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誰かの出番

#37 #50_2023

スラムダンクの作家、井上雄彦さん。
人気の理由を聞かれ、
「登場人物に必ず一つ欠点をつくっているから」と答えている。

登場人物にそれぞれに欠点があり、それを補い合うチームの姿が面白いドラマとなり、人々を感動させる。

”マイナス”があるからこそ”プラス”の意味が生まれる。
誰かの欠けている部分が、誰かの”出番”につながる。

欠点があるからこそお互いの力を引き出せる。

リーダーであっても、弱い部分を見せるのは大事だと思っている。
逃げる弱さではなく、弱音でもなく、
弱さを受け入れている、というような。
だから手伝ってほしい、助けてくれ、と周り頼れることも必要。
そしてそこに出てきた人により、生かし生かされる。

うちの経営理念に
「生かし合う」
誰でも得意・不得意はある。助け合い、生かし合う。

というのがある。

生かし合うことは大事だと、社内の共有認識はあるように思う。
でもだれかの欠点、マイナスという弱い部分をそれぞれで”知っているか?”というと、そこまではまだまだな気がする。

相手の人物像、キャラクターとして”知る”ことって、こういう意味でも大事なんだな。。。

”相手の弱さを知る”というのは粗探しではなくて、
自分が”何ができるか?”を考えるための情報になるもの。
では自分に対してはどうなのか?自分の弱さってなんなのか。
それは自分自身を受け入れること、でもあるように思う。

補い合うストーリーに感動が生まれる。
補い合うチーム。補い合うパートナー。

”不完全さ”を魅力的に感じている。

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