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結局は今必要なお金のためという話。

ここのところ「転職しようかなぁ」と悩んでいました。

理由は大きく二つ。

・やりたい仕事をしたいから
・やっぱり在宅で働きたいから

つまり裏を返すと、現状の環境ではそれらが満たせない可能性が高いと思っています。

前者は、もともと私は手を動かす(現場仕事)がしたくて今の会社に入りましたが、約10年近くここで働くうちに、段々とそういう仕事が減ってきているのを感じてきています。

やりたい仕事が少なくなってきているわけです。それは、会社の方針としてそういう方向にシフトしているため、今後はほぼ確実に今までと違う種類の仕事が増えていくことを意味しています。そんな環境で働くことに、少しモヤッているのです。

そして後者は、現在はほぼ毎日家で仕事をしているのですが、こちらも会社の方針で「オフィスに来て働け」という流れになっているということなのです。

ですが、小さい子供が居る我が家にとっては、長い時間をかけて電車に乗ってオフィスに出向いて、家でもできる仕事をして、また長い時間をかけて電車に乗って帰ってくるというのが、何となくモヤるわけです。「いや、家でいいじゃん…」と。その通勤時間の分、家族と過ごしたり家事やりたいよと。

ですから、転職して職場を変えて、それらの望みが満たされればいいなと思っていたのです。

ただ。

先日、娘が新たに習い事をしたいということになり、その月謝の金額を見て、少し思い直しました。

月、¥7,000-。。

いえ、たかだか七千円と言われればそうかもしれません。でも、こんなことを思いました。

「もし転職して、給料が下がったら…
 あるいは、心身を病んで働けなくなったら…」

もちろん今の職場でも、今後そのような可能性はあるでしょう。

しかし、新たな環境に飛び込んでそういう事態に陥る可能性と、今の環境からそういう事態に変わる可能性を考えたら、前者の方が高いような気がします。

いえ、もしかしたら可能性自体は同じかもしれませんが、それでも今の環境の良さはその辺りにあるのです。つまり、人間関係が良好であるとか、給料は高くないながらも安定して貰えているとか、業務が比較的コントロールできて残業時間が少ないとか。

それがもし新たな環境になったことで、果たして同じように恵まれたものであるかというと、ちょっとそれは全く分からないわけです。入ってみないと分からないと言いますか。

下手したら、「やりたい仕事がやれます」「家で仕事ができます」という2点は要求が満たされても、それ以外が壊滅的に絶望的な環境である可能性は否定できないわけです。

そういうリスクを考えると、たかだか七千円は、されど七千円というふうに思えてくるのです。

好きな習い事を好きなようにやらせてあげたい。

そういう思いのもとでは、私のやりたい仕事だとかキャリアだとか通勤電車が嫌だという気持ちだとかそういうのは、一旦鳴りを潜めてしまうのを感じました。

大切なのは、今、こうして必要なお金。

ダサくてもいいし、守りに入ったと笑われても構いません。だって、何のために仕事をするのかと言えば生活のためですから。そもそも意識低いくせに、何を選り好みしようとしてんだと。

とにかく。これからどうなるか分からないけど、まだもう少しだけ頑張ってみる。そんなふうにしてまた一歩、先の見えない未来に足を踏み出してみます。おしまい。

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