実録創作怪談集2

こんにちは、てつしです。
今日も怪談ウィークやっていきましょう。

僕はとある郊外に住んでいるんですが、たまに友達が遊びに来た時など、「暗くて怖い」とのお言葉をもらうことが多いです。
あんまり街灯もないし、怖いのはわかるんですけど出るったって野生動物だろうと思ってしまいます。共感性のなさ。
でも熊とか出たら怖いな。猪も怖いかも。狸はギリかわいい。

さて、そうした怖さがどこから来るかというと、「こ

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豚汁野郎Aチーム

どんな場所どんな相手だろうと、万難を排して豚汁を食べさせるAチームの活躍を描く、痛快アクションドラマ。
元は軍隊の食糧班だった豚汁野郎たち。つまみ食いの濡れ衣を着せられてお仕置き部屋にぶちこまれたが脱出し、潜伏しつつ真犯人を捜している。
その一方、得意料理の豚汁を誰かに食べさせたくて、注文に応じて各地で豚汁を振る舞う活動も続けている。真犯人が見つからなかった場合はこの活動が社会奉仕として認められて

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実録創作怪談集

こんにちは、てつしです。
今日は「時間差で怖い」話。
さらに、今週は納涼スペシャルウィークと洒落込もうと考えています。

と、いうのも僕がたまにボランティアをしているフリースクールでお化け屋敷の準備なんかしていて、季節感があっていいなあと思ったので。

最近あっついですからね。なんか24節気に絡めようと思ったんですが大暑(一番暑い日)で7月23日だそうです。おかしくない?
とはいえ暑いし、これから

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吉。大吉より出やすいですが、これもレアです。おめでとう。

ちがうの!⑥

「お母さんに言って、おもちゃの箱にラベルはってもらったらいいよ。おもちゃの住所ね」

みはやちゃんのぬいぐるみが言うと、ニコちゃんは元気よくお返事をしました。

「はーい!これはー、ここでー、これはー?」

ニコちゃんがふりむくと、プリンを食べおえたみはやちゃんが、走ってきました。

「だめー!わたしのなんだから遊んじゃだめー! 」

みはやちゃんはそう言って、コトちゃんのところへ走っていきました

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ちがうの!⑤

みはやちゃんのぬいぐるみは、プリンを吸い込むと、ぴょんっと机からとびおりて、おもちゃのお部屋にかけていきました。

「まてー」

ニコちゃんは、みはやちゃんのぬいぐるみをおいかけます。

「まてまてまてまてまてー
あれ?」

おもちゃのお部屋に入ると、散らかっていたおもちゃが見あたりません。

「あれれれー? おもちゃなーい」

ニコちゃんはお人形をさがします。

「あったー」

大好きな絵本をさ

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ちがうの!④

ニコちゃんはプリンに話しかけます。

きみはどこからきたの?
ぷるぷるしてるよ
きらきらしてるよ

カップから お皿に こんにちは
なんでそんなに ゆれてるの?
ゆるゆら ゆらりん
フラダンス?

スプーンでつついたら
はずかしがって にげてくよ
おいこらまてまて
にげないでー♪

「いらないの?」

となりから声がきこえたとおもったら、そうじきみたいな音が聞こえました。

『ズゴゴゴゴゴゴ

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門番。その後

ダメよ。

ここはダメなのよ。

入っちゃダメなのよ。

お仕事してるんだからね!

え?

前も言ってたの?

そうなの?

ふぅーん。

友達になる?

え?もう友達?

じゃあ、おしゃべりする?

歌うたう?

そのひと

だれですかぁ?

ここは〜、

だめですよぉ。

え〜?

おともだち〜?

じゃ〜あ、いっしょのおともだち?

あのね〜

おにわでね〜?

ひとりになっちゃってさみし

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死にたいと思ってる人へ

私と彼女が出会ったのは彼女が旅立つ6年前。
バイト先に彼女が入ってきたことから私と彼女の交友関係が始まった。
第一印象背の小さいお姉さん。面白さは私のツボだった。
でも彼女には闇があった。
人間には大なり小なり心に闇が存在する。
彼女の闇は後に彼女の命を奪ってしまうほど大きな闇だった。

初めは喫煙所で話すくらい。
私も心の闇を持ったいたので案外すぐ打ち解けることができた。
だからと言ってバイト先

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ちがうの!③

おうちの中に入ると、ニコちゃんとみはやちゃんは、おままごとを始めました。

『ガラガラガラガシャーン』

ニコちゃんはおやさいや、くだものや、ほうちょうのおままごとセットを箱からひっくり返しました。

「今からシチューつくるからねー。まっててねー」

ニコちゃんがじゃがいもを切ります。

「グツグツグツグツ、はいどーぞ」

「いただきまーす。むしゃむしゃむしゃむしゃ、あーおいし!」

みはやちゃん

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感受性が鋭いのは得か損か。

損得ではない事は分かっている。

だが現実は感受性が豊かな個人がそのまま生きるのは難しいと思うのだ。

柔らかな心のまま生きるのが困難なのを身に沁みながら成長するのが普通なのではないか。

少なくとも 私はそう思ってきた。

だから傷つかないよう、本心は言わず隠してきた。

でも今思う。

今の子どもたちもそうだとしたら?

大人になった私は子どもたちに同じように生きなさいというのか?

工夫が無

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