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【XYのふたりごとVol.11:アルバージェの過去コレクション、ぜーんぶ振り返ります!<後編>】

 みなさん、こんばんは!真夏日が続きますね、、。体調崩されていませんか?
 本日は、前回に引き続き「アルバージェの過去コレクション、ぜーんぶ振り返ります!<後編>」です。2015年にブランドを初めて、9月で丸5年となりますが、その前に一度コレクションを全部振り返ってみて、これから先アルバージェがお客様にどんな価値をお届けすることができるか?を再検討するためのブレスト一部を公開。今回もゆる〜りお楽しみいただければ幸いです。


◆ 全ての要素を融合して、引き算すると完成する

せいな:18AW「eyewitness」ですね。
めぐみ結婚式のドレスと一緒に着られる下着が欲しいって話をしたんですよね。
せいな:そう、そこから私がたまたまその頃、マッツグスタフソンの絵を見て、水彩画のような、境界線があやふやになる感じとか、重なり合うヌードとかがピンクヌードやオレンジヌードみたいな色で。それに黒でシルエットをなぞっていて。その感じからイメージが湧いてスタートした感じだったはず。

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めぐみ:うんうん。
せいな:で、結婚式は正装なのでそう言った洋服のイメージを漁っていて、”タキシード”にたどり着いた。ここでドレスの方向性にいかないのがアルバージェらしいところなんですけど。デコルテのところが装飾性のあるシルエットにすごく心惹かれて、タキシードっぽさとそれを組み合わせてどんどん(デザイン画を)描いてったんだよね。
めぐみ:なるほど。
せいな:で、素材屋さんに足を運んで、レースやらいろんな物を見ていく中でしっくりくる物に出会えて、はめていったら「TUXEDO TANK TOP BRA」が生まれたって感じ。
めぐみ:うん。
せいなシンプルでモダンなムードがアルバージェのムードでもあるから、いろんな要素を集めてどんどん引き算していくと出来上がるという感じなんだよね、いつも。
めぐみ:このコレクションのノベルティは冲方さんに書き下ろしていただいた小説だったと思うんですが、TUXEDOとNUDEがアイテムとしてコントラストがあった分、それぞれのお話も同じ主人公なんだけどコントラストが出てよかったよね。さすが、冲方さん。
せいな:そうだね。
めぐみ:あと、割と流動的に決まったことが多いコレクションだったよね。それこそ、アトリエでせいなさんがNUDEの試作品を縫ってトルソーに着せていて、それがふと目に入ったんだけど。まだ、アンダー下のレースのスカラップを切っていない状態で着せられていてそれが私にとってはすごく新鮮で「わ、そのスカラップかっこいいですね!」って言ったら、ここは切り離す予定だって聞いて、切らないで作ってみたら?って話してそのまま製品になったりして。
せいな:確かにそうでしたね。そうだったそうだった。
めぐみ:だから、クラシックとモダンの融合したコレクションだったのだけど、もしかしたらランジェリーフリークの方にしか受け入れてもらえないかも、とドキドキしながらリリースしたのを覚えてる。
せいな:ね、でも思ったより ───
めぐみ:受け入れられたよね。価格帯がいつもより少し高めになってしまったのもあって、オーダー入るまで多少のラグはあったけど、時間と共にお客様が着用画像をSNSに上げてくれたりして、そこから動くようになって最終的には人気商品に仲間入りした感じ。(TUXEDO TANK TOP BRA)
せいな:そうだったね。
めぐみ:アルバージェやってて面白いのって、最初ほとんど動かなかったのに時間と共に一気に動き出すようになったり、最初からドーンと動いたり。二極化することが多い。リリース前はいろんな想定をして訴求かけるんだけど、お客様の反応が真逆の時があって、あれ?と思って落ち込むんだけど次の瞬間にドドドッと動いたり。まだまだ読めない。(笑)
せいな:値段の差なのかな?と思ったりするけど、そうでない時も多いから難しいよね。(笑)


◆ 切り分けて、溶け合って、心地よい距離感を保てる人

めぐみ:なので、総じて18AWはじわじわお客様に受け入れられて、最終的にアルバージェを代表するような人気アイテムになったという感じですね。ノベルティも異業種コラボレーションということで、目に留めていただける機会も多くて、メディアでも紹介してもらえましたね。そのノベルティの書き下ろし短編小説がまたアルバージェらしい人物像というか。
せいな:自分流が強い主人公って感じで書いていただけましたよね。あとは人との距離感を持つのが上手な人のイメージ。深入りもしすぎず、遠巻きでもなく、お互いの心地よい距離感で接することが出来る人。主人公はとある結婚式に参列してるワケだけど、新婦と仲がいいのか、悪いのかよくわからない・・・みたいなね。(笑)
めぐみ:・・・いや、それでいうとこの間、〇〇さん(アルバージェの生産管理や工場さんとの間に入ってくださるパートナー)に私とせいなさんの距離感が不思議だって話をされたんだよね。(笑)要は仲いいのか悪いのかどっち?みたいな。それ言われて思ったのは、仲良しかどうかなんて考えたこともなかったし、私たちにおいては特に重要なことではないのだな、と。お互いに唯我独存でありながら、交わる時は交わえる心地よさというかね。
せいな:ほんとそうね。仲がいいかどうかって大したことではないというか、「仲良し」ってあえて口に出していうようなことじゃないと思ってて、それぞれの心地よい距離感を保てる人だと思う。自分と相手の区切りを上手につけて、深入りしないで相手の問題と自分の問題を上手に切り分けて、時に溶け合ってバランスを保てることが重要というかね。
めぐみ:うん。わかる。周りでたまに聞こえてくることで「ラインを返さないと怒る友達」とか「遊びの誘いを断られて怒るor拗ねる友達」とかいるっぽいけど、そういうの聞いて生きるの大変そうだなと思う。(笑)そういう人っていうのは完全に溶け合いたいタイプの人なんだろうね。友達や恋人と。
せいな:何もかもが溶け合っちゃう系の人ね。
めぐみ:ま、とはいえ素直に愛情表現できるタイプの人なのかもしれないし、もっといえば愛深い人なのかもしれないしね、否定はしない。
せいな:うん。
めぐみ:女性2人で会社やってると、AKBの不仲説的な感じで興味本位で仲良くない方向に持って行きたがる人とかいるじゃん。でも仲がいいかどうかなんてビジネスにおいては重要じゃなくて、もちろん完全な不和はよくないけど、基本的にビジネス上での倫理観と価値観が一致していれば仲良しこよしでいる必要はない気もするよね。
せいな:「仲良い」っていう形容詞が微妙だよね。もっとしっくりくる言葉ないかな。(笑)
めぐみ:わかる。・・・まあ、話それちゃったけど、18AWの短編小説に出てくる女性の価値観っていうのがすごく自分と共通する部分が多くて、さすが冲方さんだな〜と思ったって話。(笑)
せいな:そうだね。自分の人生を自立している女性を表現したかった18AWコレクションだったワケだけど、冲方さんは見事にそれを文学に落とし込んでくださったって思う。
オンリー・ワン / シェイプ・オブ・ワールド
友だち、恋愛、仕事、⼈生、SNS
情報やモノに溢れる複雑な現代で、
⾃分の価値観を大切に、上手に生きること。
それは、優しさと強さとほんの少しの冷たさで
自分と世界を切り分けるということ。
若さとオトナの狭間に生きる、
たくましくも嫋やかな主人公。
とある友⼈の結婚式を舞台に繰り広げられる
リアルでほろ苦い物語。


◆ アルバージェ、夏の風物詩

めぐみ:6月ごろになると突然オーダーが入って、「あ、夏が来るぞ」と感じるコレクションではあるね、19SSは。つい先日もオーダーが入って気づいたワケだけど。
せいな:XYの夏の風物詩?みたいなね。「生々流転」コレクションのアイテムのオーダーが増えるのは6月〜だね。
めぐみ:このコレクションの誕生背景には結構いろんなストーリーがね。
せいな:そうですね。この時はそうでしたね。
めぐみ:身近な場所で人の生死、それぞれについて考えさせられる機会が続いていた頃で、それが元になってそんな体験をした人たちへ向けたコレクションを作りたいってことでね。
せいな:そうでしたね。たまたま横山大観の「生々流転」の展示も重なっていて、そこら辺が合致した感じ。大観の絵と、女神の絵と───

▼横山大観「生々流転」

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めぐみ:モデルをしていただいた国貞さんの雰囲気とポージングの世界観が完全に女神だね。
せいな:確かに!女神感!
めぐみ:ね〜、すごい。
せいな:このコレクションは、海(サーフ)と女神の要素を融合させて、クラシックとコンテンポラリー&ヘルシーな世界観を出したかったんだよね。
めぐみ:ラインナップ見ても、Pass The Summer / Under Treeはサーフ要素で、Mournブラは女神要素で、その中間をTsuyaボディが担ってる感じだよね。

▼ Pass the summer

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▼ Under Tree

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▼ Mourn

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▼ Tsuya

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せいな:そうそう。
めぐみ:ネーミングも少しひねったというか。「Mourn」はフランス語で「死」、「Tsuya」は日本語で「お通夜」と「艶」の両方から引っ張ってつけてみたり、ね。
せいな:で、ずっとやりたかったフレグランスをIZUMI KAN君にお願いして、オリジナルで作ったんだよね。
めぐみ:あー、そうそう。この間友人が初夏の香りとしてつけていてくれて。いまだに大事にしてくれてるんだと嬉しくなりました。
せいなお通夜にもつけていけるくらい邪魔にならないナチュラルな香り、霧や靄のようなイメージとかいろいろ伝えて、見事にそんな感じの香りを作ってきてくれましたよね。すごい。
めぐみ:オゾンノート、ブラックフラワー、ホワイトオーク、クローブ・・・選ぶ素材がかっこいいよね〜。さすがカンくんだ。
めぐみ:そうですね〜。あと、過去最速でアイテムが動いていったコレクションでもある。シンプルであるからこそお客様にとって自分の使用環境がイメージしやすかったのか、生活に取り入れやすかったのか。自分もそうだけど、クローゼットのなかのスタメン。特に最近のおうち時間においては大活躍してる。
せいな:スタンダードは強いね。


◆ 「美醜」の共存

めぐみ:それがあっての19AWで一気に「闇」もしくは「病み」の世界へ。(笑)
せいな:うん(笑)、この頃ははっきりした黄緑とか蛍光色を使いたい時期で、たまたまそれにぴったりなレースを見つけちゃった。で、その時に「河鍋暁斎」の絵も見てて、それに合わせて作っていった感じでもあります。遊び心のある絵を描くのだけど、そのためには卓越した絵心がなくてはいけないワケですが。河鍋暁斎の美しい絵と、醜い絵の共存みたいなところに魅せられてインスパイアされたということですよね。

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めぐみ:「美醜」の部分だね。


◆ 誰のための、どんなランジェリー(コレクション)か

せいな:うん。でね、この時めぐさんがコレクション単体のペルソナ作ってきてくれたんですよ。
めぐみ:あ、そうだ!懐かしい。(笑)
※下記、写真と文章はすべて創作です。実在する人物とは異なります。

▼ 当時作成したペルソナ

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スクリーンショット 2020-06-17 22.26.00

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せいな:で、このペルソナ読んでて人物像を思い浮かべてコレクション作ってる時に「Showmore」に出会ったの。
めぐみ:あ〜、「リンスインシャンプー」ね。
せいな:そう。この曲聴きながら作ってた。(笑)「毒を着てキメろ」コレクションはこの曲に出てくる女性を辛辣な言葉で勇気づける女友達という感じだったの。腹極めできない女の子を勇気付けるようなアイテムを意識した。潔さのある服、とかね。
rinse in shampoo / showmore

貴方が見つめた私はきっと全部嘘で
私が見つめた貴方もきっと全部嘘で
知りたくないことばっか知りえちゃって
困っちゃうな
手のひらのブラックボックス
壊してしまいたいな

rinse in shampooの匂いが 
2人を繋いだ証だとしたら
rinse in shampooの匂いで 
朝の街に溶け込んていく

皆が生きてるこの町はきっと全部嘘で
私が生きてるこの町もきっと全部嘘で
寂しいだけなのに
すがっちゃって困っちゃうな
本当の私を誰かに教えたいな

rinse in shampooの匂いが 
私が生きた証だとしたら
rinse in shampooの匂いで 
朝の街に溶け込んていく

貴方が愛した私を忘れないで
この町で生きていた私を消さないで

rinse in shampooの匂いが 
2人を繋いだ証だとしたら
rinse in shampooの匂いで 
朝の街に溶け込んていく
rinse in shampooの匂いが 
私が生きた証だとしたら
rinse in shampooの匂いで 
朝の街に溶け込んていく
めぐみ:うんうん。ペルソナの内容も、傷つくことがあって人生をリスタートしている女の子をイメージして3人書いた
せいな:うん。そう。だから、最終的に腹極めできない女の子というよりはそこから潔く立ち直る、辛辣なアドバイスをする女友達という感じに振り切って行けたんだと思う。
めぐみ:この時私も何かでお尻の割れ目ギリギリまで見えるバックオープンの洋服の写真を見つけてせいなさんにシェアして、ここまでガッツリ背中開けても可愛いよね、といった流れでIN Back Lace OPが生まれたりとかね。潔く、ガバッと開けちゃえみたいな。
せいな:そうだね。結構パンチのあるアイテムをラインナップした感じはある。1着で様になるアイテムを意識したのだけど、バランスをとるためにTsuya OPを追加したりはした。結果、クセのあるアイテムが多いコレクションですよね。
めぐみ:はいはいはい。
せいな:SSはだいぶシンプルな感じにしたから、AWは遊び効かせちゃっていいんじゃないですか?って話をした気がする。
めぐみ:うん、そうでしたね。ノベルティもアロマオイルにしたけど、最初はお酒の「アブサン」にしようかなんて話もしてた。(笑)でも流石にお酒はつけられないよねって話になり、アブサンの原料から調べて、最終的に「ニガヨモギ」になって、ヨモギをキーエッセンスにしてもらったんですよね。
せいな:この時なんだっけ・・・ニガヨモギを英語にするとwarm woodっていうんだけど、それが確か蛇が這ったあとをさす英語かなんかで。レースの柄も、蛇っぽい感じもあっていろいろ合致したのだよね。
めぐみ:うん。しかも名前が「POISON」てね。(笑)
せいな:攻めたね。(笑)ルックのイメージもパンクな感じを出したくて作った気がする。
めぐみ:Neneさんがまた素敵な表情を出してくれて・・・。イメージ通りのルックになりましたね。



◆ 18禁コレクション

せいな:2019バレンタインの気まぐれコレクションは、珍しくノベルティ先行だったんですよね。
めぐみ:そうそう。私がLove Peace Clubでお買い物した時に同梱されてたカタログを読んでてフランスのオーガニックのマッサージオイルブランドの「exsens」を知って、塗った後にフゥッと息をかけたら熱くなるってのがすご〜いってことでシェアしたよね。
せいな:息をかけて熱くなるなんてすごい!って思って、そこからインスパイアされた結果、素材探して”フリンジ”のアイテムになった。デザインは後から湧いた珍しいパターン。
めぐみ:なんなら「exsens」のためのランジェリーと言っても過言ではない。(笑)
せいな:こういう作り方しても楽しんだな〜って学びにもなった。ここまで用途を制限して作るのは作り手としては楽しかった。
めぐみ:自分で言うのもなんだけど、いろんなチャレンジをしているブランドですよね、アルバージェは。(笑)気まぐれコレクションの中のPG-18は文字通り18禁アイテムを付属すると言う試みだけど、これはずっと続けよう。(笑)
せいな:そうだね。
めぐみ:私たちのボーナスステージのつもりで。(笑)
せいな:ボーナスステージ!(笑)


◆ アルバージェ Ver2.0

めぐみ:からの・・・ついに最新作にきましたね。20SS!このコレクションはリリースまでに本当にいろんなことが起きたなぁ、と。結果的にすごく深みのあるコレクションになったと個人的には思う。
せいな:そうですね。オリンピックがコンセプトの中に入ってたりするけど、オリンピック賛美と言うよりは時代の反映として取り入れていて、それに加えて、塩田千春さんの作品を見て、そこからさらにインスピレーションを得て作っていった感じ。
めぐみ:うんうん。
せいな:日常に添えるものとしての「下着」と言うのを意識して作り始めていて、そこにオリンピックのスポーツ要素を加えて、コンセプトである「挑戦者たち」が生まれた。
めぐみ:私、最初にせいなさんがコレクションの土台となるイメージブックを共有してくれた時に入っていた言葉ですごく好きなフレーズで「泥臭くひたむきなエレガンス」て言うのがあって。これはそのままメッセージに落とし込むところで使わせてもらったけど。「泥臭い」と「エレガンス」って言う対極の言葉を一つに合わせるために「ひたむき」で相反する二つの価値観や概念を繋げてる。これぞアルバージェのマインドって感じで好き
せいな:なるほどね。
めぐみ:しかも、今回のモデルをしてくれたichiさんのパーソナリティがそれらとぴったりはまっていて。痣ができるほどスケーターとして活動しながら、モデルとしても活躍してて。自分らしく生きることにひたむきに向き合って、その中で泥臭く、かつエレガントに人生を乗りこなしてる感じ。ルック撮影の時にも思ったけど細かいコミュニケーションを取らずにスッと撮影に入れた感じがあったのは、コレクションテーマとichiさんのパーソナリティや世界観がバツっとはまってたからなんだろうな〜なんて。もちろんヘアメイクさんやカメラマンさんのクリエイションが素晴らしいのもあるけど、その上で、ね。
せいな:そうだね。今回のコレクションは素敵なレースに出会えたのも大きいですね。このコレクションでは絶対お花のレースは使わないって決めていて、シルエットや色合いで雰囲気が出るようなレースを使おうという私なりの「挑戦」もあった。お花のレースを使えばすぐにエレガンスに仕上げられるけど、あえてそこはしないという挑戦。
めぐみ:なるほどね。・・・今回のノベルティもセレンディンピティ※1を感じる展開だったよね。(※1:素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ること)
せいな:『SUNNY SUNNY ANN!』ね。
めぐみ:この漫画との出会いは去年の秋頃だったかな。たまたま私がネットで見つけて、素敵な絵だなと思って作品をいくつか購入して読んでるうちにハマっちゃって。中でも『SUNNY SUNNY ANN!』の主人公アンの破天荒でいながら愛を持って自分らしく生きる姿にやられちゃって。せいなさんに見せて、作者の山本美希さんとコラボがしたい!と話したのがきっかけでしたね。
せいな:そうだね。私も読ませてもらって、いつでもいいので必ずコラボさせてもらいたいよね!って賛同して絶対何かしらでオファーしようって話になった。
めぐみ:そう。で、20SSが固まってきた時に、コンセプトの人物像と、自由を求めて生きるアンの精神が共通するかもしれないってことで山本先生に熱いメールを送ってオファーしたら、快諾してくださった。
せいな:そうですね。アルバージェのお客様にも「SUNNY SUNNY ANN!」読んでいただきたいですね〜。
めぐみ:そうだね。面白いからあっという間に読めてしまうし、絵のタッチも素敵なのでお部屋に飾っておいてもいいくらい。エコバッグにイラストをプリントさせていただく形でのコラボとなったけど、可愛いから私は実用性もかねて玄関に飾ってる。

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せいな:サイズも大判だしね。たくさん入る。
めぐみ:しかも、まだどこにも出ていないアンのイラスト2パターンがそれぞれプリントされてるしね。今年の7月からビニール袋が完全に有料化されるし、エコバッグが必ず必要になるはずなので、実用性も含めてとてもいいノベルティになったと思う。

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せいな:あとは、無事に届いてくれることを祈る・・・。コロナの影響で蜜を避けるために工場の稼働が半分に減らされちゃっているみたいで。もちろん安心・安全が最優先なのでそれは仕方がないのだけど、工場さんとしても物凄いストレスなんだろうなと思う。。
めぐみ:その中でも工場さんには一生懸命やっていただいてるからこれ以上何も望めないしね。お客様にお届けする商品だから無理にやってクオリティが下がってしまうのもよくないし。これは本当に仕方ない。
せいな:ですね〜。ワンピースは先に納品されたので順次発送開始してますけど。ランジェリーは来週頭くらいから順次お届けできるかなって言う感じ。
めぐみ:楽しみですね。我々はもう次のコレクションに頭を切り替えてますが ───

せいな:毎回進化していなければコレクションを作る意味がないので、20AWもご期待いただきたいですね。
めぐみ20SSはアルバージェのver.2.0の第一歩なコレクションになったと思うので、AWはその次としてさらに新たなご提案ができたらいいね。ブランド5周年だし、アルバージェそのもののコンセプトのブラッシュアップも鋭意進行中だし、それに伴いMAISON XYもリニューアル予定なので色々と皆さんにサプライズをお届けできたら嬉しいな〜。2020年もどんどん挑戦していきましょうね。


(おわり)


<次回は7月1日(水)18:00更新予定>
【XYのふたりごとVol.12:(テーマ未定)】
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