大阪が逆転勝利。奇しくもスコアはU-18と同じ、"３－２"

前半は０－２。

湘南戦を除けば、ホームゲーム５試合中、４試合で先制ゴールを許しているシュライカー大阪。

今日も苦しい展開になったが、ドゥドゥのゴールを皮切りに、ペスカドーラ町田に逆転勝利。

スコアは、奇しくも、両チームがアップする直前まで行われていた、JFA 第6回全日本U-18フットサル選手権大会、ペスカドーラ町田U-18×シュライカー大阪U-18と同じ、"３－２"。

ユース(U-18)カテゴリでは町田、トップカテゴリでは逆に大阪が勝利を収める結果となった。

※近日、町田・ベルナット監督コメント、大阪・加藤選手コメント、アップ予定です。

ユースファイナルと同日、同カード

JFA 第6回全日本U-18フットサル選手権大会。

ユース年代の日本一を決める大会だ。

これまで･･･、５回大会まではいわゆる"サッカーチーム"がタイトルを掴んできたが今年は"大きな変化"があった。

ペスカドーラ町田U-18（関東2／東京）、シュライカー大阪U-18（関西2／大阪）、湘南ベルマーレロンドリーナU-18 (関東地域第3代表/神奈川県)、サントスFC/サンチスタ (東海地域代表/愛知県)･･･。

ベスト４に残ったのはいずれも"フットサルチーム"であり、決勝戦のカードは、ペスカドーラ町田U-18×シュライカー大阪U-18となったのだ。

８/４(日)、12:30～、U-18の決勝戦が行われ、15:00～はトップカテゴリ、Fリーグのシュライカー大阪×ペスカドーラ町田が相まみえることになったのだ。

町田のハイプレス。前半は町田のゲーム

お互い決定機をつくったが、ゲームの主導権を握ったのは、町田だった。

前線からのハードワーク、いわゆる"前プレ"が功を奏し、シュライカー大阪が"プレス回避"に苦しむ場面が目立った。

12:22、町田は右サイドを"股抜き"で突破すると、左サイド、ファーポスト近くの⑧滝田へ素早く展開。懸命にディフェンスに戻る大阪陣を尻目に、滝田は後方に空いたスペースへ。ここに走り込んだ②日根野谷が、がら空きになったゴールに叩き込んで、町田が先制。

１人突破して、数的有利が出来た後も、素早くボールを動かして、崩し切っての、クリーンゴールだった。

大阪⑧加藤が試合後「先制点はある程度、やむを得ないとしても、２失点目が余計だった･･･」と振り返った通り。大阪は失点からわずか10秒後、町田に追加点を献上してしまう。

左サイド、ゴール付近で受けた⑪室田が、ループ気味にゴレイロをかわすシュートを冷静に決めた。

連続失点に大阪・比嘉リカルド監督は、たまらず、タイムアウト。

しかし、その後、⑧加藤がキックインから反転シュート。88番・稲田が⑤アルトゥールからのパスを受けて、チャンスを得るが、大阪はノーゴールで、前半を折り返すことになる。

後半は徐々に大阪が反撃。最後は"ミナミ"が神コースへ逆転弾

後半は、主力６～７人だけで回す大阪が徐々にペースを掴んでいく。

華麗なパス回しで町田のプレスをかいくぐり、押し込んでからは、⑧加藤を筆頭に、88番・稲田、98番・ドゥドゥらが、個で、積極的に仕掛けて行く。

すると、10:14、左コーナーをクリックスタートした大阪は、⑩相井がボレー。そのこぼれ球に反応した98番・ドゥドゥが押し込んで、１－２。ドゥドゥが来日初ゴールで反撃の狼煙を上げる。

町田も決定機をつくったが、「自分たちのチャンスに決めないと、代償を払うことになる」と町田・ベルナット監督が嘆く結果となる。

05:59、左サイドで縦パスを受けた⑧加藤が意表をついた反転で、相手DFをキレイにかわすと、ゴール中央へマイナスのパス。ここにいた88番・稲田がシュートを決めて、２－２。試合を振り出しに戻す。

勢いに乗る大阪は、02:30、左サイドから98番・ドゥドゥがトゥキックのグラウンダーで右サイドの⑧加藤へ。

「最初は左足で打とうと思ったが、タイミングを外したかった。少し早いタイミングで打った」という右足のシュートが、逆サイド下の"神コース"に決まり、３－２。

⑧加藤は看板をジャンプで飛び越し、最前列のお客さんとタッチで喜びを分かち合う。

タイムアウトを取った町田は、99番・森岡をゴレイロにパワープレー開始。しかし、決定機はつくれず。

逆に、01:55、６つ目のファウルで大阪に第２PKを与えてしまうが、⑧加藤の第二PKは、①イゴールがセーブ。

３－２でタイムアップとなり、苦しみながらもシュライカー大阪が、ホームで、６試合ぶりの勝利を収めた。

前半は町田がペースを握る

ハーフタイムを盛り上げてくれた、ミルクボーイのおふたり

試合終了と共に、ピッチに倒れ込んだ⑤アルトゥール。⑱田村がつった足を伸ばす

写真・レポート＝北谷 仁治