見出し画像

千鳥ヶ淵の桜 フェリスホイールプレス×ペーパーツリー Chidori Cherry Blossom  Ferris Wheel Press × Paper Tree

今日はフェリスホイールプレスとペーパーツリーのコラボインクである千鳥ヶ淵の桜というインクの紹介をします。

Paper Treeは九段下に店舗を構えるステーショナリーショップです。

カリグラフィーグッズを豊富に取り揃えており、店内でのカリグラフィーのレッスンが頻繁に開催されています。

こちらのお店の10周年を記念して作られたインクの1つが千鳥ヶ淵の桜です。インクメーカーであるフェリスホイールプレスとのコラボで作られました。とても淡い桜色のインクです。

フェリスホイールプレスの作る淡い色のインクは読めるか読めないかの絶妙なラインを攻めているものが多いので結構好きだったりします。

桜色にピンクゴールドラメ

ピンク色のインクにローズゴールドのラメが入っています。淡いピンクに細かなラメが輝く様はその名の通り満開の桜のような色合いです。

千鳥ヶ淵の桜×トモエリバー/クリーム

トモエリバーに書いたもの

トモエリバーはにじみやかすれが起きにくいという特徴を持ち、しっかりとした書き心地をしています。今回はクリーム色の用紙を使用しました。

インク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はガラスペンの中字Mを使って書きました。

穏やかで淡いピンク色です。色の淡い部分は白と同化しそうになっています。視認性は低いインクです。

しかし「千鳥ヶ淵の桜」を表現していることを踏まえると日本の桜らしい控えめさや可憐さが表現された美しい発色をしていると思います。

千鳥ヶ淵の桜×iroful/イロフル

イロフルに書いたもの

iroful/イロフルという紙はインクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現できる特徴を持ち、しっとりとした書き心地をしています。

こちらもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はガラスペンの中字Mで書いています。

ほんのりと灰色のニュアンスを感じるピンク色になりました。落ち着きのある淡い色です。

色が淡過ぎるため遠目から見ると文字が欠けているように見えます。濃淡がしっかりと味わえますがお手紙を書くのには不向きかもしれません。

千鳥ヶ淵の桜×10 グラフィックに適した用紙

10 グラフィックに適した用紙に書いたもの

グラフィックに適した用紙はスライド式リングレスノートであるSlideNote(スライドノート)のリフィルとして発売されているケント紙です。絵を描くことに適した用紙ですが万年筆で文字を書くと滑らかな書き味が楽しめます。

こちらの文字に使用したのもインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はガラスペンの中字Mです。

少しオレンジみのある淡いピンク色になりました。

今回使用した紙の中では一番インクの濃淡がしっかりと現れましたがそれ故に視認性がとても低いです。人によっては文字が全然読めないのではないかと思います。

しかし日本の桜が持つ「儚さ」が表現された綺麗な色合いになりました。

千鳥ヶ淵の桜×MEETS TAKEGAMI A4 PAPER

竹紙に書いたもの

MEETS TAKEGAMI A4 PAPERは100%国産の竹で作られたサスティナブルな紙です。一般的な紙と比べて表面にわずかな凹凸があり、個性的な書き味をしています。

こちらの文字もインク名はカリグラフィー用のつけペン、文字はガラスペンの中字Mで書いています。

書いた文字は柔らかで少しくすんだ桜色をしています。

インクの色が濃くなりがちな竹紙を使用してもインクの色がかなり淡いです。

千鳥ヶ淵の桜×ケント紙

ケント紙に塗ったもの

ダイソーのKENT PAPER(ケント紙)にインクを塗りました。

はがきサイズで厚みがあるので絵を描いたり色見本を作ったりするのに便利で重宝しています。

色の濃い部分と薄い部分を楽しみたかったので水筆を使ってラフにインクを塗りました。

色の濃い部分は赤みのある落ち着いたピンク色です。色の淡い部分は白飛びしてしまいました。実際には淡い桜色をしています。

少しくすんだ色合いに見えますが実際にはピンクゴールドのラメが輝いており華やかです。

まとめ:千鳥ヶ淵の桜は儚さのあるラメインク

千鳥ヶ淵の桜は淡く落ち着いたピンク色にピンクゴールドのラメが入ったインクです。

ラメインクはラメの力でゴージャスに見えることが多いのですが千鳥ヶ淵の桜はラメのおかげで儚さが増している珍しいインクです。

文章を書くのには適さないのかもしれませんが控えめで落ち着きのあるピンク色がふわりと散る桜を彷彿とさせます。

もし機会がありましたらぜひ試してみてください。

よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートは勉強代にさせていただきます。