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「お兄ちゃん、なんだか少し具合わるい。」

「どうしたの？お汗で気持ち悪いのかい？」

「お塩のレモンが飲みたいの。」

「困ったね。今日は二人で、お留守番。ぼくが作ってあげようね。」

汗かき妹、ふうふうと、肩でお息をし始めた。

あったよ、あった。レモン果汁。

蜂蜜、お塩と揃い踏み。

「待っててね。もうすぐ出来るよ、ほら出来た。ごくごく飲んじゃいけないよ。一口一口、ゆっくりと。」

からりと氷の音がする。

「お汗も拭いてあげようね。少しは楽になったかい？」

妹にっこり微笑んで

ソルティレモンのコップ越し

「ありがとう。優しいお味、大好きよ。」

「良かったね。少し、お昼寝するといい。」

カーテンふうわり涼やかに

木々の緑も鮮やかに

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