以前からメディアは西村の起用のしかたがいかれてるみたいな話をしていましたが、それは西村が器用すぎることに原因があることがわかってきました。ヘッダ画像をお借りしています。でこれは別におわらい論(気色の悪い言葉だ)みたいなものではありません。おわらいろんではない理由も西村の多機能性にあってしまうのがもどかしいところ。

西村は梅沢のような一般人をバックアップするために存在するわけじゃない。西村をしてそれはあまりに役不足だ。

例えば以前はひとりキャンプのすすめを見て、ディレクタ(男)を仮想アシスタントにしているらへんのことを近未来的でｴｴﾜとか書いてましたけど、

なんといいますか金を使って呼んだタレントの生リアクションをなんとか引きずり出してやろうとして、わざと言わなくていいような煽り方とかをする、ひろしですの人がゲストにもそれを強いる、みたいのを見てたら、あーこれ藤村が大泉にわざとくそうぜえ物言いして怒らせよう怒らせよう、とするやつの同類か……と気付き急に萎えて見なくなってしまった。

別にぼくはなにかを下げて別のを上げるみたいなことがしたいわけじゃない。単純に切り分けた感想です。

そして前言(上記リンク)も撤回でいい気がする。思えば西村がたまに出るから意外に価値はなかったといえる。あんなnote書かなくて良かっただろう。

ディレクタがアニメ好き、メタル好きなのはわかるけど、それを脈絡なく番組内のワンコーナーにねじ込むのが違和感ありすぎて面白いっしょwみたいに「好き放題してただけなんすけどなんか視聴者がが勝手についてきた感じっすw物好きやなw」とか後で言いたいだけなんだろうな感があってその特色自体がもはや機能しなくなっている。

ナレータの声の人が本当にその場にいればまだ価値があったかもしれないが、無理やり人を貶す内容を言わされるためだけに居るのであれば必要ないだろう。

そう、男のディレクタがロケで発した暴言をいちいち台本に書き起こして、局アナに後付でアフレコさせているんです。最初は人件費を算出させるのはいいことだと思ったけど、局アナだということを忘れていた。別に特別時給は発生しない。単に趣味の悪い番組を手伝ったという不名誉が残るだけだ。

その上で上記のプロレス芸です。ぼくは以前そういったエンターテインメントを否定しており、非常に文化的価値が低いと評価しました。

否定ばっかりになってしまったけどそんなつもりじゃなかった。ともあれメディアは西村の起用方法が非常に前時代的である。

西村が起用される主な理由はその器用さ、万能さにあります。ただただキャンプが好きでしかなかった西村は、そのキャンプを少しでも楽しもうという「自分の好きなことをより楽しくしたい」純粋な欲求をもとに自己研鑽を重ねた結果、異様に料理器具に詳しくなり、料理の腕自体も飛躍的に上昇した。

また別に比べたいわけじゃないんですが、そこらへんの若手みたいに(西村を若手と称さねばならないほどに高齢帯が詰まっていることに大きな疑問を持つ)「いやいやwちょっと待ってくださいよーww(手を伸ばす)」ということを安易にしないことも西村の特徴です。

元来西村がメディアに出る理由はコメディアンであること、です。一般的なコメディアンが「ちょっと待ってくださいよ^ーww」をするのは、しないと目立てないから。

いじられた瞬間に自己の役割を理解するから、その反応としてやるわけです。「あ、ちょっと待ってくださいよーを求められているんだな」と。

これはゴールデン帯で顕著であり、まるでつまらなさの象徴であるかのような先端に突起のついた棒を持った司会の男が多ジャンルの著名人を呼ぶ系の番組で通過儀礼のように起こる。そんな行為は視聴者に苦痛を与える。毎回同じものを見せられて笑えってストックホルム症候群じゃないんだから……と。同じものを見せるとは芸がないことを意味し、棒の男には芸がないといえる。

否定が多くなってしまったため次にポジティブなことを書きたい。次回「YouTubeで西村といえば瑞樹しかいない」でお会いしたい。お読みくださりありがとうございます。