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元The Mirraz関口塁がバンド活動再開−「フレンズ」初のライヴをみた

2015年2月the future magazineで、元The Mirrazの関口塁のその後を追いかけたインタビュー記事(「敗北宣言」をした自分にしかできないこと)を公開した。その反響たるや凄まじいもので、彼の動向やその後を気にかけていたファンの多さを感じた。

それからややあって、2015年11月。関口塁がドラマーとしてライヴ復帰するという情報が舞い込んできた。

バンド名はフレンズ。音源はトップの「ベッドサイドミュージック」をはじめとした3曲入り1st DEMO 『BEDSIDE MUSIC e.p.』を引っさげてライヴ活動を開始するということで、12月17日早速新宿MARZで目撃してきた。

フレンズのメンバーは

Vo. emison

Key. ひろせひろせ

Gt. take

Ba. リョペソム

そしてDr. がラモスこと関口塁

という布陣。大々的な告知はされていないにも関わらず、話題性の高さからか会場にはこのバンドのお披露目となるライヴを目撃しようとティーンから壮年の方まで詰め掛けていた。

1曲目に披露されたのは、ど頭からemisonの伸びやかな歌声が高らかに響く「シンデレラガール」。Jackson5か!と突っ込みたくなるフレーズもありつつ、90’sJ-POPをオマージュしたようなポップミュージックに体を揺らすお客さんがちらほら。若干メンバーのカタさを感じたものの、そこはバンド名は記載しないが、言わずと知れた百戦錬磨の猛者たち。お披露目ライヴ特有の緊張感は次第になくなり、骨太なウォーキングベースに小気味いいカッティンを鳴らすギター、そして全体を包むようなキーボードとコーラス。淡々としかし楽しげにビートを刻むラモスが描くサウンドはグルーヴを増していった。

 30分弱の短いパフォーマンスながらも、和気藹々としたMCからうかがい知れる風通しのいいリラックスしたバンドの雰囲気も相まって、これからの展開が楽しみとも思えるパフォーマンスを披露したフレンズ。

個人的には「90'sの要素に2010年代ともっと同期したような曲を聴いてみたい!」という期待を込めつつ、今後の展開にも注視していく所存。明日には渋谷でライヴが1本あるようなので、音源を聴いて気になった人はチェックされたし。

<ライヴ情報>


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