フェイフェイが教えてくれない香港本:その5・ひりひり賭け事アンソロジー わかっちゃいるけど、ギャンブル!

この本は別に香港の為に借りたわけではない。
図書館のパソコンで『寺山修司』で検索したら出てきたので何とはなしに借りてみたものだ。
様々な人のギャンブルに関するエッセイが収録されているのだけど、その中のひとつ、遠藤周作のパチンコエッセイ内に香港要素があったのだ。

本誌*をみるとパチンコは今、台湾や香港にも進出しているそうだが
*編集部注:「王様手帖」(アド・サークル)のこと

『ひりひり賭け事アンソロジー わかっちゃいるけど、ギャンブル!』P28より

え、マジで? 香港って賭博禁止法とかなかったっけ?
ギャンブルないからマカオ行くんじゃないっけ?
法律で禁止なのは韓国だっけ?
ちょっと調べてみた。
まず今の香港にはない。台湾の台北以外にはさびれたパチンコ屋がいくつかあったとかヤフー知恵袋には書いてあった。

また、香港市場に上場するパチンコ企業というのは数社存在している。理由は日本で上場しようとしたら三点方式周りで却下されたので、なら海外で上場しようという話らしい。

韓国では2000年ごろにパチンコが上陸し、2006年に賭博禁止法で全廃した。

うーん、これはどうも遠藤周作さんが御存命の時(おそらく昭和)の話で、根付かなかったんだろうな。
このエッセイは王様手帖(アド・サークル)という誌への寄稿のようなので、発行日は……

1963~2018まであった雑誌のようだ。長生きだな……
もうちょっと深堀りしてみる。

「競馬とパチンコ」(「王様手帖」H1.4にも掲載)
おっ、このタイトルだ!
平成元年4月号かあ。となると1989年あたりの話か。流石に自分も知らない年代だ。
香港にもパチンコが僅かながらに進出していた時代もあったんだな……思わぬところで勉強になった。

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