動員数最下位だったヴォスクオーレ仙台がなぜ、平日開催で、1,617人を動員できたのか?
2019年5月31日(金)、ヴォスクオーレ仙台は、カメイアリーナ仙台にシュライカー大阪を迎え、ホームゲームの開幕戦を開催。平日夜(19:30~)のキックオフにも関わらず、1,617人を動員した。
昨年『総平均動員数(第1節~第11節)』では、12クラブ中、最下位だったヴォスクオーレ仙台が、いかなる企業努力で、「動員が難しい」とも言われていた、平日開催でも来場数を伸ばせたのか―。ヴォスクオーレ仙台・広報の宮田氏に話を伺った。
「カメラ5台。新聞社が2社。テレビは6社。仙台で流れている全放送局が来てくれた」と言う。
「いろいろ風向きがあった」
ヴォスクオーレ仙台の育成ダイレクターに、去年まで、マイナビベガルタ仙台レディース監督(兼女子強化育成部長)をしていた、千葉 泰伸が就任。その千葉氏が「いろいろ動いてくださった」「今までサッカーやっていた人がフットサルで活躍しているという切り口でも注目をしてもらっていた」
これまでの営業活動も実を結んだ。
メディア営業は、宮田氏がヴォスクオーレ仙台に来てから(3年間)「ずっと(継続して)やっていた」。それが今回のタイミングとも重なり、開幕週にはほぼ全局に取材いただき、「スポーツ番組と夜のニュースで、ほぼ全局流していただいた」。
「今週も1週間、ずっと流れていますよ」「テレビをつけたら、ヴォスクオーレのニュースがやっている」と言う。
メディア営業とは具体的には、新聞社やテレビ局に行き、担当者に会えなくても名刺を置いて行ったり、「試合あるので来てください」と折あるごとに、足を運んでいると言う。
メディアの方とお話している中で「カメラの台数が足りない」とか、「動ける人間が少ない」という悩みを受け、それなら「クラブ側から情報を提供するので!」とお願いしたことから、スポーツ報知さんに『蹴刊ヴォスクオーレ』というコーナーをつくっていただくことができました。「東北版ですが、毎週木曜日の朝刊に、ヴォスクオーレ仙台のコーナーを出してもらっています」
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