「不登校は甘え」ではありません 子どもたちはサバイバーです
「学校へ行かないことは甘え。親の甘やかしだ」と、まわりの方から言われることがあります。しかし、本当にそうでしょうか?不登校はたんなる甘えでしょうか?私はそうは思いません。理由を綴りたいと思います。(連載「出張版 お母さんのほけんしつ」第25回)※写真は土橋優平さん
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「子どもを学校へ行かせないなんて、親の甘やかしだ。無理やりにでも引っ張って行けばいい」。フリースクールの取り組みをするなかで、私がある方から言われた言葉です。保護者のみなさんからも身近な人から「子どもを甘やかすな」、「子どもに楽をさせるな」といった言葉をかけられたという相談を多くいただきます。
そんな話を聞くたび、私は思うのです。「そもそも、学校へ行かない生活というのは本当に楽なのだろうか」と。
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日本で唯一の不登校専門紙です。創刊前年の夏休み明け前後に発生した中学生の自殺等をきっかけに、「学校に行くか死ぬかしないという状況を変えたい…