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【あれこれ】僕の不登校自己紹介


不登校だったころケンタさんが当時救われていたもの……大共感ですね。本日も初寄稿者の方からご寄稿いただきました。不登校の経験談やいまの生活、ここでいっしょに書き記していただけるご寄稿者も随時募集中です!(スタッフ・古川)






はじめまして。ケンタと申します。

今回、ご縁があり、記事を書かせて頂いております。
簡単な自己紹介をさせて頂きますね。
僕は中学2年〜高校3年位まで断続的に計3年ほど不登校をしていました。
今年30代半ばになり、転職の真っただ中の無職です。二年前から実家の家業を辞め、ジェットコースターの様に不安定な毎日を過ごしています。転職は初めてではなく、ニート期間をする度に、不登校だった頃の気持ちの焦りや、心のザワつきを思い出します笑

不登校の未来の形の一つのケースである僕の生き方ですが、一回脱線した道は、どうやら戻る事はなく、ガタガタと道なき道を進み、安定とかけ離れた生き方なのがリアルです。

ただ、不登校の寂しい時期と現在の違いは、ガタガタと下手くそな生き方をしながら、明らかにギャラリー(見学者)が増えたという事。「いつも生きにくそうだね…笑」と奥さんに同情されながら、この年齢でもワクワクしながら、友達に会いに行く時間も、僕が作り上げてきた現状でもあります。

ここまで来るのに、本当にいろんなことがありましたが、きっと誰にもマネは出来ないんだろうなとも思います。

こんな、不器用な凸凹人生保持者の僕の記事に付き合ってくださる方がいれば、是非覗いていただき、楽しんでいただければと思います。


不登校時代の自分

小学生の頃から他の人たちと’’何か違うと’’思っていました。
それは、見た目とかそういった表面的なモノではなく、爽やかな青色から黒色に代わる深海の様に、心の深い感情からみんなと違っていた感覚。
たまに、深海から泡のようにブクブクと気持ちの悪い感覚が浮き上がってきて、僕は倒れてしまいそうになっていました。今思えばそれはパニック発作でした。

考えすぎ、神経質と言われ続ける事が何となく嫌だった僕は、クラスのヒーローで在りたい欲が強く、明るく元気でいる事を自分自身に課していました。元気で居ようとする度に、深海からブクブクとパニックの泡に襲われていました。

そうやって僕の不登校への道はどんどん形成されていきました。

中学に入り、それまで良好な人間関係であった友達も、思春期を経て、気づいたら手に負えないほど繊細で、難しい感情の波が教室を囲んでいました。

僕はその波に毎日のように襲われながら、悪口や陰口に怯えていました。
人から人への悪意がどうやら苦手な僕は、心の奥に在ったドス黒い深海に逃げ込む癖がついてしまい、ある日を境に学校に行く事が怖くなり不登校としての人生を歩むことになりました。

今でも、悪口や陰口が飛び交う環境で生きる事は苦手で、環境への対応能力が低いのかなと思う事があります。ただ、学生時代は登校という1つの選択肢しかなかった為、人生の対応能力がないと錯覚して、死にたくなるような日々を送っていました。ただ、一つ救いだったのはここで度胸や根性があれば、人生を終了する気合いがあったかもしれません。生まれつきのビビりであったので、苦しい日々を受け入れる側に回りました。今でもこのビビりな性格に助けられているのを感じています笑そんな僕なので、自分と合わない事であったり、自分が潰されそうな事に対して敏感で、何度も対人トラブルになりました。それは社会的な信用を失うことかもしれないけど、自分を守る事で、どれだけの自分を大切に出来たんだろうと誇れる事でもあります。これにより失った事や、人は沢山いますが、目の前の大切な人たちを自分の出来る事で魅せていけばいいと思っているので問題なしです笑


不登校の僕を救ってくれた事

それがラジオでした。不登校の醍醐味としては昼夜逆転の生活リズムにあると思います。今でもどちらかというと夜になると頭の動きはよくなるタイプで、この記事も夕方から夜にかけて書いています。夜遊びが昔から得意なタイプだったのかもしれませんね笑
ただ、夜となると元気なのは僕だけだったので、孤独な時間でもありました。そんな時に僕を救ってくれたのがラジオです。今ではRadikoやポッドキャストはスマホでも聴けるようになったので好きな方には、より身近にラジオ文化が楽しめているかと思います。

不登校の時、スピーカーのノイズ混じりのDJはいつも、僕に向けて話しかけてくれていました。20時を超えるとディープなリスナーも増えてくる為、話の内容も過激でリアルな生活の裏側が垣間見えて、とても刺激的でした。世間からのレールを外れた’’変わり者の自分’’でも受けてもらえている感覚があった事を今でも思い出します。

この時のラジオ習慣は今でも続いており、三四郎、佐久間行、伊集院光、爆笑問題などお笑い芸人のラジオを毎週楽しみに聴いています。そして、ラジオが好きすぎて、僕自身もX、youtube、Podcastなどを使ってラジオを趣味で行っていたりします。
それに反応してくれた友達とコラボをしたり、同じく、ラジオを趣味でやっている友達の番組での誘いが来ています。好きな事を通して類友の輪が広がる感覚は何とも言い難いほど快感で嬉しいです。苦しかった不登校時代のお供であったからこそ、ラジオ愛も育まれているのかもしれませんね。

ラジオ以外にも、不登校時代に出会い、現在にも多大なる影響を与えてくれている事がありますので、随時書き記したいと思っています。





○寄稿者募集!

不登校ラボでは、連載【あれこれありましたが、】をnote内にておこなっています。

ここは、人生のはやいうちにつまづいてしまったさまざまな人が集まり、創作や出会いを通じて当時をもう一度ふり返る人生の研究所。かつてかかっていた”もや”を、いまのあなたが観察するところです。

寄稿連載【あれこれありましたが、】では、当時行きづまっていた私たちがいまどうやって生きているか。あれこれありましたが、よろしくやってる方々の日常や思考を寄せてもらい、連載しています。

読者からも寄稿作家を募集しています。学生時代に挫折をもつ人(不登校経験がなくても構いません)、学校に行きたくなかった日が1日でもある人、自分の文章をこの場で書いてみたいと感じる方は、ぜひ、スタッフ古川までご一報いただけますと幸いです。たくさんの方々のご参加、お待ちしております。
メール:kansinken723101659@icloud.com

企画の詳細は以下記事から↓
https://note.com/futoko_rabo/n/n787d569fca3b

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