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二つの記念日が過ぎて

フルタです。久しぶりにブログ的なことを書き始めることにしました。まとまった文章でしか伝えられないこともあるしね。メンバーでちょこちょこと更新していくのでメンバーと劇団の日常を覗いてもらえたらと。

近況的なことを書くと、コロナ禍の生活ぶりは一年間あんまり変わっていない。仕事の「対面打ち合わせ」と「リモート打ち合わせ」の比率は1対9。これはもう、しばらくこのまま変わらない気がしてきた。移動時間が掛からないのが良いけど、味気ない感じは拭えない。対面の打ち合わせでしか出て来ないアイデアなんかもあるだろうなと思う。仕方ないか。レディオ湘南でやらせて頂いているラジオ番組も一時はスタジオ収録になったけど、再び自宅からのリモート収録に戻った。4人のパーソナリティーでやっている番組だが、オープニングのタイトルコールの声が揃わない。リモート収録の限界。しかし、最近はそんなズレさえ面白く思えてきた。

設立記念日

今週、設立記念日が2つあった。一つは劇団フルタ丸を立ち上げた2002年9月1日。正式に19年目に突入したことになる。最近は時間の経過をカウントする感覚がバカになっているせいか、19年間という経過が嘘みたいに感じる。それともう一つ。会社エンピツは昨年の9月2日が設立日だった。1期が終わったので税理士さんと決算書をまとめている。何かに気付く。そうだ、フルタ丸とエンピツが9月1日と2日で並んでいる。たまたまの完全な偶然で、あとになってから気付いた。けど、もし次に何か自分が新しく立ち上げるものがあれば、設立日を9月3日にしないと気持ちが悪くなってしまった。

『ねむる広告塔』のビジュアル撮影

先週、初めて7人のキャストが揃った。屋外で作品のビジュアル撮影をしながら、夏の終わりに良い時間を過ごすことができた。劇団は作品に向かい始めた時、生き始める。やっぱり、目の前に作品があってこそだな。緊張感が全然違う。座組は良いムードを感じるし、いいものができると直感的におもった。僕は少しずつ台本に取り掛かり始めた。今週は、押し入れに閉まっていた大切なプラモデルの箱を開けて部品を手に取り一つ一つ確認するかのような時間だった。組み立て方と登頂ルートを考え続けた。フルタ丸の台本作りに関しては、あえて日数をかけてゆっくりやることにしている。こんな感覚さえも久しぶりだ。2年ぶりだもんな、本公演。

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劇団フルタ丸『ねむる広告塔』

ねむる広告塔_グラフィックG6-logoA2

11月19日(金)~21日(日)
@APOCシアター

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