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組織の考え方(どの部署に所属するのか)

 よく面接で「どの部署に所属するのか」と聞かれるので、ジェイシーテクノロジーでの部署の目的やグループ分けている意味をまとめました。

全体図

 会社の組織は下記です。(会社説明資料より抜粋)

ジェイシーテクノロジー会社説明会_201911

 この中でエンジニアが所属するのは、「技術サービス部」です。
 技術サービス部の中に「プロジェクト推進グループ」「ICTソリューション支援グループ」があります。

「プロジェクト推進グループ」「ICTソリューション支援グループ」の違いはスキルレベルの違い

グループの違いは、ITSSレベルの違いです。

「プロジェクト推進グループ」=ITSSレベル3以上
「ICTソリューション支援グループ」=ITSSレベル2以下
ITSSレベルの位置づけはIPAの基準に沿っています。
レベル3=要求された作業を全て独力で遂行します。
レベル2=上位者の指導の下に、要求された作業を担当します。
レベル1=情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を有します。

 「若手の未経験者を一流のエンジニアに育てる」というコンセプトの弊社では、未経験の方は「ICTソリューション支援グループ」に所属し、半年に1回のテスト(マイスター認定制度)を受けて年度ごとにレベルを設定しています。

マイスター認定制度=社員の知識・意欲の向上およびプロジェクトリーダー選出を目的として、半年に1回社内でITスキルのテストを行っている。

 この認定レベルが3以上だと「プロジェクト推進グループ」、2以下だと「ICTソリューション支援グループ」に属します。当然ながらグループが違うので、求める役割も下記のように異なります。

「プロジェクト推進グループ」=プロジェクトの遂行、拡張、運営を主体的に行う。

「ICTソリューション支援グループ」=幅広い分野の案件に対応すると共に、技術者としての成長を見据える。

 プロジェクト推進グループはPLやPMと呼ばれるレベルの人になります。 
 ICTソリューション支援グループはPLやPMを目指す人が所属しているグループになります。

 プロジェクト推進グループは、自走してもらうことが前提なので、基本は本人がPLやPM等をやりながら会社貢献をしていく方法を各自で探していく自由なグループです。

メンター制度

 ICTソリューション支援グループは業界経験が浅い人が多いため、サポートする人が必要だと考えています。そのため、「メンター」を一人ひとりにつけています。(メンター制度

メンター制度
技術者のキャリア形成とスキル向上を目的として、下記3点を行う。
・配下メンバのITSSレベル3獲得
・会社方針・理念の浸透
・ビジネススキル、ITスキルの底上げ

 このグループに所属している人の大きな目的は、ITSSレベル3獲得になりますので、メンターと相談しながらスキルアップをしていきます。

基本は一つの部

 ジェイシーテクノロジーでは、プロジェクト単位で仕事はしていますが、上下関係が明確にある組織ではなく、一つの「技術サービス部」という中にエンジニアがいて、スキルでグループが分かれています。

 当然ながらプロジェクト単位でリーダーやマネージャーをつけて仕事をしてきた時期もありました。しかしながら、業種柄全員が同じ場所で働くわけではないので、温度差やコミュニケーションコストが余計にかかっていました。(下記の例ではAさんの部下に6人つけたとしても、同じ案件でもプロジェクト先が異なる場合もあり、コミュニケーションが膨大になっていた)


無題

 そこで、ジェイシーテクノロジーでは本社機能が情報発信する場と設定し、エンジニアは「技術サービス部」のみにしました。一方的な情報になりますが、発信源が統一されているため、途中で主旨が変わることもないため、今はこの方法で対応しています。(基本は社内HPで情報発信します)

 メンターも受け取る情報は違いがありません。そのような環境下でメンターは普段顔を合わせない社員(プロジェクトが異なる社員)をサポートしています。現場の状況を把握する大変さはメンターにありますが、現場にいる社員からすると、普段顔を合わせないからこそ相談しやすいという利点を優先しています。
(メンター制度のサポートとしてKAKEAIというサービスを使っています)

その他の部

 その他の「事業推進室」および「管理部」は下記です。ここは少人数のため役割のみ掲載します。

事業推進室:営業、メンター、研修チーム、マイスター認定運用チーム、新規事業開発
管理部  :総務・労務、人事・採用、営業事務

まとめ

 面接時によく部署のことを聞かれるので、今回説明しようと思いました。人数が多くなるにつれ、「上手くいっていないなぁ」と考えるところにはテコ入れをして組織自体も変更しています。また新しいビジネスがスタートした場合、部も追加されることでしょう。
 入社されたみなさんには、部署がどんな目的で成り立っていて、どんな目標を設定されているかを考えてもらえればありがたいです。

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