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冬タイヤとパーキンソンの法則の話。

結局あればあるだけ使ってしまう。腹八分を心掛けたい。という話。

だんだんと寒い季節になってきた。こちら(関東の地方都市)でも、特に朝晩は吐く息も白くなり、外に出るにはもう厚手の上着を羽織ったりしないと凍えそうなほどだ。ということで、乗っているクルマがまだノーマルタイヤなので、そろそろ冬タイヤ(スタッドレス)に替えようかと思っている。
調べてみると、初雪の振り出すであろう時期の1か月前くらいとか、また、気温が7度を下回ってきたりした時とかが交換タイミングということらしい。多分ちょうどいいかな。

ところで、スタッドレスタイヤは所有しているのだが、我が家には保管場所が無いので、タイヤショップに預かってもらっている。このサービスは、冬タイヤに交換する時には夏タイヤを、夏タイヤに交換する時には冬タイヤを、シーズンに応じて保管してもらうのだが、この保管料というのが実は結構馬鹿にならない金額だったりする。たしかに、保管してもらえる上に、タイヤ交換作業までやっていただけるので有難いは有り難い。でもやっぱりちょっと勿体ない。具体的には一万円強、これを半年ごとに支払う必要がある。

ということで、先日(と言ってももう数か月以上も前だけれど)、物置を購入した。これがあればタイヤが保管できるので、保管料もかからないだろうと。次にタイヤ交換するタイミングでタイヤを置くことにしようと。
実際、物置を買ってみると、子供が遊ぶ用の簡易的なプールや自動カキ氷機といった常時は使わないシーズンものの道具類や、それから、コストコで買った巨大なトイレットペーパー類や箱買いしたミネラルウォーターといった備蓄品なんかも置けて、家の中が心なしかスッキリ広くなったようで大満足だった。

そうして、今の今まで色んなものを物置に仕舞っていたけれど、そろそろ寒くなって来た季節になりタイヤ交換をしなければと思ってから、ようやく当初の目的を思い出した。
「あっ、もうタイヤ置くスペース無いわ・・」
そう、タイヤを保管するために買ったはずの物置だが、肝心のタイヤを置けるだけの空きスペースは無くなっていた。

これは多分「パーキンソンの法則」なのだろう。

人間は時間やお金という資源を与えられると、あればあるだけそれを全部使い切ってしまう

というものだ。まさに物置のスペースも同じ。
便利だと言って色んなものを詰め込んだら、きっと不必要なものまで空きスペースを食って物置がパンパンになっているという状態だ。
似たような例で、カバンが窮屈になって来たので少し大きいサイズに替えてみたけれど、大きいサイズのカバンになってもやっぱりパンパンな状態まで持ち物を詰め込んでしまうようなものだ。スペースがあればあるほど使ってしまう。

教訓としては、意識的に腹八分にして、余裕が少しあった状態にしておいたほうが、きっと他の何かを手に入れやすかったりするんだろうなと思った。

ただ、結局、よくよく考えたら、今回のケースに関しては、タイヤ交換するだけのスキルは今の私に無いし、タイヤの保管もかさばるのはたしか。なので、やはり、しばらくはタイヤ保管サービスを利用するほうが良いのかもと思い直した。

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