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【シティS2優勝】実は熱い!パオ愛好家によるパオジアンデッキ解説🐈❄️(25,000文字)

割引あり

皆さま、はじめまして。
どりゅーず(@furu_zeni)と申します。

『un:take』という調整チームに所属し、
普段は秋葉原、池袋、金町辺りで活動をしています。

この度、シティリーグ2024のS2にて「パオジアン」を使用して優勝することができたので、備忘録も兼ねてnoteを書かせて頂きます。

パオジアンありがとう!

S2でパオジアンを使って優勝したのは2人目ということで大変嬉しく思います。
環境的にパオジアンの立ち位置は悪いと言われていますが、全然やれるやつだと思っています…!
私の他にもパオジアンでシティベスト8,ベスト4,準優勝に入賞されている方も他会場でいるので、希望の光として感じて頂けましたら幸いです。
本noteは前半部分は無料ですが、後半部分は有料とさせてください;;


自己紹介

ポケカ歴

ポケカをやり始めたのは、2022年8月末くらいに仕事の付き合いで触り始めたのがきっかけです。
しばらくは構築済みデッキを購入してゆるゆるとポケカを続けていたのですが、同年10月の「パラダイムトリガー」発売で、大好きなルギアが登場したことをきっかけに一気にのめり込むことに…。2023年に入ってからは競技としての熱量も増し、今に至ります。

主な戦績

【2023シーズン】
・シティーリーグS3:best8(使用:エレキ型ミライドン)
【2024シーズン】
・シティーリーグS1:3-2(使用:パオジアンパルキア)
・シティーリーグS2:優勝(使用:パオジアンパルキアカイオーガ)
・他、自主大会個人戦、チーム戦にて入賞など。

チーム『un:take』について

CL横浜best8のカワノシュウヤ(@tikuwaV3)、JCS147位のマサムネ(@Pokemon_volt)を中心に集まって出来たポケカの調整チームです。
昨年10月よりメンバーとして、加入させて頂きました。

2023年忘年会&決起会での1枚(↑の写真メンバー+1名の10名で現在活動中)

環境考察

黒煙〜古代未来の発売以降、以下のデッキが環境を占めており、これらのデッキに対して幅広く戦うことができるか、勝ち切ることができるかが肝でした。

・リザードン
・ロストギラティナ
・サーナイト
・ロストバレット
・ミライドン
・ミュウ
・サーフゴー
・トドロクツキ
・テツノブジン
・インテウーラ
・パオジアン

ポケカ飯様(@pokekameshi)のポストより引用させて頂きました。
いつもありがとうございます!

上記環境情報を踏まえつつ、デッキ選択の軸として、以下の基準が生まれ、これらのポイントに対してそれぞれ回答できるデッキ、群雄割拠の環境を勝ち切れるデッキは何かを探っていました。


①雪道を優位に使用できるor雪道に抗える
雪道で相手を止めるか、雪道に色々な角度で抗えるか。

②環境的に乗り越えるべきハードルが高くはないか
ごっつぁんプリファイ、タキオンビット、ヨガループ、最速月光手裏剣&ロストマインによってゲームが終わらないか。

③怪獣バトルになった時に捲れるプランがあるか
サイド2ポケモン同士の戦いで先にサイドを2枚取られた時に捲れるプランがあるか。

④小粒デッキに対して、サイド2枚取りの択があるか/耐久できるか
相手の小粒に対して、サイドを一気に2枚取れる択があるか。1~2ターン耐久することができるか。

⑤高HPポケモンをワンパンできるか
リザードン、ギラティナ、ミュウといった高HPポケモンを1ターンで倒すことができるか。


パオジアンを握るに至った理由

これまでサーナイトやロスト軸といった選択の多いデッキに対して苦手意識があり、ルギア、ミライドン、パオジアン、リザードン、トドロクツキといった怪獣系のデッキを好む傾向がありました。

【使用デッキの推移】
・2023年1月:ルギア
・2023年2月〜3月:ミライドン
・2023年4月〜5月:パルキアミロカロス
・2023年6月〜7月:ミライドン
・2023年8月:神パオジアン
・2023年9月:一撃ルギア
・2023年10月〜:パオジアンパルキア(&トドロクツキ)

そして、近辺のシティ結果を見ているとトナメ進出&優勝するならサーナイト、リザードン、ロスト(ギラティナ、バレット)、ミライドン辺りが確率的に高いなと思っていました。
特に上記デッキについてはチーム内でも活発な意見交換がされていて、恵まれた環境で練習ができたのですが、プレイの思考に時間がかかってしまったのと各対面に対するプランのインプットが整理できずに断念…。
(次のシーズンは苦手意識をなくして正しいデッキ選択をしたい)

■サーナイト
ごっつぁんプリファイ、ロスト対面での時間切れが怖かったのと、色々な選択肢があるからこそプレイに迷いが出てしまい、自信がなくなってしまった。
■リザードン
プレイはシンプルに出来たが、サーナイトに勝つことができなかったのと、ミラー戦の思考に時間がかかってしまい断念。(とはいえ、シティ前日に本気でリザードンに乗り換えようとしてました。)
■ロスト
サーナイトと同じく花選びやアクロマの選択に対しての迷い、スピード感のあるプレイに自信がなく、今回は断念。
■ミライドン
前シーズンの相棒でしたがサーナイトへの勝率が下がったことで手放してしまったデッキ。テツノカイナの登場でサーナイトへの勝率は上がったのものの、環境に多いリザードンが重いのと、サイドを2枚取られるポケモンが主力となるデッキだったので研究はせず。

そして、本命のパオジアンを選択した理由ですが、
ズバリ、以下です。

・前述したポイントを広くカバーすることができる
・練度が高く、環境デッキに対しての回答を持つことができた
・パオジアンのシェア率が下がり、S1環境よりミラー戦が少ないと思った
・マナフィ不採用/後攻を取るデッキが増えた
カッコ可愛いくて好き

今の自分の身の丈にあったデッキ選択に落ち着いてしまったことはチームメンバーには申し訳ないと思いましたが、構築とプレイングでパオジアンでも十分戦っていけるという自負があったのでパオジアンで行くことを決意。

気合いを入れて、
・ナンジャモのSR買ってました。
・カイのHRを4枚買ってました。
・パオジアンの海外プレマを買ってました。
・社用PCのデスクトップをパオジアンにしてました。

毎日仕事にわなないてます。

アーキタイプの紹介

次にどのようにしてパオジアンの構築を詰めていったのかを説明していきます。
まず、パオジアンには色々なアーキタイプが見られ、環境やカードプールの変化によって主流となる構築が変わっていました。
以下、アーキタイプの一例です。

パオジアン単
パオジアン+アルセウス
パオジアン+ロトム
パオジアン+パルキア
パオジアン+グレイシア
パオジアン+アローラロコン
パオジアン+テツノカイナ
パオジアン+カイオーガ
パオジアン+カイオーガ+テツノカイナ
パオジアン+パルキア+テツノカイナ

アーキタイプの選択

上記、どれも強みのある素晴らしい構築です。その中で、どのようなパオジアンが扱いやすく、環境で戦っていけるかを考えていきました。

大前提、パルキアの採用はマストと考えており、シティリーグS1でもパルキアを採用した以下構築を使用していました。

シティリーグS1で3-2だったパオジアン+パルキア

その為S2では、この構築をベースに環境に合わせたチューニングをしていきました。

Q:ロトム型の採用はなしですか?
序盤の安定感は上がると思いましたが、ベンチ枠がかなりキツいのと、後半にかけて山を掘り切るような動きをしたいため、ビーダル軸に軍配!(個人的に)

よくありそうな質問への回答

パルキアの採用

ポケモンカードゲーム公式サイトより

なぜパルキアを採用しているのかを紹介する前に、パオジアンの"困ったポイント"を3点紹介させてください。

①セグレイブを2ターン目に立てれるかでゲーム展開が左右されてしまう
セグレイブに大きく依存する結果、1ターン目の盤面形成とゲッコウガ→隠し札でキーカードを引いてこれるかによって大きく勝率が変わってきてしまいます。また、現環境に存在するインテウーラやブジン系に対してもセグレイブに進化する前のセビエを取られ続けて、ゲームにならないという場面があります。

②パオジアンのHPが低く、倒されやすい
サーナイトはリバーサル込みで超エネ3枚、サーフゴーには弱点を突かれ、ウッウにはおとぼけスピット2回、リザードンにはサイド1枚取ってしまうだけでげんきのハチマキorまけんきハチマキ込みでワンパン、ベンチMAX状態のライコウやエンテイにも倒されるなどHP220ラインは非常に脆い…。

③攻撃後にエネルギーが盤面に残らないため常にエネルギー供給が必要
毎ターンエネルギーの供給が必要なため、手札干渉を受けてエネルギーの回収手段がないだけで簡単に止まってしまう。

高火力、青天井が魅力のパオジアンですが、非常に繊細で脆い点もあることが分かります。

ここで活躍するのが、「パルキア」です!
いわずもがな、パルキアは、HP280という高耐久、特性による水エネ加速
、そして2エネで最大260点の高火力技を持った神ポケモンです。

このパルキアがいるおかげで、

・2ターン目にセグレイブに進化できていなくとも、パルキアを軸にサイドを進行していくことができる。
・サーフゴーやミュウなどの対面において、HP280を押しつけサイド進行の要求を高くすることができる。
・盤面にエネルギーを残しながら継続的に攻撃をすることできる。

といったパオジアンの欠点を大きく補ってくれるようになりました。

細かいプレイングの話となりますが、
・ロスト軸デッキの先2手裏剣に対して、パルキアとセビエの2体を並べることで手裏剣でサイドを2枚取られない+セビエが倒されてもパルキアで返す盤面を作ることができる。
・インテウーラやブジン系のデッキに対して後攻を取ってしまい、セビエが枯らされたとしてもパルキアで攻撃することができる。
など、環境の逆風ポイントにも抗えるポケモンとなっています。

前回のシティリーグでは、バトル場がビッパで手札も悪くベンチを広げれない状況の時に、無理にパオジアンやセビエを出そうとせずに、確実に次の動きに繋がるパルキアを1ターン目に展開し、2ターン目にビーダルとパルキアに進化。必要札を回収しながらパルキアでサイド進行をしていき、その間にセビエ、パオジアンを立てて、勝った試合もありました。
2ターン目の動きを担保し、1ターン目にセビエを置かなければ何もできないデッキではないことにパルキアの強さを再認識しました。

Q:グレイシア、アローラロコンは採用なしですか?
アタッカーとしては非常に優秀なのですが、セグレイブが立っていることを前提にしたアタッカーだったので、アタッカー+2ターン目の保険にもなるパルキアに軍配!(個人的に)

Q:アルセウスの採用はなしですか?
特性が非常に強力ですが、最大打点が200でHP220ラインのポケモンを倒せないのでパルキアに軍配!(個人的に)

よくありそうな質問への回答

カイオーガの採用

ポケモンカードゲーム公式サイトより

古代未来環境になり、後1の動きが非常に強いデッキが増えました。

例)
・ミライドンのフォトンブラスター
・テツノカイナのごっつぁんプリファイ
・トドロクツキのカラミティストーム、くるいえぐる

パオジアンデッキは、基本的にサイドを2枚取られるポケモンで戦っていくことになるため、ミライドン・トドロクツキなどには後1からサイドを2枚取られると後半巻き返すのが非常に難しいです。(サイドを1-2交換できないと、シーソゲームで順当に負け!)
そして、環境的にもミライドン・トドロクツキのシェア率が増えていたのでこれらの対策は必須と考えていました。

一方でこれらのデッキには、ミュウex、イキリンコ、ネオラントなどが高確率でベンチに出てくるため、カイオーガが活躍します。

カイオーガで攻撃するターンに自分の盤面を非エクだけにして、カイオーガでミュウex、イキリンコ、ネオラントを取ると、返しで相手はサイドを1しか取ることができないかつ、相手のアタッカーは基本サイドを2枚取れるポケモンなので、後出しでパオジアンを出せばサイドを逆転し盤面で勝つことができます。(※ミライドン戦でカイオーガを使用する際は、相手がテツノカイナを起動できそうかを注意してプレイしないと、カイオーガをごっつぁんされて終わるので気をつけます。)

また、環境に存在するミュウVもダイナミックウェーブ圏内なので、たまにミュウ戦でも活躍することがあります。

サイドを2枚取られるアタッカーが主流だったパオジアンに、非エクながら180点の高火力を出せるポケモンが加わることで環境に抗えるパオジアンができました。

テツノカイナの不採用

ポケモンカードゲーム公式サイトより

直近のシティ結果を見ると、上位入賞しているパオジアンにはどれもテツノカイナが採用されており、個人的にも採用を悩んだ1枚です。
ですが、ごっつぁんプリファイは非エクやルギア対面に非常に強力な反面、どのデッキもテツノカイナへの対策をしっかりと考えてきているため、多少相手に要求を押し付けられるとはいえ、簡単に2-2交換され、サイド的な優位性を感じることができませんでした。
それよりは、サイド1のポケモンでサイドを2枚取りながら、相手の盤面も崩すことができる「キャンコロスイッチャー手裏剣」が出来るタイプを取りました。

デッキリスト

上記の思考を経て、今回使用したタイプ・構築は以下に決定しました。

パオジアン+パルキア+カイオーガ

実はシティ1ヶ月前の時点でこの構築は完成していて、64人規模の自主大会に持ち込んだ結果、予選全勝、トナメ2没でベスト8に入ることができました。トナメのミュウ戦もかなりギリギリの所で負けてしまったので、手応えを感じました。(翌週の大会で0-5するなんて夢だったんですよ。

当日のマッチング

シティリーグ当日は予選4-1、トナメ全勝で優勝という結果となりました。
以下にて当日のマッチングと振り返りを記載させて頂きます。
記憶が飛んでて一部事実と異なるターンがあったら、申し訳ありません🙇‍♂️
対戦相手の皆さん、ありがとうございました。

1回戦:4色ロストバレット

【後攻:⭕️】※負けを覚悟しすぎて、記憶が薄いです。ごめんなさい。
相手のスタートがトドロクツキ、キュワワー展開で、4色ロストかツキロストと判断。4色ロストへの苦手意識があったので軽く死を覚悟。さらに、ロストの貯まるスピード早かったのに、こちらは序盤の展開があまりできず、手裏剣ケアでパルキアとセビエを準備。案の定、先2から手裏剣を打たれてパルキアVとセビエが被弾。スターポータルを経由してパオでゲッコウガを返すと同時に、ゲコ戻って来ないだろうと思ってセビエを2面立ててしまう。案の定釣竿を経由してゲッコウガが戻ってきて、手裏剣を打たれたら攻撃ができなくなるため、「はい、シティ終了」と思ったら、手裏剣を打たれずに九死に一生を得る。その後もミラゲがサイドに埋まってたりで相手の動きが止まってくれて、その間に捲る事が出来ました。プレミもあってなんで勝てたのか分かりませんが、運が良かったとしか言えません。カイロスとかも入ってて素敵な構築だったけど怖すぎたなぁ。

2回戦:パオジアンパルキア

【先行:⭕️】
こちらセビエ、相手マナフィスタート。初手でエネとボールがなく、魂のポケストップからVIPパスを引き当てる。ただしエネがないため、前のセビエが逃げれずわななけないまま番を返す。相手はマナフィスタートだったのでデッキの判別ができなかったが、カイを経由してセビエとパルキアが登場。まさかのミラー。先2で魂のナンジャモをプレイするもエネを引けず、泣く泣く揃ったスイッチャーを切ってパオジアンを前にしてエネを引っこ抜いて番を返す。これで相手がカイを経由してセグレイブに進化してバトル場のパオジアンを倒してきたら先行後攻が入れ替わり、ほぼ勝つのは無理。第2の負けを悟った瞬間。だが、このナンジャモで相手が事故ってくれてパルキアでサイド進めて投了勝ちを頂くことができました。運が良かったとしか言えない。

3回戦:4色ロストバレット

たらこ選手

【後攻:❌】
ここを勝つかどうかでトナメ確率が大きく変わる2-0卓。まさかの4色ロストで厳しい対面が続く。これまでの戦いは初手の手札がかなり厳しく苦労していたのでさすがに今回は頼むぜと思ってゲームに臨むが、肝心の手札はボールなし、手札からパオとセビエを置く。そして、魂のナンジャモを打つもまさかのボールとパスを引けず、これまた死を覚悟。魂のポケストップからハイパーボールを拾いパルキアを立てる。後2でパルキアに進化して殴り始めてお茶を濁そうとするも速攻ライコウで返される。次の番も、ギリギリセグレイブに進化できたものの、ポケストップでポケモンとサポートが綺麗にトラッシュにいきながらボールが一生引けず盤面を作ることができない状態に。何とかパオジアンでサイドを進めるが、ツツジを打たれながら1体だけのセグレイブが倒されてさすがにゲームエンド。

対戦相手の1回戦、2回戦で当たった方が2人ともドロップしたという話を聞いて絶望。頼む、あなたは勝って私のオポをあげてくださいと願って次の対戦へ。

4回戦:ミライドン(レジエレキ型)

【先行:⭕️】
もう決して負けることが許されない2-1卓。相手のスタートはボルトロス。
ミライドンは明確な勝ちプランがある+最強手札&先行。やっと乗ってきたかと安堵。
順当に盤面を作り番を返すと、お相手のミライドンはまさかのレジエレキ型。練習していたタイプのミライドンではなく、当然ミュウexやイキリンコexが全く出てこない。
先にサイドを2取られたら終わりで、もし取られたレジエレキVMAXを2回取れってことか…?と思ったらお相手の手札が気づいたら0枚で事故を起こした模様…!
エネが1枚ついたライコウがいたので、すかさずスイッチャーを使ってライコウを倒し、その後もテンポを落とさず順当にサイドを進めていき勝つことができました。運が良かったとしか言えない。

5回戦:ミュウ(ハイブリッド型)

【先行:⭕️】※熱かったので長くなります。
4番卓で迎えた予選最終戦。ここで勝てばトナメ、負ければ敗退。
ここまでの自分の近くの卓にはリザードンが多かったので、彼もきっとリザードンだ!リザードンならいける!と思い、気合いを入れて迎えた一戦。
マリガンで見せてもらった手札を見たらまさかのミュウ!!!!!!!!
しかもフュージョンエネが入った型で、最後まで厳しい戦いが続く。何と言ってもバトル場はセビエ、手札にカイはあるがボールはネストボールのみ。何のための先行なんだと思いました。

【先1】6-6
手札にカイがあり、相手は後1でブロックスライダーorメロディアスエコーを狙ってくるゆえ、次の相手のサポはカミツレのきらめき。そのため手札が流される可能性は低く、先2で確実に動けるようにネストボールでパルキアを出して番を返す判断。
【後1】6-5
相手はパス2枚使用、手札引きまくりで、死を覚悟。さらに、ロストシティを貼られてブロックスライダーでセビエがロスト送りにされます。
【先2】5-5
幸いにも手札にエネルギーが多くあったので、パルキア起動のためにカイからハイパーボールとゲッコウガをサーチしました。ここでセビエを置く択もあったのですが、ロストシティを剥がせず雑にセビエを1体置いた所でまたロスト送りにされる危険性があったのと、自分の盤面を広げる次に繋がるカードを引くためにゲッコウガを選択しました。そして、ハイパーボールのコストで水エネを切ってパルキアVSTARをサーチし、進化。スターポータルを使用して前のコオリッポ取りにいきました。返しでパルキアがワンパンされたらほぼ負けでしたが、1ターン目にウッウロボのコストでタブレットを切っていたのと、スターアルケミーも使用済みだったので、淡い期待を残す…。念の為、パオジアンにもエネをつけて、返しで中打点の攻撃ができるように準備。(思い返すと、パルキアが倒されてもセグレイブに進化してパオで戦えるプランを作るためにセビエロスト送りの可能性を許容して、パルキアとセビエの選択を押し付けてもよかったかもしれません。教えてください。)
【後2】5-5
ワンパンはされず、パルキアがミュウVMAXから220点を当てられ、雪道を張られます。(多分このターン)
【先3】5-5
トラッシュに水エネが潤沢で、無理にわなないたり、隠し札をする必要もなかった+ナンジャモを持っていたのでここぞとばかりに雪道を剥がさずにナンジャモをプレイ。ナンジャモ後の手札からビーダルとセビエを2面立てながら260点をミュウに当てます。
【後3】5-3
雪道で若干相手の動きが止まりつつ、パルキアにサイコジャンプを打たれてミュウVがバトル場に出てきます。
【先4】3-3
雪道を剥がさないまま、スパエネ回収からパオジアンでミュウVを取ります。返しでパオジアンが倒されてもミュウVMAXをワンパンすれば勝てるのでビーダルの2体目を用意して山を掘り切れる準備をしました。(確か)
【後4】3-3
ここで確か完全に相手が止まってくれて、番が返ってきます。(確か)
【先5】1-3
そのままパオジアンで前のゲノセクトを取ります。
【後5】1-1
雪道が張り替えられ前のパオジアンがミュウVMAXに取られサイド1-1。
【先6】
後5に相手がミュウVをベンチに置いてくれていたため、働く前歯と隠し札からスパエネ回収を引き、カイオーガを使ってベンチのミュウVを取って勝ち!

最後は相手選手と握手をさせて頂き、健闘を讃えあいながら予選は終了。
結果を見ると、、、予選5位でトナメ進出が決定!

準々決勝:サーフゴーパルキア

れも選手

【先行:⭕️】
今大会で1番踏みたくなかった対面。最もサイドプランの組み立てが難しく直近の勝率も低い相手でした。必ず一戦は当たるだろうと、当日の朝まで最悪のケースを想定して捲れるプランのシミュレーションをしていました…。

書き殴っていくスタイル

先1パオジアンスタート。パスでゲッコウガとパルキアを置いて番を返す。後1お相手はコレクレー、ゲッコウガ、マナフィ、パルキアを置いて番を返してきます。
先2、本当はカイからスイッチャーをサーチ、スイッチャーで相手のパルキアVをパルキアVSTARで倒すはずが、ネストボールとセビエを持って来てしまう大プレミ。更に動揺してセビエを2面置くという悪行を繰り返してしまう。そのままパルキアVSTARでコレクレーを倒して番を返します。スターポータルを経由してセビエに手裏剣を打たれて負けか〜なんて思ったら、相手の手札が噛み合わなかったようでバトル場サーフゴーで番が返ってきます。そのままパオジアンでサーフゴー倒し、返しでセグレイブが取られますが、カイから復帰してサーフゴーを倒します。この時、手札にスイッチャーが2枚揃っていたので、スパエネ回収のみでサーフゴーを倒せる+セグレイブが倒されても手張りとスイッチャーでマナフィを倒して勝てるように2エネをゲッコウガに付けておきました。相手はセグレイブを取ってきたので、スイッチャー手張りでマナフィを取って勝ち!

準決勝:ロストギラティナ

たちゅ選手

【先行:⭕️】
以前から知っていた強豪選手との対面、、。
思わず話しかけてしまい共通の知り合いの話題で盛り上がると同時にここまでか…と思った瞬間。
とは言え、ロスギラ対面は得意だったので回ってくれよと試合開始。
先1、手札も悪くなく盤面を揃えて番を返します。
後1、相手はギラティナ3面+キュワワー+ゲッコウガ1で手裏剣ケアをしながらアビスシーク。先2、パルキアを起動してギラティナを取る。後2パルキアがギラティナに取られる。先3ツツジ圏内に入るためビーダルを立ててパオジアンでギラティナ取る。後3雪道ツツジを打たれながら、パオジアンがギラティナに取られる。先4ビーダルからポケストップやカイを引き込み、前のギラティナを倒して勝ち!お互いブン回りの大怪獣バトルを制する事ができました。

決勝:4色ロストバレット

五円玉選手

【後攻:⭕️】
遂に来ました、決勝。リザードン上がってこい!と思いましたが残っていたのはロストを握る彼でした。
最後まで楽な試合は無いなと思いました。ここまできたら優勝しかないと、お互いグータッチで試合スタート。

手札は悪くなくパオでスタート。手札にはパス、ポケギア、ナンジャモを保持していて、この対面でナンジャモを無駄打ちしたくないので隠し札とポケギアからカイを探しに行くか?と思ったらトップでカイを引く。相手のロストが貯まるスピードも早かったので、バトル場パオジアン、ベンチにパルキア/ゲッコウガ/セビエ/ビッパを並べて手裏剣で2枚取られない盤面作り。 先2でパオジアンがおとぼけをくらう。 後2でセグレイブ、ビーダルに進化しながら、セビエの2体目を置いて、スターポータルから手裏剣でサイドを2枚取り。 先3ロストマインでパオジアンが取られる。 後3セビエをセグレイブに進化させつつ、ビーダルをヤミラミで取られて手札干渉されても復帰できるようにビッパの2体目を準備して、再び手裏剣で2枚取り。 この時点でサイドが残り2-4で、相手目線ゲコを倒したりサイドを2枚以上取る択が、ライコウやテツノカイナ等を出す必要があり、こちらはセグレイブが2面、ビッパビーダルも構えた盤面で、お相手から投了を頂き、優勝!

オポ最弱か〜と思ったら予選で負けた相手が予選全勝でオポをあげてくれたり、ここぞという所で相手の事故に助けられたりと、本当に運が味方してくれた1日だったなと思います。と同時に、引いたカードの中で最後までゲームを諦めずに戦い抜けたことも良かったです!

中締め

という訳で、ここまで長々と書いてきましたが一旦、中締めです。
この後は、有料部分にて
・採用カードの解説
・各対面への立ち回り
・パオジアンを回す上で意識したこと
をご紹介させて頂きます。
(ここまででかなりの文字数を書いたので有料化ご容赦ください…!)

そして、日頃お世話になっている皆様、ありがとうございます。
Xでの応援、お祝いポストしてくれたお友達にも大変感謝しております!

GEKIRIN 金町店様(@gekirin_kanama)
いつもお世話になっているカードショップ。
強者が集まる穴場スポットです!
チームun:takeのみんな
チームポッチャマの皆様
きんぱつlab.の皆様
チームげきりんの皆様

Special Thanks

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