A東京戦 惜敗なのか完敗なのか

2月7日水曜ナイトゲーム 秋田ノーザンハピネッツvsアルバルク東京

現時点で東地区1位のA東京 東地区4位の秋田

A東京は土日に西地区1位の琉球と壮絶な激闘を終えたばかりで秋田に乗り込んできた。そしてバイウィーク前の今週末には中地区1位の三遠ネオフェニックスとの直接対決を控えている。

結果はA東京が9点差の勝利。
ボックススコアだけをみれば、「秋田がアルバルクに大健闘!」なんて見出しもつきそうだが、内容はそうではない。

明らかに土日の三遠戦に照準を合わせて上手くタイムシェアを、危なげなく勝ったのはアルバルクだ。
上手く手のひらの上で転がされた感が否めない。

試合後の前田HCは明らかに機嫌が良くない口調で淡々と記者の質問に答えた。

「良かったのは1Qじゃないですか?でもつぎのQからつまらないミスが出て、相手がアジャストしてきな中でプレーの選択が良くなかった」という内容の会見だった。
リバウンドが取れてもセカンドチャンスにならない。決めきることが出来ない。自分たちが2スティールに対して、相手は8スティール。これが逆にならないと勝てない。
そう言っていた。
次節は三河戦(中地区2位)バイウィーク明けは名古屋Dとの対戦。CS圏内を荒らそうレベルのチームと対戦して勝ちきるには、出る選手全員のクオリティーを同じレベルに持っていかなければならない。そう険しい顔で話していた。


ここからは、筆者の雑感

アルバルク東京は強かった。カテゴリーの違いを感じるほどに強かった。スカウティングされている部分は全部潰された。毎回得点源になっているタナーライスナーもまともにシュートを打てた回数はわずかだった。タフショットが入ったのは古川選手のみ。スカウティングに入ってないであろう小栗選手が9得点とキャリアハイタイの働きを見せたが、かといって、それは東京へはかすり傷にもなってないように感じた。実際、彼は後半、動きを封じられた。
前田HCがよく言う「古川選手、田口選手に頼ってはいけない」
その古川、田口両選手のTO数(ターンオーバー)が合計6。
田口選手はサイズ選手に3Pをブロックショットもされた。切り込んだはずのレイアップのボールは、大きくリングを逸れた。

「頼ってはいけない」

このチームは実際頼っているのだろうか?熊谷航選手がファールトラブルでPTが削られる中、小栗選手がそのチャンスを与えられ、チームを引っ張った。
今シーズン3Pの成功率は小栗選手の方が田口選手より上だ。

特別指定の元田選手を使うにはまだ経験値が足りなかったかもしれない。それでも、使う価値は十分にあった。
赤穂選手にもっと時間を与えても良かった。
熊谷選手&長谷川選手のWガードを同時に起用すると、いつも決まって早い展開を作れる。

頼らずやってみたら良い。CS争いに若手の力は必要であるし、彼らには子供の頃から強豪校でプレーしてきたエリートも多い。
責任を与えれば、信頼をすればそれ相当の結果を出すような気がしてならない。

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