クアラルンプールは暮らすように泊まる

東南アジアでよく聞くコンドミニアムとかサービスアパートメントとか。ホテルと賃貸住宅の間のようなこのカタチ、日本でももっとあるといいのになぁ。

妻と子どもたちはこの夏、東南アジアに約3週間滞在することになる。物価が安いと言っても、優雅なリゾート滞在とはいかない。1泊5千円をひとつの目安にした。とは言え、子ども連れでドミトリーや相部屋というのも難しい。選択肢に上がるのが、コンドミニアムやサービスアパートメントと言われる業態だ。

幸いマレーシアのクアラルンプールには、コンドミニアムやサービスアパートメントが多い。初めてクアラルンプール(KL)に泊まったのも、日本人が貸しているコンドミニアムだった。妻がどこで見つけてきたのか、日本人の管理人さんとメールでやり取りして予約していたのだった。

そこはKLの中心部から少し離れた、住宅地の高層マンションだった。リビングやベッドルームなどからなり、ホテルよりずっと広い。高層階で眺めもいいし、敷地内にプールやレストラン、売店などの施設も充実している。駅からは離れていたけど、タクシーが頻繁に通るのでさほど不便は感じなかった。

何より気に入ったのが、道をはさんだ向こうにあった長屋のような商店街。KFCなどのチェーン店から地元のスーパー、夜な夜な怪しい光を放つレストランバー、自動車整備工場までが渾然一体となっている。さらに隣には半屋外の屋台街がずらり。地元の人の暮らしぶりとにぎわいが見られたのはよかった。

次に泊まったのが、KLのど真ん中にそびえる大型複合施設「ベルジャヤ・タイムズスクエア」の中のサービスアパートメント。巨大ショッピングセンターの上に、4つ星ホテルとサービスアパートメントが併設されている。マハティール元首相が国の威信をかけて建てたと言われるだけあって、とにかくデカい。

ここには昨年末に妻と子どもたちが1週間ほど滞在したのだけど、都会のど真ん中で、しかも同じ建物の中にスーパーやコンビニ、飲食店などがあって、建物の外に出なくても用が足りるという安心感は大きかった。少し歩けば、アロー通りなどの屋台街もある。新潟古町に暮らすより、きっと便利だろう。

これらはどちらも1泊7千円ほど。部屋の広さや施設の充実ぶりを考えると、日本では考えられない安さなのだが、今回の目安は1泊5千円。すると妻が見つけてきたのが、1泊4千円台、7日間泊まって約3万円のサービスアパートメント。おー、これは安い。

都会のど真ん中とも郊外とも言えない微妙な立地のためか、まだできたばかりの新しいサービスアパートメントにもかかわらず、あまり人気がない(?)ようだ。駅に直結しているので街に出るのも不便ではないし、プールや売店などの施設も敷地内にそこそこあるみたいなんだけど。

穴場発見!となるのか、はたまた…。

以下、クアラルンプールのオススメサービスアパートメント情報。

・KL アパートメント アット タイムズスクエア (KL Apartment @ Times Square) 

大型複合施設「ベルジャヤ・タイムズスクエア」の中のサービスアパートメント。モノレール駅から直結していて、立地は最高。巨大ショッピングセンターやテーマパークなども同じ建物の中にあって、外に出なくても何でも揃う。

http://www.agoda.com/ja-jp/kl-apartment-times-square/hotel/kuala-lumpur-my.html

・ワン-ストップ レジデンス&ホテル (One-Stop Residence & Hotel) 

今回家族が泊まることにした1泊4千円台、7日間泊まって約3万円のサービスアパートメント。チャンソウリン駅に直結しているので交通の便はよさそう。まだ出来たばかりで、併設のショッピングセンターは工事中という情報も。

http://www.agoda.com/ja-jp/one-stop-residence-hotel/reviews/kuala-lumpur-my.html


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