半沢直樹第3話はドラマでないとあり得ない展開!!どれくらいあり得ないか冷静に分析!
第3話はSpiral社がFox社を買収するぞ!
という所から始まりました。
経営状況の悪いFox社を買収するとSpiral社の財務状況が悪化します。
要は借金だらけになった会社はあまり欲しくないですよね。
例えていうなら、結婚しようとした相手が多額の借金をしたみたいな話です。
しかも借金して買った物が偽物の絵画とかだったら結婚取りやめませんか?
今回、電脳雑技集団はFox社をSpiral社の買収に利用しただけで、企業そのものに価値は無いと思っていたので簡単にいうとそういう事です。
結果として買収は成功しました。半沢直樹の狙い通りでしたね。
それよりも今回の目玉は証券取引監視委員会の黒崎ではないでしょうか?
証券取引監視委員会は文字通り、証券(株式)のやりとりに不正や法律違反がないかを監視している団体です。
今回のFox社の買収するにあたって、株価を下げるニュースを流し株価を下げて安く買おうしたかどうか?という所を調べに来ていました。
風説の流布(詳しい説明はこちら)やインサイダー取引(詳しい説明はこちら)などに該当しないか?情報は適切に管理しているか?
を調べるのが証券取引監視委員会(黒崎駿一)の仕事です。
最終的に黒崎駿一が帰ったのは、Spiral社がFox社と友好的な関係を築いていて不正に情報を流して株価が下がった所で株式を買うという方法で株を手に入れないと黒崎が判断したためお咎めなしとなったという事だと思います。
こんな直前でドタバタ買収に合意したり、査察の間にバックドア作ったりあり得ないでしょうけど。
ここで気になるのは今回、黒崎駿一が来た理由の「不正に株価を操作して」という所ですが、東京セントラル証券とSpiral社のニュースが出た後にSpiral社の株価が下がっているシーンがありましたよね?
仮に電脳雑技集団や東京中央銀行がこのニュースを流しSpiral社の株価が下がるようにしたのだとしたら問題ですね。
実際に東京中央銀行はこの後のシーンで順調に株を買増して3話冒頭で42%だった株保有率が48%までになってました。
不当に安く手に入れたことになります。風説の流布?
株の世界では情報ひとつで利益を得たり損をしたりという事があります。
だから証券取引監視委員会(黒崎駿一)が目を光らせているんです。
最後に、半沢直樹が荒らされた資料室で財務資料を見ながら(証券会社の人ってあんな高速で見てわかるの?)電脳雑技集団スキを見つけていましたが、現実でも債務諸表や企業情報を読み込み調べる事は株式投資の基本です。
新聞やネットニュースでは出てこない情報を誰よりも早く手に入れるには、債務諸表や企業情報からヒントを得て情報収集をするしかないと思います。
やはり半沢直樹って金融業界の理想の人ですよね。
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