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小さな願いを叶えれば自己肯定感は自然に上がる

先日ブックカフェでお茶をしていると、 ビジネス書が平積みになっている場所で "自己肯定感" というキーワードが目につきました。

自己肯定感に関しての本が売れている。それだけ自分に自信がない、自分の人生や選んだ道に自信がもてないという人が巷に溢れているのでしょうか?

承認欲求の時代から自己実現の時代へ

アフターコロナ後の人間の精神的進化とは?マズローの欲求段階説からみるアフターコロナの次元上昇

が時代のキーワードになるのは、時代とともに現代人が精神的な進化を迎えているということが理由でしょう。

今、働く世代の人口の多くが位置するのはマズローの段階欲求説でいう "承認欲求" の段階です。

決められたシナリオ(例 いい大学→大企業など)に乗り、そこで最善を尽くしていれば、周囲の人が "すごいね" と認めてくれた。これまでは周りの人の "すごいね" =承認欲求を軸に人生を進めている人がマジョリティーだったのです。

人生100年時代だとか、先の見えない時代ということもあり、自分のペースで自分らしい人生をつくっていく "多様性" にこそスポットライトが当たっています。大きな1本道が無数に枝分かれし、その先でカラフルな生活を送る人々の登場です。

人から決められた道を進む優等生から、"自分らしい道" を進む創造者へと正解が移行しつつある今、同時に我々の精神は自己実現欲求の段階へと進化を迎えようとしています。

一本だと思っていた道が、無数に枝に分かれしてしまった時代だからこそ、自分はどこへ進めばいいのか分からない。そもそも今まで世間の評価を基準に生きてきたから自分がやりたいことなんて分からないと焦り、自分に自信を無くしてしまう人も多いのでしょう。

自分だけの道を創造して行く際に最も重要なもの、これこそが自己肯定感です。

自己肯定感に悩む人の幼少期

自己肯定感に悩む人の多くは、幼少期の親との関係を引きずっていたりもします。

「お前は何をやってもだめだ」とか、幼少期に親にネガティブな言葉をかけられ、未だにその声に悩まされているという人もいるでしょう。

また親が子供に条件つきの愛を与えてきてしまった場合は、何かを成せずして自分を肯定するということは難しいかもしれません。

もちろん幼少時に "自分はここに存在していていい" という、絶大なる安心感を手にしているに越したことはありませんが、それでも自己肯定感というものは後天的につくれます。

自己肯定感とは "自分はできる" という自信の積み上げ

という小さな自信を積み上げていくこと。これが自己肯定感トレーニングでもあったりします。

自信をつけるために仕事で成果を出すとか昇進するとかそんな大それたことは指していません。

"自分はできる" という自信は、自分で "やる" と決めたことを達成した時に生まれるのです。

"これをやる" と決める行為というのは、能動的でパワフルなこと。

例えばあなたが会社員で家と会社の往復の毎日を送っていて、仕事は特にやりがいもなく、与えられたタスクをこなす毎日だとしたら、

この状況で自己肯定感が上がらないのは当たり前。

でも仕事にやりがいがなくても、家と会社の往復でも自己肯定感の積み上げは可能です。

"これをやる" と決めること。

自分で決めるという能動的な行動を生活に取り入れるだけで、自己肯定感は積み上がって生きます。

例えば

「ランチは会社の近くにあるXXXに行ってみる」と決める

「夕食にロールキャベツをつくる」と決める

「休日はお気に入りのカフェで過ごす」と決める

「お風呂の後にペディキュアを塗り直す」と決める

誰でもできる小さなことですが、決めることが大事なのです。

毎日のランチやたまの休日を惰性で過ごしていませんか?

小さいことでいいから目標をたてて、それを達成をすれば自己肯定感は少しずつ積み上がって行くもの。

もうすでにあなたが大人なのなら、自己肯定感を与えてもらえなかった親との関係を引っ張り出してくるよりも、"自己肯定感は自分でつくるもの" という自覚が大事なのだと思います。

誰もが持ってる自己肯定感を打ち消す存在

自己肯定感の反対語ってなんでしょう?

肯定の反対だから否定でしょうか?

そうです。自己肯定感を打ち消す存在といえば自己否定です。

人によって個人差はありますが自己否定は心の機能として我々にしっかり内蔵されています。

例えばなにかを挑戦しようとした時に、「自分には無理だ」とか「あの人にくらべたら自分なんて」など自信をなくすのは、この自己否定が原因です。

自己否定はどこからくるかというと、現状維持機能のホメオタシスの働きです。

ホメオタシスは人間の生存のために内臓された機能です。危ないことをして命を失う危険を避けるために、何か変化が起きそうになると「変化するな」と止めに入る、親心を持ったホルモン。

これを突破するには、何かを挑戦する前に自己否定の気持ちが出たら、「ああ、脳の機能が正常に作用してるな」と客観視すること。

自己否定を切り離して客観視することができれば、スルーすることも難しく無くなります。

自己肯定感をあげるにはWISH LISTが効果的

WISH LISTってつくったことありますか?

願いや望みを書き留めるあれです。ガーリーに聞こえるかもしれませんが、男性もやらないにこしたことはありません。

WISH LISTが億劫という人。WISH LISTは将来の夢やなりたい自分を書き連ねないといけないと思っていませんか?

ここでいうWISH LISTは自己分析しようと言っているわけではありません。先ほど出した例のように、「洋食屋さんのオムライスが食べたい」とか日常の小さなことです。

例えばこの記事を読んで、「なるほど。ランチを決めれば自己肯定感が上がるのね」と言って、明日行ってみたかったハンバーグ屋でランチをとったとします。

今まで惰性でランチ時間を過ごしていた人は、それだけで自己肯定感が座布団1枚アップするでしょう。

ハンバーグ屋さんに関しては2回目くらいまでは、新鮮さも合間って自己肯定感が高まるかもしれませんが、そこにまたあぐらを書き始めたらいかがでしょう?来る日も来る日もハンバーグだったら?よっぽど美味しいなら別ですが

飽きますよね!?

人間とうものは厄介なもので、変化を嫌う機能があるくせに、変化がないと退屈を感じるようになっています。そしてこの退屈は自己肯定感を下げて行くものでもあります。

だからこそのWISH LISTなのです。

人間は飽きっぽいものという前提の中で

自分がやりたい、経験したい、叶えたいを

ネタ帳のように用意しておくこと。これこそがWISH LIST。

今の時代スマホアプリの発達で、WISH LIST をインスタやgoogle map上に作ることもできます。

叶えたいことはSNSから情報収集

もちろんWISHを見つけるために大切になってくるのは情報収集!

いつもは惰性でみている友達や芸能人のSNS投稿。これは実はWISH LIST作成のチャンス。参考資料がたくさんアップされているからです。WISH LIST作成のためのSNS ウォッチなら、覗きにいくページも変わるでしょう。

ちいさな望みをひとつ残らずWISH LISTに言語化し、ひとつずつ叶えていくことで、自己肯定感は天まで積み上がっていきます。

自己肯定感が強まれば、挑戦は圧倒的にしやすくなりますし、情報収集により自分は何が好みなのかということを客観視することもできます。その積み上げの延長線上には、あなたが進みたい道が描かれているはずです。








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