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日本酒スタートアップClearで、事業側ではなく「人事専任」を選んだ理由

はじめまして。日本酒に特化した事業を行うスタートアップ株式会社Clearにて、2022年1月より人事専任となった古川です。

Clearには2016年12月から参画しており、英語版メディアのディレクションや、広報、グローバルチームの立ち上げなど、(Clearに参画する前も含め)ずっと事業側に携わり、コーポレート領域は未経験でした。そんな中、社内に誰も経験者がいない中で必要に迫られ、少しずつ業務領域を増やしていった採用/人事に本気で挑むことになった背景を、自己紹介に代えてお伝えします。

株式会社Clearとは

株式会社Clearは「日本酒の未来をつくる」をビジョンに、「日本酒の可能性に挑戦し、未知の市場を切り拓く」をミッションに掲げるスタートアップです。

日本酒専門のWebメディア「SAKETIMES」と、日本酒のブランド事業「SAKE HUNDRED」、2つの事業を展開しています。

Clearとの出会い

私がClearを知ったのは、SAKETIMESがきっかけでした。当時私は前職を退職後、社会人留学をしたついでにバックパックを背負って半年間、海外を旅していました。趣味が高じて世界各国の酒蔵を巡りながら記事を書いていた旅の後半でSAKETIMES編集スタッフの求人を目にし、連絡をしました。アクセンチュアという魑魅魍魎とした企業での激務も経験し、一定のキャリアのある30歳の油ののった私のClearでの最初のキャリアは、時給1100円のアルバイトでした。

アルバイトでもここに居続けたいと思った理由

入社理由はシンプルに「楽しそう」でした。3〜4ヶ月ほどアルバイトをして社会人生活に慣れたら転職活動をしようと気軽に考えてジョインしたのですが、入ってみたらもう、楽しくて楽しくて、気がついたら1年8ヶ月間もアルバイトのままClearに根を生やしていました。

どんどん新しく入ってくる日本酒の面白い情報や、クールジャパン関連のイベント同行取材、香港や米国に出張しての酒蔵取材など、目の前に人参を吊り下げられているかのように、1つを終えてはまた次と、普通ならアルバイトには任せないような楽しい(=責任ある)仕事を数多く任せてくれました。取材のみではなく、SAKETIMES Internationalのメディア運営そのものも担い、アルバイト or 正社員、という雇用形態では括れない働き方をしていました。

仕事内容に加え「カルチャー」もぴったりとマッチしていたのも大きかったです。当初はビジョンやバリューも言語化する前でしたが、同僚やクライアント、お客様に対して誠実であること、成果に執着し良いものを世に送り出すことに真剣であること、そして日本酒の可能性を信じていること、これらが社員のみでなくアルバイトスタッフ一人一人にまで染み渡っているClearが居心地が良かったのです。

アルバイトだった私は無事、2018年8月、新しい事業「SAKE HUNDRED」のリリースにあたり資金調達の目処がたったことを受けて社員登用していただきました。その後は、スタートアップあるあるで1人3役4役といった具合に私も、広報、マーケティング、グローバル、と複数掛け持ちする役割の中に「採用」が入ってきました。それから3年間、複数業務の兼任を経て今の採用/人事の専任に至ります。

私自身、もともとはグローバルの仕事に興味がありました。そのままClearでもグローバルチームにて海外輸出に専念することも選択肢の1つにあったなかで、なぜ私はグローバルチームではなく、人事専任を選んだのか、その理由は3つあります。

理由1:自分の強みを活かし、受け入れてくれるClear

理由の1つ目は、採用/人事こそが自分の強みを活かせる場所だと感じたことです。採用活動において、自分が絶対の自信を持つ会社や事業の魅力を熱意を持って求職者に伝えることと同時に、求職者の人柄や魅力を引き出して社内のメンバーに伝えることは楽しく、大きなやりがいを感じることに気付きました。人事評価制度などの制度設計やルールづくりが性に合っている点もあります。

ちなみに、先日受けたストレングスファインダーでは「成長促進」が5つのキーワードの中に入っており、以下に書かれた解説を見て「私、採用/人事が天職だわ」と腑に落ちました。

持っている才能によって、あなたは、 周囲の人々の特筆すべき達成や優れたパフォーマンスを認めることを通じて、彼らを支援しています。
あなたは本能的に、 壮大な夢を描く人たちに大きな夢を持つよう説得します。

採用/人事の領域に自身の強みがあることは、トライしてみたからこそ分かったことです。自分の役割を固定せず、さまざまな領域にチャレンジできるのはスタートアップの醍醐味の1つ。興味があることに手をあげることができ、挑戦を肯定し背中を押してくれるClearの環境は最高に素晴らしいものです。

理由2:人事領域におけるグローバルへの挑戦

理由の2つ目は、人事領域からもグローバルな動きが必要になってくると考えたからです。Clearは今後、海外展開を加速させていきます。グローバル規模の仕事は事業側だけではなく、人事領域でも必要になってきます。採用はもちろん、国をまたいだ制度設計や企業カルチャーの醸成、ダイバーシティー&インクルージョンへの取り組みなど、今後のClearの成長を考えるとやるべきことはすべてグローバル規模になってきます。これらをいちからつくりあげることにワクワクしています。

理由3:この社長だから。このメンバーだから。

最後の理由は、世界70億人を見渡した時に、私ほどClearのメンバーのことを考えて採用活動を行い、人事業務を行う人間はいないと考えたからです。

アルバイトスタッフ含め、ほぼすべてのメンバーの入社に関わり、オンボーディングを共に行い、1人1人に対して厚い信頼と愛着を持っています。新しいメンバーが入社し活躍している姿を見ると、採用面談で出会えたことが全て運命だと思えてきます。

また、代表生駒の考えを、手を伸ばせば届く範囲で聴き続けてきた5年間の影響は大きく、組織や人を何よりも大事に考える彼の思考に厚い信頼を抱いています。私は生駒龍史という人間がCEOを務め、今のメンバーが集い、そしてこれからも拡大していくClearだからこそ、ここまで採用や人事に真剣に向き合えるんだろうと考えています。

最後に

Clearでは、たくさんのポジションの求人を公開しています。

転職する側と採用する会社側と、双方が求めるものがマッチするように、どちらかだけが選ぶのではなく、お互いを理解しあいながら会話を進めたいと考えています。応募するにはまだちょっと、と検討中の方は、Meetyでカジュアル面談もオープンしているので、お気軽にお声がけください!


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