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2023年の目標、「社会人1年目ぽくない1年目」を気づいたら余裕で達成していた

今年の振り返りnoteを書くにあたり、「そういえば2023年の目標ってなんだったっけ?」と振り返った。

2023/01/01のツイートから一部抜粋

「1年目には見えないね!」と言われる人間になる

大学卒業、上京を間近に控えた2023年1月、私はとにかく大人びたかった。
社会人の人たちと会話をする時、なんとなく話のレベルを合わせてもらってる感じがして申し訳なかった。かといって社会人数人の中にポツンと入った時には、みんな楽しそうに熱く語っているのに自分はその会話についていけないことが多くて悔しかった。
そんなもどかしさから、いわゆるフレッシュな社会人1年目ではなく、深み渋みの出てきた5.6年目くらいの頭、貫禄が欲しくてこんな目標を立てた。

あの頃は社会人になってベンチャー企業でバリバリ働いてこの目標を達成している自分を想像していた。あれから早1年、当時全く想像していなかった形で、気づいたら目標を達成していた。

2023年3月のインスタのストーリー
まさかこんなことになるとは思っていなかった

新卒半年で休職しました

9月末から、新卒で入社した会社を休職している。
会社で起きるショックな出来事の数々や自分自身からのプレッシャーでいっぱいいっぱいになって、いったんお休みさせてもらうことにした。
元来抱え込みやすい方ではあったが、学生時代はしんどくなった時の逃げ場を複数持っていたので大ごとにならなかった。社会人になって逃げ場が減り、逃げ場があっても行く時間が無くなった。
そんなこんなで心身が社会の流れに追いつかなくなり、一旦足踏み期間に入った。

ある程度復活するまで地元の北海道で自然と触れ合ってました

休職して気づいた「等身大」の大切さ

休職してからの3ヶ月間、本当に色々なことがあった。全部事細かに書くと1万字を優に超えてしまいそうなので省くが、とにかくたくさんの人と会って話して、自問自答ノートを作って自分自身に問いかけて、これからについて考えた。
初めのうちは自分で自分の本音が見えなかった。最初は何故かわからなかったが、ひょんなことからその理由に気づいた。

「なんか私、かっこつけてる?」

人から何か質問された時や自分自身で問いを投げた時、いつも自分は「本当に思っていること」ではなく「いい人が言いそうなこと」を口にしてしまっていることに気づいた。自分の言ったことを振り返るとなんだかちぐはぐで、まるで国語の教科書の「この時の主人公の気持ちは?」に答えているようで、とにかく、私が今まで発していた言葉は自分の言葉ではなかった。

このままかっこつけていてはいつまでも本当にやりたいことはわからない。本当の自分と向き合う決意をした。いい人意見を言ってしまいそうな自分に「本当に思ってる?」って聞いて、自分の本音を引き出す練習をした。

正直、結構きつかった。自分のことをいい人だと思っていたかったのに、「いい人が言いそうなこと」と「本当の自分の意見」があまりにも違いすぎた。自分のことすごい偽善者だ悪者だとか思って自己肯定感めっちゃ下がった。

自問自答ノートより抜粋
今までやってきたこと全部偽善やん、たち悪いな自分と思ってた

でも、そこに向き合ったら本当に好きなこと、やりたいことがわかったよ

けど、そんな大した人間じゃない自分も含めて丸ごと自分自身だと認めたら、今までモヤがかかっていた本当の自分の姿が少しずつ見えるようになった。これがしたい、これが好き、これを大切にしたい。これはしたくない、これは好きじゃない、これはあんまり重要じゃない。等身大の自分から出てくる言葉は、いい言葉も悪い言葉も全部本物だった。

目標の振り返り

紆余曲折あった2023年、目標を改めて振り返る。

目標:「1年目には見えないね!」と言われる人間になる

社会に揉まれて、自分で自分をボコボコにして、思いっきり折れて、自分自身と向き合って、渋み深みが出たかは怪しいところだが1年前に比べるとだいぶ現実を見つめられる人間になった気がする。
キャリアとして、いわゆる真っ当な生き方として、今の状況はかっこ悪いかもしれない。当時の自分が思い描いていた「社会人1年目には見えない人」の定義からは大きく外れているだろう。
でも、このかっこ悪い生き方をしている今は、自分にとって大切な時期なんだと思う。背伸びせず、自分の現地点を知り、等身大で生きることを学んでから、他人にどう思われるかではなくて、本当に自分がしたいことがちょっとずつちょっとずつ見えてくるようになった(まだかっこつけちゃうこともあるけど)。

休職、挫折、復活のスーパー紆余曲折。当初想定していたコースからは大きく逸れたが、今の自分は確実に「社会人1年目っぽい1年目」ではない。不覚にも、皮肉にも、知らないうちに、目標は達成されていた。

自分を探す旅は一生続くと思うし、また折れるだろうし、本当の自分にがっかりするタイミングはこれからも来ると思う。けど、自分に蓋をして生きるより、こっちのほうがよっぽどいい!

おわり

あとがき

今回は私が住んでいるコミュニティハウスアオイエのアドベントカレンダー企画のために筆を取りました。今、自分の状況を前向きに捉えて少しずつ前に進むことができているのは、アオイエ住民との対話のおかげでもあります。不安な毎日を過ごす中で、考えを伝え合える相手が常に家にいること、多種多様な生き方をする人たちと接点を持てること、自分と向き合うタイミングを迎えている自分にとってアオイエでの関わりはなくてはならないものです。

多才な住民がみんなの似顔絵を描いてくれたりします
作:あおちゃん(女優)

心地よい空間です。ぜひSNS等覗いてみてください。

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