見出し画像

口内炎が痛い話。

タイトル通りだ。いや、厳密にこれを口内炎と呼んでいいものか。

私が今現在苦しんでいるのは、口腔内の左部分。そこに出来た「傷」によるものだ。

口内炎というと、栄養バランスが崩れたりとか、ストレスでとかで、口の中に白っぽいデキモノが出来るケースが、私はよく思い浮かぶ。というか、そういうのも今までに結構多く経験してきている。生化学とか生物学(その守備範囲なのかも知らない)とかの知識を私は持ち合わせていないので、適当な解釈だけれど。

けれども、今回のは、そういう何かしらのバランスが内側から崩れちゃった系ではなくて、外傷的なものによる。普通に、自分の歯で口の中(左ほっぺの内側)を噛んでしまって傷ができ、そこが炎症を起こしていて痛いのだ。まあそう書くと、字の通り、「口内炎」で間違いはないような気もする。

原因は分かっている。直接原因は上で書いた通り「ほっぺの中を噛んでしまって傷が出来たから」なのだけれど、では、根本原因は何か。なぜ「噛んだ」か。私の頬肉が絶品だったからか。いや、違う。

それは、出掛けた先の夕食に出てきたアジフライが美味しくて、ついつい食い意地が張って、いつもよりも素早く咀嚼してしまった際に、途中で「ガブッ」とアジフライ以外のものも噛んでしまったからだ。ほっぺの裏には、見事に歯形ができてしまった。

したがって、口内炎ができたその根本原因を指摘するのであれば、それは「食い意地が張っていたため」だ。

だって、普段アジフライなんてあまり食べなくて、久しぶりで何だかとても美味しかったから。味わいたかったのだ。でもそれだけじゃ足りなくて。ついガツガツと、「もっと食べたい、もっと食べたい」と思って焦って食べてしまったのだ。

脳から出される指令と、それを実行するアゴの動作が追い付かなかった。物を食べるという行為は、「あっ、食べたいな」「よしきた、それじゃ噛むぞ」というように、まるで餅つきのように本来はその掛け合いのタイミングが合っていないといけない。そういう意味では、バランスは崩れていたかもしれない。

その結果、今現在では、ご飯を食べるのもちょっと痛くて辛いし、食欲自体も若干弱くなってきている。

言わば、「食い意地」が張って出来た口内炎のせいで、その「食い意地」自体が抑圧された形だ。なんとも皮肉な結果である。

いや。もしかしたらこれこそ「因果応報」と呼ぶべきなのかもしれない。あの時そこまでガツガツムシャムシャと食べなければ、今頃私は、穏やかに、そして優雅に、落ち着いて食事を楽しむ時間を持てていたかもしれない。急いでしまったがために、失敗したのだ。「急いては事を仕損じる」そんな言葉もある。まさに今のこの惨めな私にふさわしいものだ。

ところで、そう考えると、何事も「バランス」というのは大事なのかな、とも思う。

私がつい「ガブッ」とやってしまったのは、普段食べないアジフライに夢中になってしまったことが原因だろう。そうすると、普段から魚も肉もバランスよく食べていたとしたら、そこまでアジフライにガッツく必要など無かったはずだ。「ああ、今日のお魚も美味しいな」と落ち着いて食べていたかもしれない。そんな状態で頬肉ガブ事件が起こる可能性は極めて低い。あくまで私のケースだが。

口内炎の発生原因も、栄養不足によって起こるとするなら、普段から炭水化物やタンパク質、野菜や果物を食べてビタミンを補給していたら出来なかったかもしれない。栄養バランスが綺麗な何角形かのバランスになっていれば、もしかしたら口内炎は防げたのかも、と。

または、ストレスによって出来たケースを考えても、その対策が当てはまる。そのストレスが何かは分からないが、仮に仕事であれば、仕事量の調整をしてみたり、夜遅くまで仕事しないようにしてみる。夜更かししたりしないで睡眠を十分にとったりすることで、精神的な負荷が減らせる可能性がある。睡眠は大事だ。

人間関係が辛いなら、一度きちんと見直してみるというのも手かもしれない。相手は変えられないのなら、自分が変わることで事態を好転できないか。我慢するでなく、あくまで前向きに変えられるところが無いか。どこかで無理をしてはいないか。

無理をすれば、どちらかが潰れる。どこかにシワ寄せが来る。つまりそれは、バランスを崩してしまうということだ。

やっぱり、バランスなのかもしれない。
心身ともに健康であるためには。


すみません。クドクドと書いてはみたけれど、
結局言いたいのはこの2つです。

  • 口内炎が痛い。

  • たまに食べるアジフライは美味しい。

もうしばらくこの痛みと戦う日が続きそうだ。おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?