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必ず読んでおきたい飛行機模型本「エアモデル・ウェザリングマスター 林 周市の世界 Vol.2」

おそらく、今一番魅力的な飛行機模型を作るモデラー・林 周市さんのまとめ本の続刊が12月2日に発売。その編集のお手伝いをさせていただきました。

実は私自身、飛行機模型のことを扱うのはこれが初めて。
1冊目の凄みのある仕上がりを知っていた分、嬉しさとともに畏怖もあって、1冊目と変わらずスケビの単行本として仕上がっていてとてもホッとしました(スケビ編集部の方々のおかげ)。

Vol.1が1/32オンリーだったのに対して、Vol.2は1/48オンリーです。
林さん自身は1/32が主戦場。それに合わせた塗装表現を1/48に落とし込むための考え方などが、途中写真とともに詳細に掲載されているので、もし塗装表現にモヤモヤしたことがあるのなら、この本である程度道筋が見えたりするかもしれません。

あと、表紙はもちろん模型なんですけど、模型?  って思うくらいの仕上がりじゃないですか。中身もそんな模型とその製作工程のオンパレードで、見るのはおもしろいけど自分の製作の参考にはならないのは? って思いきや、意外とそうでもないというか。
使っている道具は基本的に模型店で買えるものですし、なんならガンダムマーカーを使っていたりするんですね。

また、このリアルテイストな仕上がりは基本的にウェザリングによるもので、本書の中にも書いてあるんですけど、ウェザリングってトライ&エラーの積み重ねで基本失敗前提。著者の林さんだってそう。
そして、林さんってキット準拠の塗装ほぼ全フリ仕上げなので、参考にするところは塗装分野のみ。

なんかちょっとだけ敷居の低さを感じてきたりしませんか?

まあそうでなくても、大迫力な作例写真のオンパレードで、飛行機模型グラビア本としても存分に楽しめるので、まだ買ってない人はぜひ! 

きっと熟読することになると思いますし、読んだあとは多分コルセアIIあたりが作りたくなるんじゃないかな〜? と予言しておきます。

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