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「フットサルの基本でやられていては、何も勝てない」堤選手不在の理由。松井選手は次節の出場ある?Fリーグ第13節・シュライカー大阪戦後のY.S.C.C.横浜・前田 佳宏監督コメントほぼ全文

2021年11月13日(土)、岸和田市総合体育館で行われた、Fリーグ ディビジョン1 第13節、シュライカー大阪×Y.S.C.C.横浜戦、試合後のY.S.C.C.横浜・前田 佳宏監督インタビューです。

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▼ 試合結果

前田監督が「チープな失点」と語った失点とは・・・?

前田監督「勝点が取れて・・・、ホッとしているという感じです。正直クオリティのところで言うと、準備してきたところも思ったほど出せなかったのも正直なところですし、開始の立ち上がりの(失点の)ところは、ミーティングでも、練習からでも話していたんですけれども、結構『チープな失点』と言うか、フットサルの王道のチョンドンみたいなところの壁のところで通してしまっていると、何も勝てないんじゃないかな・・・と思うので・・・。

いま一度、原点と言うか、フットサル、サッカーとか言う前に、スポーツというのを・・・何て言うんですかね・・・

例えば一つ、一歩寄せるだとか・・・、切り替えだとか・・・、ランニングするとか・・・、本当にもうシンプルなところ。

で、シンプルなところにずっとずっとこだわってやってきたチームなので・・・。

今日は少しそこは残念だったと思います」

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シュライカー大阪に対し『攻撃の良いアクセント』になったモノ

―「準備していたところがなかなか出なかった」という言葉がありましたが、大阪戦に向けて用意してきたこととは、具体的などういうことでしょう?

前田監督「これは大阪戦というよりかは、ずっと自分たちが、今シーズン行ってきたところの・・、ピヴォを使った攻撃と、そっちではない(サイドの)スペースのアタックの部分と。

今日は、後はもう一つクアトロのセットを用意してきて、そこは一つの良いアクセントになっていたかなとは思うんですけども・・・

でも僕が展開してくこのYSのフットサルで言えば、ピヴォの攻撃というのは代名詞になってくると思うので、ピヴォに収まる回数もそうですし、収まった後のピヴォのクオリティもそうですし・・・

というのがやっぱり・・・今日だと・・・大阪さんの守備の強度の部分だとか、あとは相手のフィクソの強さだとかに負けてしまうところが多かったのではないかと思います。

僕も試合中は少し気持ちが入ってしまうので、例えばレフェリーに対しても言ってしまうところがあるんですけど、それはそれで今日の基準という中で、僕もそうだし選手もプレーしていかなければいけないので・・・。

そこでこう・・・でもアジャストはできていた方だと思うので、自分たちがやっていることを積み上げていく。

それが例えば大阪さんは上位に入ってくるチームだと思うので、そういう相手にも臆することなく展開できるようになるのが、次への課題なのかなと思います」

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徐々にリズムを掴んでいく、後半に向けた、ハーフタイムの指示とは?

ー前半なかなかチャンスが作れなかったと思いました、後半はシュートに行くチャンスも出てきたと思います。そのあたりは何かハーフタイムで話されたり、後半戦い方を変えたところはありましたか?

前田監督「そうですね。攻撃のところは、いま一度自分たちがやってきた所というところを整理して、狙いどころをハッキリさせたというんですかね・・・

何か変えたというよりかは、やってきたことを「いま一度やりましょう」というところと。

まだまだ若いチームなので、どうしても、こう・・・、先に叩かれてしまうと、それを跳ね返すのに少し時間がかかってしまうという・・ところはまだまだ未熟なところがあるのではないか?と思います」

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―後半ハッキリさせた、狙いどころとは?

前田監督「僕たちのスタイル的にも、ピヴォの攻撃っていうのが、相手はケアしてくると思ったので、それと違うピヴォの居ないサイドの・・・、例えばパラレラだとか、ワンツーだとか、サイドドリブルというのを、いま一度やらせたような感じですね。

ウチは本当にスピード豊かな選手が多いので、そのスピード感あるフットサルというのが展開できれば、前半戦ですけれども、名古屋オーシャンズに勝利したりだとか、そういうのもやっていけるチームだと自分は信じているので・・・。

その中で今日の大阪戦でも、例えば代表のキャップを持っている選手たちも多いチームですし、僕も正直、大阪さんと試合をするのはすごく楽しみなんです。

永井くんの熱さも好きですし、僕たちもピヴォ、大阪さんもピヴォを使って・・・、僕もなんというんですかね・・・、ガツガツしたというか、分かりやすいフットサルが大好きなので。

見てる人からすると、面白い、熱いゲームでもあったのかなとは思います」

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堤選手不在の理由、次戦、松井選手の出場の可能性について

―今日、堤選手が居なかったのは?

前田監督「そうですね。少しこないだのゲームからのちょっとコンディション不良という形ですね」

―松井選手のケガの発表があったとき「3週間ぐらい」だったと思いますが、来週あたり、試合に出れそうでしょうか?

前田監督「そうですね。ここはもう慎重にやっているというのが正直なところです。

言うと若い選手ではないので、ここは本人と話し合いながら、コンディションをしっかりと、ケガの再発がないというように。

コンディションをしっかり高めてからやらせるような形になるかと思います」

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―チーム練習にはまだ参加できていない?

前田監督「リハビリメニューは、もう別メニューではやっています。

ちょっとお尻の部分・・・デリケートなちょっとしたインナーマッスル系、大きな筋肉では無くて、ちょっとターンする時の筋肉なので・・・。

デリケートにやっている感じです。

普通にやると治っている感じなんですけど、ターンすると「ウッ」と(痛みが走る)いう・・・。

尾を引くような感じなので、気を付けながらやっています」

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勝ち星から遠ざかっている"中断空け"以降の自己評価は?

―大阪もそうなんですが、中断空け移行、ちょっと横浜がなかなか勝てていませんが、そのあたりの要因は?

前田監督「ただ、中断明けからその自分たちがやってる物っていうのは、そこまで悪いわけでは今までなかったんですよね。

ただ今日は、一番、その中でも悪かったかな・・・というゲーム展開で・・・。

なので、正直ポジティブに運ぶことを願っていたんですけど、それはやっぱり大阪さんというのもありますし、あとは大阪のホームというのもあって、大阪さんのクオリティの方が高かったのかなと思います」

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―次節に向けてコメントをお願いします

前田監督「続けていくというのは当たり前だと思うんですけど、いま一度、ひとつひとつのクオリティをあげて行かなければいけないかなとは思っています」

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取材・文・写真:北谷 仁治

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