あの人は目標に向かって
着々と進んでゆく
時々、怒って荒れるけど
すぐに自分を立て直し
何でもなかったように進んでゆく

私は、なかなか進めない
私を傷つけて足を引っ張る人が
身近にいるから
進んでは絶望の谷に突き落とされて
少し這い上がると
また突き落とされるの繰り返し
平気なふりしてルーティーンをこなすだけで
精一杯の毎日

あの人は、自分を磨いて
どんどん輝き、眩しくなって
私は悪意のブラックホールに
引きずり込まれないように
もがいて、もがいて
体中のパワーを吸い取られて
冷蔵庫の中で忘れ去られた
人参みたいにカッサカサ

どうか、あの人の輝きの一部を
光の粉に変えて
私の上に振りかけて欲しい
そんな奇跡が起こったら
私も、絶望の谷を這い上がって
あの人と一緒に進んでゆける気がする