夫が指輪をくれた

夫が指輪をくれた。

タイトルの通りのことが昨日あった。

夫からアクセサリーをもらうのは2回目で、一回目は付き合って一年目の誕生日にもらったハートのイヤリング、なくしたら怖いからなかなかつけられないハートで華奢なもの。その時はあんまりアクセサリーに頓着もなく、キザな人だなーくらいに思って私こんなモチーフ付けないけどな…とかまで思うかなりの人間性だったわけだが、今はたまに付けないけどあけてほっこりしたりしている。

二度目が今回。

私が結婚を決めた時は夫の準備が整ってプロポーズされた瞬間ではなくて、私が上司から自分が思う頼れる人はいないか?と聞かれた時、一緒に仕事したいと誘って彼を紹介しに行った時だった。

あの時交際止まりの夫を認めてくれた上司にはとても感謝してもしきれないが、その時条件として結婚が上がった時には驚いた。仕事をする覚悟と私と結婚する覚悟の両方を迫られ、夫は今も一緒に働いて、そして生活も共にしているわけだが…私だったらどうしていたかな?と思ってしまう案件だった。そんな結婚の決まり方だったので、婚約指輪なんてなかった、プロポーズも失われたわけだ。

正直なところプロポーズを絶対にされたいわけではなかった、小っ恥ずかしい…薔薇の花束?なにそれ?前述でももらったアクセサリーすらなんだかな〜の人だから可愛げのかけらもない。

だけど時が経つに従って、私は渋々結婚してもらったのではないかと少しずつ思うようになっていった。自分への自信はなかったし容姿もよくなければ頭も悪いし性格もよくなければ対人関係が苦手…言い出せばもう止まらないのだけどコンプレックスなら止めどなくある自分にとって、プロポーズは必要だったのでは?と思うようになっていた。とても身勝手。

ちなみに結婚した時に彼が私の苗字になった。ここまで話すともはや、かかあ天下でしかないと思われてしまいそうだけど、そんなこともないけど。自分の結婚した感覚というのは本当にないものだった。

結婚指輪は両親のものをあまり使っていないからと(離婚したとかではないよ?)受け継ぎ、婚約指輪も母が気前よくくれた。(そんなことあっていいのか?)

これはよかったと言えばよかったが、ここで指輪貰わなかったということをわりと引っ張り、友達が結婚するたびに指輪やっぱ選んで欲しかったな〜と思う気持ちが溢れてなんとなく辛くなって…というなんともなんとも…贅沢な気持ちをもっていたわけである。

書いていくと自分って本当わがままな奴だなあと思ってしまうな。


今回、もらった指輪は彼が職場の近くのジュエリーショップで作ってくれたものだ。

なかなかタイミングの話にはなるのだが、そのジュエリーショップの店長とは割合仲良くしているそうで、今回指輪を作るサービス(多分結婚指輪とかだとと思う)を始めるという話をされた時に思いついたらしい。(私がたまのタイミングでちまちま半分冗談ながらの小言を言ったりすること(指輪もらってないな〜)がいやだったのかなと思うと思うと申し訳ない)

比較的自分で作る工程が多かったそうで、私が出かける用事のすきをみて作りに行ってくれたそうだ。

なんだか、やっぱりそういうサプライズをされること嬉しいなとじんわり思って残しておこうと思ったので書いておく。

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