こんにちは。駅家町にある花屋flowershopHAKKAのあまのひろみです。

暖冬と言われる今シーズンの冬ですが、それでもやはり寒い日はおうちから出たくないことも…

切花とは違う楽しみがある球根の水栽培

新年が明けると、寒くてもお花屋さんの花は一気に春モード全開です！
スイートピー・ラナンキュラス・アネモネ・フリージア・チューリップ・菜の花などなど。比較的手軽に買える安価な切花が色とりどりにたくさん出回ります。お花屋さんにとっても、とても楽しいシーズンの一つです。

そんな中でも切花とは違った楽しみ方が出来るのが、球根の水栽培です。部屋の中でも水栽培なら切花と同じ要領で楽しむことができます。また、球根系のお花は開花すると香りが良いものが多いので、それも楽しみの一つです。

育て方・飾り方

秋に球根を購入して冬越して開花させることも出来ますが、毎年１月ごろから根や芽がある程度出た状態で切花と同じような扱いで出回る球根もあります。「秋に買うのを忘れていた～」という方もこの時期からお手軽に飾ることが出来ます！
また、土入りの鉢で買ってきて、土をすっかり洗い流して水栽培にすることも可能です。

秋購入の球根は、一旦暗く寒い場所に置いておき、根が出るまでは球根のお尻まで水につけておきますが、すでに根が出ているものは根が水につかっていたらOK。専用の花瓶がなくても、小さなコップや少し深めのお皿ならごく少なめにお水を張って飾っても大丈夫。お水が切れないように注意して下さい。

水栽培でおなじみの５種類

大体1つ300～700円くらいです。おなじみのよく目にする５種類をご紹介します。

①    ヒヤシンス
球根の水栽培と言えば、というくらいの代表選手！自然な香りが強く楽しめます。

②    ムスカリ
小さな鈴なりの花が可愛らしいお花。小さめの球根で１輪挿しなどにも。

③    チューリップ
原種系など小さめの球根も出回っています。

④    クロッカス
草丈は低いですが、可憐な花で色も様々。

⑤    水仙
草丈が長く、可憐な花は和の雰囲気があります。

お花が終わったら

お花は2～3週間くらいは楽しめます。明るい窓辺に置いてあげるとぐんぐん伸びていきます。切花よりは長持ちしますので、本当の春までの期間、お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか？
球根は毒の成分を含んでいます。ペットやお子様が口にしないように気をつけましょう。

お花が終わった球根は、大抵そのまま処分しますが、花がついていた茎を根元から切り戻して、お庭があるようなら地植えしてみても。球根の養分を使い果たしているので、来年咲く確率は低いですが、数年後に養分を蓄えて、また花芽が付くこともあります。

教えてくれたのは…

flowershopHAKKA　あまのひろみ
職場の先輩から頂いたウエディングブーケがきっかけで花を習い始める。その後、フラワーショップで８年ほど生花販売と教室を運営。勤めていた店が閉店することを機に、ショップを引き継いで独立。現在の教室の生徒さんは約20人で、お子さんから70歳くらいの幅広い世代の方が教室に来られています。「お花を贈った方も贈られた方も笑顔になるお花屋さん」をモットーに、日々お花と向き合っています。

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