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「防衛的悲観」

#36 #50_2023

アメリカ・ミシガン大学で、楽観的な人と悲観的な人にクイズを解いてもらったところ、悲観的な人の方がよい成績を収めたという実験結果がある。

プラス思考というのは、すごく大事なんだと実感している。
物事を前向きに考えること。きっと良くなるよ。
いいところを切り取る。そこにフォーカスする。
良い結果とは、相手や関わる人、自分にとって良いこと。
自分さえ良ければいい、他はどうでもいい。
そんな気持ちからのスタートする発言、行動の先には、こういう意味での”良い結果”というのはないように思う。
前向きな心持ちでいること、というのは”習慣的”なことで、スイッチを押すように今日から切り替わった!みたいな簡単にいかない。
徐々にその土台をかためていくような、
土にまた土を足して、ペタペタ叩いて強度を増していくような。
そんな地道な日々の振り返りが大事なのではと思う。
ある意味それは、自分と向き合い、自分を大事にすることでもある。

ここでは「防衛的悲観」という、状況を悲観的に想定するほうが、最終的に良い結果につながった、というもの。
”悲観”というとマイナスイメージな感じもするが、自分的には”期待しすぎない”とリンクする。
いろんな人と話していると、けっこう目の前の人、自分に期待しすぎていて、
それにともなう結果が出てないとき、相手を責めて、自分を責めて、環境を責めてしまう。
自分が良くないと思う結果になったとき、なぜそうなったんだろう!?と考えると、落ち込むという方向よりも、ここが問題なら次こうやってみよう、とまた前向きなスタートにつながるように思う。というか、そうありたい。

期待しすぎない、ということはちょっとの変化、成長を喜べる。
課題のハードルを下げてみる。
目の前のことが乗りえれなさそうなら、いったんもうちょっと低くしてみれば、”超えれる”もしくは”超えれた”という結果を伴う実感を得れる。

行動は楽観、プラス思考で。結果に対しては、マイナスと慎重な視点、うまくいかないことを前提で考える思ってたら、割と自分のメンタルヘルスも保たれるのではと感じる。

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