見出し画像

長野が先行するも、最後は、大阪が"一枚うわて"だった。Fリーグ3節レポート

2019年6月8日(土)、シュライカー大阪は、丸善インテックスアリーナ(旧大阪市中央体育館)にボアルース長野を相手に、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1の第3節、ホーム開幕戦を迎えた。

大阪にとって、"最悪のホーム開幕戦"になることも頭をチラついた。

ポゼッションは大阪。小気味よくパスがつながる場面もあり、底辺での1対1でもプレーに"余裕"が見られた。しかし、"ゴール"が決まらない。

すると、14:08、底辺での"余裕"が裏目に出たかー。⑧加藤 未渚実のパスが読まれ、ペルー国籍の⑮塩浜 ヒデキにつなぐパスでゴレイロもかわされ、0-1。アウェーの長野に先制点が生まれた。

12:52 大阪は、⑭仁井 貴仁が粘って、逆サイドへのシュートパスを、"居るべき場所"、ファーポスト前にポジショニングを取っていた⑤アルトゥールがピタリと足裏トラップ。懸命にシュートブロックに足を伸ばすディフェンダーを嘲笑うかのごとく、落ち着き払った"ループシュート"で、1-1。大阪が同点に追いつく。

しかし、直後に大阪が再び失点してしまうー。

長野、失点直後のキックオフ。キャプテン⑥西巻 広直が意表をついて、ドリブルで切り込むと、大阪の次の2枚の守備も"どっちつかず"状態に・・・。綻びを見逃さなかった西巻のシュートはディフェンスのスライディングブロックが間に合ったものの、こぼれ球を押し込み、1-2。すぐに長野が再リードを奪う。

大阪にとっては、実に嫌なスコアの動き方だった。

それでも、前半残り3秒だった。大阪は再三、足にボールが吸い付くようなドリブルを見せていた⑧加藤 未渚実が、ゴール前に切り込み、2-2の同点ゴール。大阪は、悪い流れながらも、スコアを振り出しに戻して、ハーフタイムを迎えることに成功した。

後半立ち上がり、16:34、10mほどのフリーキックを得た大阪は⑤アルトゥールが直接狙うと、ディフェンダーに当たりながらも、ボールはゴールに吸い込まれて、3-2。この試合、初めて大阪がリードを奪う。

この日2点目、"決定的な仕事"をやってのける、アルトゥールは下から上へ、拳を突き上げるようにして、渾身のガッツポーズ。

さらに大阪は、16:09、長野ゴレイロ②山田 正剛がハーフラインを越えて持ち上がっプレーに対し、⑱田村 友貴のプレスがハマり、⑰今井 翔が決めて、4-2。後半の立ち上がり5分で、大阪が試合の流れを大きく手繰り寄せる、貴重な1点を奪った。このプレーで山田は負傷退場。ベンチに下がるなり、タオルを床に投げつけて感情をぶつけた通り。長野にとっては、痛い、痛い、失点となった・・・。

それでも長野は、08:01、大阪の底辺のキックオフ、中央の88.稲田 瑞穂へのパスにプレスをかけ、ボール奪取に成功。⑪松木 裕功が決めて、3-4、1点差に詰め寄る。

しかし、大阪は、02:22、前線でパスを受けた⑩相井 忍が、ピッチ中央を左から右ななめ前に前進。途中出場のゴレイロ⑲山本 佳輝を"かわしきった"ところから、シュートを決め、5-3。試合を決定づけた。

ここから先は

3,760字 / 4画像

¥ 300

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは取材費に使わせて頂きます。(_ _)