【あれこれ】「こんな明るい不登校は見たことない」
初めまして。はやとです。現在、23歳の社会人2年目です。
縁あって、「不登校だった自分は、いまどんな生活をしているのか」をテーマに寄稿させていただくことになりました。
とは言えいきなり現在の生活について書く前に、まずは私の不登校遍歴について述べたいと思います。学校にまともに行かなくなったのは小学校1年生でした。今となっては明確な理由は思い出せませんが、当時の担任の先生と相性が悪かったり、そもそも時間通りに動かねばならない学校制度に適応できなかったり複合的な要因で不登校になりました。その後、小学校5年生頃までは学校に行ったり行かなかったり、給食だけ食べに行ったり、ときには適応指導教室に通う時期があったり、時期によって日々の過ごし方は異なりましたが、まともに学校には通っていなかったです。小学校5年生頃から中学校を卒業するまでは適応指導教室にほぼ毎日通っていました。ちょうどその時期適応指導教室で働いていた先生方が自分にはとても合っており、毎日畑を耕したり、料理を作ったり楽しく生活していました。中学卒業後は通信制高校に進学しました。その通信制高校は私にとって非常に良い環境で、通信制ではありましたがほぼ毎日登校していました。高校卒業後は大学に進学し、実家を離れ、一人暮らしを始めました。大学でも友人や環境に恵まれ、とても充実した4年間を過ごしました。
大学卒業後の現在は外資系IT企業に就職し、2024年4月から社会人2年目です。会社ではオフィスに行けば外国人がたくさんいる刺激的な環境で働いています。仕事は楽しく、多少風邪気味でも休まないくらいです。プライベートでも大学の友達や会社の同期と旅行に行ったり、飲みに行ったり毎日充実しています。時には朝まで飲み明かし、翌日にしんどい思いをすることもしばしば。。。特にここ最近は飲み過ぎで体調を崩しかけた時があり、お酒は控えようと思っています。ただ、朝まで飲んでくれる友達がいるのは嬉しいなとも思ってしまうので、またしんどい朝を迎える未来が間近に見えています。
ざっと私の過去から現在まで振り返ってきましたが、最近会社の同期から言われた印象に残っている言葉を紹介します。その同期は私に「こんなに明るい元不登校は見たことがない」と言ってくれました。この言葉には、不登校=暗いという偏見が潜んでおりますが、一旦置いておきます。この言葉が印象に残っているのは、不登校だった過去は他人からは分からないものなんだなと深く実感したからです。この文章を読んでくださっている方の中には、不登校当事者やその関係者の方も多いかと思います。中には不登校経験に苦しんでいる人もいるかと思いますが、私個人にとっては不登校だった過去はあまりネガティブなものではなく、むしろ自分のアイデンティになっています。仲の良い人達との間では持ちネタとして笑いに変えているほどです。そこまで振り切れるのは今が充実しているからこそです。個々人の辛い経験を軽視する気持ちは微塵もありませんが、元不登校である経験を不謹慎にもネタにしている人間がいることを知り、少しでも勇気付けられる人がいたら、この文章を書いた意味があったんだなと嬉しく思います。