールの色はベージュに変わっています)。

大きなロールから「細長いもの」をよじりながら棒に巻き取り(サラッと書きましたがすごい装置です。動画を別途どこかでUPします)、「毛糸」にします。

そしてこのアメリカンドッグ状のものを大きなロールにしていきます。

(最終形は、上画像内上部にあるようなロール)

ここではアメリカンドッグ6本分くらいを1つのロールにしていくのですが、黄色い丸の中にアメリカンドッグを刺して機械にセットし、そこから銀色の装置が巻き取っていく仕組みです。

アメリカンドッグ1本が終わったら継ぎ目は結ぶの?と思いきや、それでは商品に結び目が出てしまうので、この銀色の装置が空気で繋いでいくそうです。すごい。

こうしてできたロールがいわゆる「毛糸」として編み機にかけられる状態で、ニットに使用できるようになりました。

いかがでしたか?

ニットや編み物はなんだかほっこりとしたイメージですが、今回拝見した「毛を毛糸にする工程」は、超メカニックでした。

機械のお値段などはお聞きしませんでしたが、全ては良いものを早くつくるための投資なのだろうと推し測っていたら、帰り際にこちらが目に入りました。

素晴らしいです。
社内でお仕事中の皆さまも明るく迎えてくださって、良い雰囲気でした。

他にもたくさんお話を伺ったので、今回の「毛糸ができるまで」以外にも、改めて書きたいと思います。

それではまた。

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