今日は銀座マジックアワーというインクの紹介をします。

銀座マジックアワーは銀座伊東屋で開催したインクイベント「INK.Ink.ink!」にて限定で発売されました。2020年のイベントで初めて発売し、2022年のイベントで復刻発売したようです。

銀座マジックアワーはくすみのある暗い紫色をしています。普段使いしやすい色のインクなので今後のイベントで再び復刻すると嬉しいです。

銀座マジックアワー×トモエリバー/クリーム

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。今回はクリーム色の用紙を使用しました。

文字はプレジールの中字Mとガラスペンを使って書きました。

くすみの強い紫色に発色しています。インクの量によっては黒のように見える部分もありました。

落ち着いた暗い色でありながらブラックインクよりも優しい色をしているので黒いインクの代わりとして問題なく使うことができます。

銀座マジックアワー×iroful/イロフル

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらも文字はプレジールの中字Mとガラスペンを使って書きました。

トモエリバーに書いた時よりも少し明るく発色しています。暗い青紫色です。

イロフルに書いた時だけ僅かにゴールドフラッシュが現れました。他の紙ではフラッシュは起きていません。ところどころキラキラしている様子は美しいのですが上手く撮ることができなかったので写真に収めるのは断念しました。

銀座マジックアワー×グラフィーロ・ペーパー

グラフィーロ・ペーパーは「ぬらぬら書く」をコンセプトに作られた紙で、明瞭な文字の輪郭とぬらりとした書き心地を両立させています。

こちらの文字に使用したのもプレジールの中字Mとガラスペンです。

紫みのある暗い灰色のように見えます。

万年筆で書くとくっきりとした濃淡が現れました。色が淡い部分でも紫ではなく灰色のように見えます。くすみが強く現れているのかもしれません。

銀座マジックアワー×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER

MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。

こちらの文字もプレジールの中字Mとガラスペンで書いています。

紫みのある黒に発色しています。万年筆で書いた文字はやや灰色のようにも見えますがガラスペンで書いた文字はほぼ黒です。

インクをよく吸う紙のため色が濃く発色しています。

銀座マジックアワー×ぬりたくり絵

ぬりたくり絵にインクを塗りました。

ぬりたくり絵は一見すると真っ白な紙ですが、その紙には水を弾くインクで印刷された図案が印刷されており、上から水性の万年筆インクを塗りたくることで絵や文字が浮かび上がります。

繊細な幾何学模様を描くことで有名なたまづきさんがデザインしたカードを使用しました。

色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったのでかなりラフにインクを塗りました。

くすみの強い紫に発色しています。やや赤みのある紫色です。

ぬりたくり絵に塗った場合はインクが濃い部分でも黒ではなく紫色に見えます。

まとめ：銀座マジックアワーは都会の夜のような紫インク

銀座マジックアワーはくすみの強い紫色のインクです。

紙との相性次第で黒のようにも発色するので普段使いしやすい色だと思います。

イベント限定インクのため入手機会は限られますが、チャンスがありましたらぜひ試してみてください。