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チャレンジング行動

ピラミッド教育コンサルタントさんの研修を受講しました。

チャレンジング行動;どのように阻止し、減少させ、行動へ移行する方法

発語がない息子にとってチャレンジング行動が起きることは度々あり、その背景にある問題はなんなのか、どのような場面、時間、状況で何回それが起きているのか、まずは現状をデータにとって記録することの重要性を学びました。「こういう気持ちだろう」という本当かどうか確認しようのないことではなく、ありのままの事実を記録に取り、そこから仮説をたて、支援方法を決め、またデータをとる。支援が有効かどうかもデータを取ることによって検証できるので、「なんとなくこうした方が良いのでは」というようなふわっとした考えではなくしっかりとした支援ができるようになるのが良い点だと思いました。

息子のチャレンジング行動の種類としては、自傷(頬を叩く、手の甲を噛む、頭を叩く)、他害(引っ掻く、つねる、髪をつかむ、押す)などが見られます。それぞれの場面で、どういう状況下でその行動が起こり、その行動の結果何が得られたのかデータをとっていこうと思います。「疲れたんだね」「やりたくなかったんだね」と(勝手に)気持ちを代弁してそういう行動は取らないよと今までは伝えていたのですが、そのやり方は全く適していなかったなと反省しています。そういう行動が起こる背景にあるスキルの不足はなんなのかを考え、そのスキルを計画的に教えていくようにしなければなりません。チャレンジング行動をデータ化することでまた見えてくるものもあるだろうし、他の人からのアドバイスも受けやすくなるかもしれません。家族や事業所のスタッフにも協力してもらいながらまずはデータ収集に努めます。


「遊び」についても、定型発達の子供のように勝手に遊び方を学んでいくということはないということ、教えていけば遊べるようになることなどを実例を通して学ぶことができ、大変参考になりました。

我が家の息子も一人遊びができなくて、やっぱりそれは私がちゃんと教えていなかったからなんだと改めて思いました。
以前もピラミッド社さんのコンサルテーションを受けた時に遊び方を教えることが大事だということを教えていただいていたのですが、それがなかなか実践には繋がっていませんでした。諦めモードになっていたのですが、ここで投げ出してしまうのは勿体無いのでもう一度レッスン計画を練り直して取り組んでみようと思います。遊びを教えるのと同時に教えなければならない重要なコミュニケーションスキルもいくつかあり、どのような順番で何を教えていくのか、事業所のスタッフと連携しながら計画を立てて取り組んでいきます。
遊びの幅が広がらないと、強化子の幅も広がらない。本当にその通りだと思います。

今の社会の中に送り出して生きていけるようにするのが目標なので、目の前から問題を取り除くことは全く解決になってないということを胸に刻んで精進していこうと思います。

たくさんの学びがある有意義な時間でした。

https://tsukuba.fusenkazura.life/


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