見出し画像

一瞬でゴキゲンモードになる”コツ”

実は、ゴキゲンになるにはちょっとしたコツというか、『ゴキゲンスイッチ』のようなものが人間には備わっています。


今日は、家のほど近くにある、玉川近代美術館に行ってきました。

郊外にあるこじんまりとしたてて、川ののほとりに、JAの脇に隠れるようにある近代美術館。

展示品はほとんど絵画。よくわからないけど、日本人の画家が多く、よくわからないけど、田舎の風景とか、土とレンガの匂いがしてきそうな古い町並みの絵が多い。

僕がいいなぁと思った作品はいくつかあって、何回もぐるぐるとお気に入りの作品を見回っているうちに、共通点があることに気づいた。

それは、風の音や、草の匂いがしてきそうな、風景画。それも、どどーんと山々、とか、見渡す限り海、とかではなくて、農作業をする人がかすかに見える畑と海の絵とか、小さな橋のかかった池とか、そういう自然の中でひっそりと人の営みが感じられるような風景画が、お気に入りだった。

この美術館の中ほどに小さな机と椅子があって、椅子に座ると大きな窓から外が眺められる。

視界のほとんどはどどーんと山。窓なから手前には綺麗に刈られた芝生と桜かなんかの木、その向こうに川をはさんで農道と、二、三軒の民家がどどーんと山の手前にぽつんぽつんと見える。

民家からは、風呂でも炊いているのか、白い煙がゆっくりと立ち上がって山に溶け込むようにきえていく。

多分、ここの美術館を建てた人も、大自然に間借りするような人間の営みが好きなんじゃなかろうか

とおもった。

それからぐるぐると作品見て回ってると、もう閉館の時間がきたので、そのあと外に出て、そとから、さっきの窓から見える風景を眺めてみた。

静かな美術館の中の椅子で観るのとはちがって、川が流れる音、鳥の声、そして虫が羽音がうるさいほどで、川辺の濡れた土の匂いがした。

太陽は反対側の山に隠れてしまってた。

帰ったら夕食の準備しよーっと思ってJAで買い物をして車に乗り込んだ。

帰り道、僕の心は結構満たされて、ラジオのたわいない掛け合いを聞いてで笑ったりしてた。


自然の中でゴキゲンになるには少しコツがあると思ってて、それは『五感を使う』ということ。

今日行った美術館では、風景画から自然を感じて、美術館の静寂や椅子ではゆっくりした感覚を、そして外では川辺の音や、虫が腕にあたってくるのを感じてた。


そういう、考えるんじゃなくて感じることをすると、アタマとカラダはゴキゲンに切り替わっていく。

自然に行くんなら、考えることはいったんおいて、めいっぱい、聞いて、見て、嗅いで、深呼吸して、自分と周りの温度を感じてみてください。

一緒に誰かといくんなら、手でも繋いでその体温を感じてください。

一瞬で、ゴキゲンモードに突入しますよ。


そして、ゴキゲンスイッチは、自然の中じゃなくてもオンにすることができます。

ほら、今でも。

夜になると、窓を開けるとひんやりした空気が入ってきますね。

冷蔵庫の音が少し小さくなりました。

今日は少し目が疲れたみたい。


こんな感じ。


人は、一瞬でゴキゲンモードに入っていきます。


あーもうこんな時間!眠くなってきたー。

おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?