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7、マクロビオティックを学ぶ

目次

・マクロビオティックを学ぶ

・キンピラがおいしくて

・甘い物の食べ方

・宿泊学習をしました

・お手当から望診法まで上級コースの学び

・ガリガリに痩せたけど

・信じるとは内なる神を信じること





・マクロビオティックを学ぶ


伊藤先生に出会ってから1年ほどして、

3時間かけて電車に乗り勉強へ行けるほどに体力がつきました。

そこでは、

家族ぐるみでマクロビオティックを伝え広めている会があり、

本州から先生をお呼びして講演会を開いてくれていました。

料理教室があり参加しましたが驚きました。


まったく普通の料理とは違っていました。

レシピ通りにキンピラを作っても、

火加減や塩の分量が書いていなくて、

そのコツがわからずに、美味しく作ることができませんでした。

ところが料理教室で習うと全く違うものが出来上がり、

本当においしくてビックリしました。


「おかあの料理は、泥臭い」とか、

「腹が膨れて空かない」とか、

「朝からこんなに食べれない」とか、

さんざん息子に文句を言われて、

だってレシピに皮ごと、根っこも食べろと書いてるもんと、

自分を慰めておりましたが、

こんなにおいしくできるんだと目からうろこでした。


病人を治す料理には、丁寧に優しく炒めて愛情をこめて、

消化が良くなるように、陰陽が一口にすべて入るように、

栄養が吸収されるように、

人を見てその人の病気、体調だけでなく、

天気や季節、感情まで見れるようにならないと

いけないなと感じました。



・キンピラがおいしくて


料理教室の帰りの電車の中では、忘れないうちに復習です。

お金を主人に出してもらい勉強している身ですから、

お金を出した分以上の成果を上げることが

今の自分の責任ととらえていました。

そして、習ったことをすぐに我が家で実行し、

美味しいキンピラができました。

家族にも好評ですぐにまたつくることになり嬉しい悲鳴です。


キンピラを作り、ごま塩を作り、玄米ご飯を炊いて、

その合間にショウガ湿布をしながら、1日が終わります。

日曜日は、主人が休みなので息子と一緒にイベントや動物園など

遊びに行くことができました。


その時に出会ったマクロビ講義の先生が松岡史郎先生です。

大阪を拠点として活躍されていて、

マクロビオティックの創始者故桜沢如一氏のカバン持ちとして、

お傍で学んで一生をマクロビオティックにささげられた方です。


定期的に札幌市に来てくれて、

学びも段階が上がって楽しくて、毎月通いました。

私はこの先生にたくさんのことを教えてもらいました。

料理のコツでは、

「鉄火みそがありますね、根菜を薄―く向こうが空けるくらい薄く切る、

それを小さくみじん切りにするのは大変やから、

フードプロセッサーでザッーとみじん切りにするんやわ。」


「切れない包丁で切ると野菜の細胞がつぶれてしまって美味しゅうない」

とか、(笑)


「里芋パスターがあるね、僕は皮を剥かへん、

包丁の裏で毛をこそぎ落して洗うんやわ、

かゆみの出るところは、

皮から出てる毛の根っこにあるの、これを取ればいいから、

かゆい人は厚く剥いたらいいねん。」(笑)と言う具合です。


言われたとおり覚えるのではなくて、

効果的なポイントはどこか、

どこに注意するところかを的確に話されているところは、

男性的視点、左脳で数学的だと感じ覚えやすかったです。


お手当法も習いました。

「大根干葉湯で腰湯をする、腰だけを足を開いて浸かります。

上半身は、そのまま服を着ていてもよろしい。

汗かいて嫌なら、バスタオルを巻いて、

冷えないようにビニールをその上に巻くといい。

足を入れずに腰だけを一点集中するから、

生殖器、膀胱、腎臓に効くんですよ。」


そこしか温めていないのに、全身ポカポカ温まり、

汗もうっすらと出てきます。

早速息子にさせても、汗が出てこない、アレッ何でよと、

「おかあの後でぬるくなってるからさぁ~」だと。

アチャァ~。。。




・甘い物の食べ方


パーティーの仕方も習いました。

「子供が小さいころ、

バースデーパーティーにたくさん友達呼んで来いと言います。

たくさん来て嬉しいし、

いつも食べないホールの大きいケーキを見せてあげると、

すごく喜んで大きいケーキを食べた気になるんですよ。


でも人数が多いから、切り分けると小さくなるんだけど、

いつもは食べられないから

一口でも嬉しいし、大満足なんですよ。」と


あと甘いものを食べる方法も

「甘いものはね、水を飲まないでいれば出ていくんです。

食べるとそれは水分になるから、ご飯も、何も食べないで、

甘いものを食べたらそれ以後何も飲まず、食わず、寝るんですね。


朝を迎えてトイレに行くとシャーと甘い匂いになった砂糖が

尿と一緒に排泄されてしまうから、

身体に悪さをせずに排出できるんだよ。

でもね、すごく喉が渇きますよ。」


わぁ~いいこと聞いたわって、私はすぐに実行しました。

久しぶりに甘い物を食べて大満足しましたが、

そのあとに、つらい、つらい、喉が渇いて

とても辛い思いをすることになりました。

そして我慢して朝を迎えたら

本当に甘い匂いの尿が出てすっきりしました。


あんなつらいことは、もうこりごりだわと、感じます。


また他にも甘い物の食べ方では、

おはぎです。M先生は、

お酒はだめでしたが甘いものが好きでした。

以前は鶏肉が好きで食べていたらしいですが、

桜沢先生に「鶏の顔だね」と言われて、

それきり食べなかったらしいのですね。


「おはぎはね、塩餡子でたくさん作るんだよ、

そして1個だけに甘い餡子をつけてね、

お腹いっぱい食べたところに、

最後に甘い餡子のおはぎを1個だけ食べると、

それだけで食べたぁ~と満足するよ。 

お腹は膨れるし、甘かったという記憶が残るからね。」


砂糖を食べるとビタミンB群が消耗するので、

米を精米したときに出る糠をフライパンで軽く炒って

甘い香りがしたら器に移して密閉し

冷凍庫で3~6か月持つから食べなさいとも教えてもらいました。


玄米を空煎りして醤油に浸すと、

ポリポリとスナック代わりにおいしいと教えてもらいました。

これは旅行に行くときや、

小腹がすきやすい人にとても重宝するおやつです。

軽くて持ち運びしやすいので助かります。


砂糖の害を減らすために量の加減をしたり、

気分的な心理作戦など、楽しい講義でしたから、

聞いた講義を「嘘なんか?ほんとかいな?」と

自分で実験するのが楽しかったです。



・宿泊学習をしました


会の主催で、M先生の講義付き宿泊学習です。

家族で主人と息子と3人で参加しました。

男は男部屋で、子供は子供同士で寝ました。


「よく噛めよ、食べ物を、噛めよ嚙めよ、身体が強くなる」と歌ってから、

「いただきます。」

モグモグ、噛んではゴクンを繰り返し、

私は遅くて最後まで座って食べていて、

片付けの人たちの迷惑もその時は考えることも出来ず、

モクモク噛んでいました。


主人と一緒に講義を聞いたので、

マクロビオティックのことを理解してくれて、

積極的に応援してくれるようになりました。

子供は子供たちで遊ばせてもらったようで、

講義は聞いていなかったと記憶しています。

この時に子供用の講義があれば、

息子も何か変化があったかなと、少し残念。

でも楽しい思い出になりました。

企画してくれた会の皆さんに感謝です。




・お手当から望診法まで上級コースの学び


M先生からは、たくさんのことを学びました。

体験談が楽しく今も覚えているのが、そば粉の薬効です。


足の部分が裏返って歩く障がい者を見たことがありますか。

その方にそばがきばかり食べさせて、治したという事です。

その話を覚えていて、

偶然そういう人を見かけたのですが、上手に歩いていて、

そばがきを食べたら治るのになぁ~と思っただけで、

声をかけられませんでした。情けない・・・・


食べ物の食材の性質を陰陽に分けて、

病気を陰陽に分けて、すべての病気が治るとは、

何とすばらしい方法だろう、宇宙の秩序とは

完全で間違いはないのだと納得していました。

その頃は玄米信者というあだ名があるほど、

玄米で何でも治るという情報が出回っていて、

知らない人やいぶかしがる人は、

そういう風に悪口を言っていたのです。


玄米を噛めば、何でも治るなら医者は要らないんだろうと

ひねくれてる人もいましたが、やはりそれだけでは治りません。

診断も必要ですし、外科的処置が必要な場合もあるしで、

臨機応変に対処すべきですね。


この頃の食べてはいけないものは、甘いものはもちろんですが、

夏野菜のナス、ピーマン、トマトもご法度でした。

米飴の瓶1つを1年かけて、

どうしても欲しい時に少しだけ舐めることくらいでした。

しょっぱい塩気の料理ばかりで、陰性体質だから必要だとばかり、

そして家族にもしょっぱいと言われながら、食べていました。




・ガリガリに痩せたけど


骨と皮になってしまいました。

塩気で引き締まり、脂肪がまったくなくなりましたが

筋肉の力は今までに最高にありました。

ショウガや里芋をするのに、

バカ力でなんぼでも大量にすることができたのです。

今はすぐに力が尽きてしまいます。


正座をするのに何時間でもしびれてこないで座れました。

子供の頃から塾で正座をしていましたが慣れなくて、

すぐにしびれていたのですが、

これは筋力が無かったからだったんだと知りました。


夜も全く寝付けず、目がぱっちり開き、眠くありません。

それでも朝は、元気モリモリで活動できるのです。

塩気が効いている元気な人はこういう事なんだと知りました。


字も習字の先生のようなお手本に見せれるようなきれいな字になりました。

自分でも信じられないほど、惚れ惚れするきれいな字でした。

血液がきれいになると、こんなこともできるんだと知りました。


ここまで元気になると、塩気が神様のように思い、
どんどん食べたくなります。

ドンドン痩せていくのは、毒が出ているからいい事、
嬉しい事と喜んでいました。

でも34kgになったときに、不安になりました。

座るのもクッションが無い物だとお尻が痛くて座れなくなりました。

この調子で痩せすぎたら、おいおい、大丈夫かな?


それで、

伊藤先生に想いの世界を教わっていたので実践してみようと、

身体に声をかけて

「もう痩せなくていいよ、
もう十分に毒は出せたから、太ってきていいんだよ」

毎日体に声をかけてあげましたら、不思議に太ってきました。

今は、46kg前後で落ち着いています。


自分の精神が思うことが現実になるというお話は、

ただ思うだけではダメなのです。

周りの家族が足を引っ張らないことも条件の一つです。

家族が治るわけがないと思い込んでいる、

またはいつも心配していると、足を引っ張りますし、

自分が心底信じていないとダメです。

潜在意識に働きかけ、信じ切ることです。

一部のスキも無く信じることから始まります。




・信じるとは内なる神を信じること


自然を敬う、尊ぶ、畏れる、など

自然神、宇宙神を信じて

生きる道が解ると、さらに良い結果が出ます。


自分の発祥起源は、自然からであり、

自然の宇宙空間に地球があり、

生かされている存在という事を

謙虚に受け止められてこそ、

人生は豊かに幸せに繋がっていくのだと感じます。


どんなにつらいことも、痛みも、修行させてもらえてる、

経験させてもらえている、

これを乗り越えれば、楽になると信じてここまで来ました。

修行とも言いますが、何かあるごとに、

信じて歩く道を選んできましたから、

どんなにつらいことも乗り越えてきました。


誰のせいにもせず、運勢のせいでもなく、

ただただ、自分の生きる姿勢が悪かったから、反省せよという事だと

真摯に受け止め、自分を律するように心がけて、文句を言わず、

でも、「あれを食べたからだ」と言っていたかも!


それで主人に食べ物の悪口を言うなと怒られていました。

そうですよね、食べ物が悪いわけではない、

自分が弱いから、負けているだけ、

そしてそこから何かを学びなさいという事です。





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