どうなる?水曜ゲーム宇都宮戦

バイウィークも明け、いよいよBリーグも佳境を迎える。
秋田ノーザンハピネッツはホームに宇都宮ブレックスを迎える水曜ゲーム。祝日開催とあって、B1では秋田vs宇都宮が14時試合開始で先陣を切る。
バイウィーク前、仙台に大差を付けての勝利ではあったが、名古屋Dには連敗。ザック、藤永選手が復帰したが、正直なところ、パフォーマンス的には不十分というか、試合には入れていない感があり、それでもチームの指揮官は、2人に十分なPTを与えた。
ここからの試合、ベテラン勢への期待が伺えるロスターに、ブースターとしては、期待より「あぁ、やっぱり若手にはチャンスはないのか」と若干の絶望感の方が勝った。
名古屋D、仙台戦でロスター外となったのは、王、小栗、元田。藤永の復帰により2番器用となりPTが減ったハセノボ、保岡、赤穂。
ただ、少ないPTの中で確実に得点を重ねたハセノボ、保岡、赤穂には拍手を送りたい。

では、話を戻して宇都宮戦。
12月6日の水曜ゲーム、宇都宮ホームでの今季1戦目。67-63で秋田が勝利している。この試合は、本当にロースコアで、秋田の粘り強いディフェンスが、比江島、ニュービルを封じ競り勝った。中でも、中山のDFは素晴らしく、その頑張りに周りもしっかりついて行き、古川の不調、赤穂のFトラブル、田口離脱の中、新加入外国籍のハビとタナーがチームにフィットし、生え抜き3人がリズムを作り、熊谷がゲームをコントロールして勝利を掴んだだ。

そんな宇都宮は、現在、東地区1位。非常にディフェンスも良く、現在14連勝中とこのチームの連勝を止めるのは難しい状況。
佐々HCの采配も素晴らしく、日本人選手の能力も非常に高い。ましてや、秋田には苦い1敗を期しているので、今回はしっかり対策をしてくるはずだ。

宇都宮はピックに対するDFが非常に上手いし、インサイドの寄りも早い。ペイントでの得点を伸ばすのは至難の業だと予想される。
そうなると、秋田はどのように点を取っていくのか。外のシュートの確率を上げるのはもちろんだが、そのためのオープンをどう作るかが大事になる。
古川、田口へのプレッシャーは強くなるだろう。そして、その二人がシュートに行けなかったとき、その時こそ、宇都宮はTOを狙うチャンスだ。
2人ともハンドラーとしてはそこまで高い能力は持っていない。なんならTOを連発するのも目立つ。それを速攻に持って行かれてしまえば一気に流れを捕まれるだろう。そして不安がもう1つ。ロスターにもよるが、PG藤永をどこで使ってくるか。復帰後の3試合はどれも試合勘、体力ともに、ゲームに入れる状態ではなかった。(仕方ないとは思う)
藤永がどこまでコンディションを上げてくるか。前節のように2分で膝に手をつき肩で息をするような状態ならロスター外にしている小栗を使うか、ハセノボの1番起用も考えなければと思うが、徹底してハセノボは2番起用しているので、そこは不透明。
中山、保岡、長谷川の連携は見事だっただけに、この3人の同時起用がなかなか見られないのは残念でしかない。

秋田はロスターと起用法によっては、大差を付けられる可能性も十分にある。
ただ、会場はCNAアリーナ。チケットは完売。ピンクの熱狂的ブースターの後押しがチームを鼓舞する。

12月歓喜に沸いたあの勝利をもう一度掴むことが出来るのだろうか。


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